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#エッセイ
【逆噴射高梨蒼】逆噴射小説大賞を振り返り、おれはおれを知る
おれだ。高梨蒼だ。
おまえは逆噴射小説大賞という熱い熱いMEXICOをサヴァイヴし、息て11月を迎えた。銃撃戦で危機にさらされ、きけんなパルプ成分弾丸で頬を切り、額に穴をあけたおまえは、死んで生き返ったのだ。マサルやリーゼは「自分は一度死んだのだから怯えるのはおかしいことだ」と笑ってのけたが、おまえも…少なくともパルプの荒野では…すでに何度も死んだ。あとは笑って前に進め。
おれはパルピックさの
【蒼混記】あの瞬間を目指して /「ニンジャスレイヤー」「映画大好きポンポさん2」より
物語には「魅せ場」というものが基本的にあるもので、それは時として「それ単体」で降って来たり、湧いて出たり、光り輝いたりする。
創作を生業とする/したい僕らは、そういう断片をキャッチして、「それ」へ辿り着こうとする。「それ」を形にしたくて、一瞬の瞬きを求めて、手探りで荒野あるいは大海はたまた天空を彷徨う。
そうして出来上がった作品は、時に「これが”それ”か」と、絶対的な説得力を以て読者、観客に感