見出し画像

「13歳からのアート思考」|世界をひろげるオススメの本①

はい!BIGHIGHです。読書家ではないですが、読書を通じて新しい考えやインスピレーション、発見などを得て、ちょっと世界が広がった感覚が好きなボク。仕事のために読むこともしばしば。そんなボクが、最近読んで「ちょっと世界が広がった」オススメの本を1冊ずつご紹介していきます!

しなやかに、あなたの景色が変わる!

画像1

みなさん、アート・芸術・美術と聞いて、想像やイメージするものはなんですか?

絵画、彫刻、センスが必要、美しい、ピカソ、モネ、ゴッホ、ものづくり、なんだか難しそう、わかるようで分からない

この本、はっきり言って「アート(芸術)」がなんたるかを学ぶための本ではありません。

でも、アートという題材を通じて、

あなたがもっている、

「常識」や「正解」にとらわれず、

「新たな自分なりのものの見方・考え方」

「新たな自分なりの答えを見つける」

その方法をワークショップ形式で体感しながら身につけていける本です。

ボクは現代アートが好きです。なぜ好きかといえば、過去に比べて現代はアートの表現方法が多彩で、絵や彫刻だけでなく、デジタルも使って、ありとあらゆる方法、材料、素材で表現ができます。その無限ともいえる表現方法が自分にたくさんの気づきや発見、そしてインスピレーションをくれるので好きなのです。

一方、表現方法が現代よりも「乏しい」と感じる過去の美術については、あまり面白さを感じませんでした。

本を読んで、ある意味、自分が現代アートを好きであることを納得感をもつことができた一方、その自分の考えの範疇「自分にとっての常識」を越えた新しいものの見方を知ることができました。

結果的に、アートがなんたるか「も」学べる本です。(笑)

この「も」が重要なんだと思うのですよね。

ものの見方や考え方、そのテクニックなんかを体系的に知って、学ぶことは、他の本でもできると思います。

でも、この本を読むと、

アートという題材なくして、ものの見方や考え方を学ぶことはできないんじゃないかと思えるほど、アートが欠かせない題材なんです。

作者は、アーティストが作品を生み出す過程でしている

❶「自分だけのものの見方」で世界を見つめ
❷「自分なりの答え」を生み出し
❸ それによって「新たな問い」を生み出す

思考プロセスを「アート思考」と定義して、6つの作品を通じて、読者にこのアート(思考)の授業をしてくれます!

そう、作者はリアルに「美術の先生」なのです!!!

こんな先生に13歳のころ会いたかったなあ。

でも、大人になったいまだからこそ、この本(授業)が大切だと思います。大人のほうが経験が多く、だからこそものの見方が予測になりがちで、それだけ常識や決まった見方にとらわれてしまうから。

自身のこどもの絵を題材にしたこども美術館を記事にしましたが、

小さい子を見ていると本当に発想に富んだ、思いもつかない思考プロセスをします。

『ようやく子どものような絵が描けるようになった。ここまで来るのにずいぶん時間がかかったものだ。』(---パブロ・ピカソ)

経験則から結果を生み出す方法論では、きっとAIには勝てない。子どもの絵のように、常識や正解にとらわれない自分なりのものの見方ができることが、これからの時代、あなたの価値につながっていくのだと思いました。

とこの記事を書きながら聞いていたNewsPicsの「Rethink」で、パブリックスピーカーの山口周さんが、

答えは自分の内側にしかない
ビジネスマンこそアーティストであってほしい

まさに、本の内容とぴったりで、すごくしっくりきました。


13歳からのアート思考

13歳とかアートとかいう言葉に惑わされず、手に取って是非読んでほしいです。

思考がかわれば、景色がかわる。そして世界が広がる。確実に。そんなに難しくない本なので、休日に、芸術の秋に、読書の秋にもオススメですよ(BIGHIGH)

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?