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さるうさぎの生きる道

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小学生時代に執筆した小説です♪
運営しているクリエイター

#動物譚

#1 さるうさぎの生きる道

はじめに 時は、XXXX年。 あるところに、沙留卯(さるうさ)という生物がいた。それは猿と兎…

Luna
2年前
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#2 さるうさぎの生きる道

「どうしたの、ウッキー。しずんだ顔してさぁ」 猿江(さえ)が言った。 「なんでもないよ。…

Luna
2年前
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#3 さるうさぎの生きる道

友達がいなくなった沙留卯 「おはよう。」「おはよう、猿江(さえ)。」 ある朝、沙留卯(さ…

Luna
2年前

#4 さるうさぎの生きる道

先生が沙留卯の後ろ姿を見て、 「山中さん、ちょっと来てくれる?」 と言って、沙留卯の返事も…

Luna
2年前
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#5 さるうさぎの生きる道

あのうさぎ あのことがあって以来、沙留卯は不登校になった。 沙留卯がいなくても、別になん…

Luna
2年前

#6 さるうさぎの生きる道

初めてのこと それから家に入ろうとすると、大きな音がした。私はお母さんに近づいた。 見てみ…

Luna
2年前
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#7 さるうさぎの生きる道

猿卯新聞 あの葉っぱを開いてみると、「緊急!猿卯新聞 6月17日」と書いてあった。今日は6月27日。 「こんな新聞、うちには来てないわ。」 とお母さんが言った。 次の行を見ると、もっとびっくりした。小見出しには、「うさぎ連れ去られる」とあったのだ。 「何でこんなに重要な新聞が来なかったんだろう。」 沙留卯(さるうさ)が言うと、お母さんが、 「きっと、届け忘れたんじゃない。」 「それじゃあなぜ、あのうさぎが新聞を?」 「…」 お母さんは黙り込んでしまった。そして

#8 さるうさぎの生きる道

島上 宇幸姫(しまかみ うさひめ)の家 あの新聞を見てから2匹は「嘘だよね。夢でも見ている…

Luna
2年前

#10 さるうさぎの生きる道

謎のうさぎと村のうさぎ 家のそばののっぽの木の下にうさぎはいた。そして、睨みつけながら、 …

Luna
2年前
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特集編 さるうさぎの生きる道(#1~10)

いつも読んでいただき、ありがとうございます✨ Runaと申します(_ _) 私事ですが、Noteに順次…

Luna
2年前
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#11 さるうさぎが生きる道

告白1 あれから2人は家に帰ったが、ずっと黙ったままだった。すると、お母さんが急に、 「…

Luna
2年前

#12 さるうさぎが生きる道

告白3 ーーそれでも2人(1匹と1羽)は何回も頼んだ。そして、やっとこんなことを言ったの…

Luna
2年前
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#13 さるうさぎが生きる道

安らぎの瞬間(とき) 沙留卯(さるうさ)は布団に入って、つくづく思った。身近だと思ってい…

Luna
2年前

#14 さるうさぎが生きる道

告白4 それは、雨がざんざんぶりに降っている日の11時頃。猿たちに見捨てられた山中家では、昨日の続きの話が始まろうとしていた。 「沙留卯(さるうさ)、お昼からなんだけど、昨日の続きを話すね。」 ーーあれから二人(一匹と一羽)は、また家に戻り、美絵の部屋へ入っていった。 「猿希さん、なんでそんなこと言えるの。まさか、私のこと、本当に愛していないの。どうなのよ!」 と涙まじりで言った。 「僕はただ、ただ……」 「ただ何よ。私、猿族になってもいいの。もし、あなたが私のために止めた