マイクロアグレッションが生む差別 当事者が声高に叫ぶ禍災/支援者が意識する災禍
こんにちは。ゆらりです
今回は、前回の記事を書きたかったのは何故なのか?を書いています
上記の記事は、発達当事者の方が「動画の前半部分、優しさに見えるマイクロアグレッションに感じる」というyoutube動画の感想をSNSで投稿していて
私がその感想に興味を持って、動画を見て「え?!これがマイクロアグレッションなの?」という驚きがあったので書いたモノです
記事の後半に、超方向音痴な私とMさんの「待ち合わせエピソード」を書いています
この記事を読んで頂いた人から、感想を頂きまして「ああ、私が書きたかったのは、これか…」と明確に腑落ちしました
もしかしたら、当事者じゃないとわからない感覚かも知れません
もしかしたら、「マイクロアグレッション」を勉強してる方はハッとするかも知れません
必要な人に届きますように
下記の感想(要旨)を頂きました
・ゆらりさんの待ち合わせエピソードは、色んな人が居る事は前提として、マイクロアグレッションとは捉えないと思う
・動画は微妙なラインだと思う。貴女のエピソードとの大きな違いは「相手の意思を確認しているかどうか」
・動画では、相手が困っている状況に遭遇した人が「あなたが求めているのはこれでしょ」と勝手に決め付けて勝手に行動してしまっている
そんな所が相手を無力な者と決めつけて、自身が優越感や自己善良感を感じる為の一方的な振る舞いとして、見る人によっては映る場合もあるかも知れない
・ただ、あれこれ考え過ぎて結局手を貸せなくなる私のような人間からすると、相手に微妙な気持ちを与えてしまうかも知れなくても、自然なお節介が出来る人の存在は大切かな、と思う
この御感想を頂いて「ああ…そうか」と思ったんですよね
優しさが壊された,殺伐としている世界で生きたくない
私と会うと腫れ物扱いをする人が居るんです
特に「支援者」というカテゴリに属して、恐らく勉強熱心な人(苦笑)
もちろん、私も当事者に「当事者です」と言われたら「病院に行った、という事は何かしらの困り事があるorあったんだなあ」という意識は持ちます
それよりもワンランク上の警戒心を感じる時があります
実際に支援業の方から「聞きにくい事ですが、困っている事は何ですか?」と枕言葉に「聞きにくい事ですが」と付けて聞いてきた方が居ます
確かに、初対面の30秒で「〈発達障害者〉という事を気にしている人か否か」の判断は難しいでしょう
その方と私、2時間はリアルで話したんですけどね?
*
多分、〈発達障害者〉を意識し過ぎている人
マイクロアグレッションを意識し過ぎている人って
記事の後半の、私とMさんのエピソードのやり取りが出来そうにないんですよね
当事者って「得意と苦手の差が激しい」と言われているから、私に「超絶方向音痴」を意識させちゃマイクロアグレッションかな~、とか考えて
私は困っていても、声を掛けて貰えない世界で生きていく羽目になるのかな?
ヘルプマークを持っていても、道で迷ってキョロキョロしていても
遠巻きから黙って誰からも見過ごされる世界で生きていく羽目になるのかな?
マイクロアグレッションが優しさを駆逐してしまわないだろうか?
「困ってそうだから、声を掛けよう」が消えた世界になりはしないだろうか?
私はそれが怖くて、あの記事を書いたんだな…と、感想を貰って明確に気付きました
「私」と「あなた」の関係性を破壊する「マイクロアグレッション」
"マイクロアグレッション(自覚なき差別)は「特定の属性の人に対して、固定観念や先入観、勝手な解釈を持ち、無意識に発した言葉や態度が、否定的なメッセージとなり、相手を傷付けたり、ストレスを与えること"
〈特定の属性の人〉って、何処に存在していますか?
「あなた」は〈誰〉と話していますか?
「あなた」は〈発達障害者〉が「症状を指摘する事は当事者が傷付く」と意識して
疲れ過ぎたら左右もわからなくなる、そもそも超方向音痴な〈発達障害者である私〉に
「目的地まで迷わない?」「何処までなら大丈夫?」と声も掛けないことは
優しさですか?
マイクロアグレッション(自覚なき差別)ですか?
*
「あなたの優しさ」が否定された,殺伐とした世界で
「私」は生きたくない
マイクロアグレッションという言葉に
「あなたの優しさ」を奪わせないで
参考
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