優斗

Blue Mash

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最近の記事

だから僕は音楽を辞めない

訳あって、京阪電鉄 寝屋川市駅に行った。 僕は記憶と駅がよく結びつくタイプである。ここは自分が通っていた高校の最寄りであり、自分のホームのライブハウスの最寄りでもある。 夕方のホームは、制服姿の高校生で埋め尽くされていた。迷わず、弱冷房車の端の席に座る。高校生の頃のことは、数人の友人の事を除くと、正直あまり思い出せない。それほどには記憶が薄かったということか。 今日は夕方まで寝て、内見に行った。その後、友人の企画のインスタライブに出た。鉄風東京とペルシカリアとのスリーマン

    • 37.2

      大阪、金沢と2本ライブを終え、死んだように飲んだ結果、昨日はほぼ1日何もできなかった。 最近はギターを持ってステージに上がる時、ワクワクとか、ドキドキに類するプラスな高揚感よりも、尚更劣等感と焦燥感が入り混じった少し負の感情になる。忘れかけていたが取り戻せた。危ない。 「アドレナリン」という便利な言葉で片付けてしまいたい、目を逸らしたい感情。でも簡単にそれを片付けることが出来てしまった日には、多分俺はもうセンターマイクの前に立つ資格がないと思う。あの日、大きなステージ、パ

      • 明日やっとライブ 全部を取り戻したい この数週間でめちゃくちゃライブ観に行った あの時の俺を取り返す 奪い去る

        • 21歳のこと

          もう何もかも失って、絶望した日からどれぐらい生き伸ばせたかな。多分まだ1週間すら経ってない。 成人を越えているのに、「ご飯も喉を通らない」みたいなこと、まさか本当にあるとは。 人生終わった!と思った。あまりに悲しくて、涙すら出ない。地元の街にも、友達にも、思い出が染み付いてしまっているから、その場所に存在することが辛く感じて仕方なかった。この数ヶ月間で必死に貯めてた大事なお金を一気に下ろして、急いで家を飛び出して一人旅をした。 そこから数日経って、顔周りのヒゲが伸び切って

        だから僕は音楽を辞めない

          無題2

          マーガレットという曲がこの世に放たれた時、これは自分の人生をもしかしたら変えれるんじゃないかと思った。ずっと描きたかった楽曲が書けたことにも、普段ライブを観てくれている人の耳と心にこれが突き刺さることにも、もしかしたら景色が変わる可能性があるという事にもわくわくした。 でもバカ正直に言うとほとんど変わらなかった。 また期待して、また外れてしまって。何回も繰り返しているけれど、やっぱり慣れない。もっと届けるにはどうしたら良いかを一人ぼっちで部屋で考えてみる。深夜になる。 自分

          無題!

          やっぱり思うが、「みんなで肩組んで歌おー!」 ってのをどうしても手放しで肯定できないのは、 例えば1人ぼっちの部屋で恋人や家族や友人、お客さんのことを考えて心擦り切れて曲を書いている人が多いと思うから。いや半ば無理やり言葉とメロディーを紡いでいるからであり、自分に関しては限界になりまくって死にたくなって縋る様に夜中に曲を書いている人間として、どうしても手放しで肯定できない。 否、俺がインキャなだけか。それだけか。 いつか俺も明るくなれた日が来たら、その時の俺はみんなで歌い

          無題!

          2024.3.27

          21歳の誕生日、僕は名古屋の某中華料理屋で迎えた。紹興酒を覚えている限りでは8杯ぐらいは一気飲みして、そのままテオの運転で家に帰らせてもらい、朝起きて、電車で東梅田駅へ向かう。 東梅田駅には勝手な思い出があって、そこのベンチで真夜中に座っていた事を思い出した。駅の階段を上がって、小さな路地を通り抜ける。梅田クラブクアトロは東通りのはずれにあり、自分にとっては宿命のような場所だ。 リハ前に喫煙所でタバコを吸っていたら、大好きな先輩に遭遇。誕生日おめでとう!と言われ、カートン買

          2024.3.27

          明日から「ツアー」

          明日から、久しぶりに「ツアー」をする。 見放題ツアー、一応自分はバンドマンでもあるので、たった3本だけどツアーと名のつくものは全部特別な気持ちになる。初日の前の日の夜はいつも不安。 珍しく夜に、家の風呂に入りながら、明日からどういうライブをするか考えた。僕のバンドには2002っていう常に激動の居場所と大阪寝屋川といういつまでも変わらない場所があるから明日も頑張ろう という結論でいつもライブ前日は終わる。 最近、大好きなボーカリストに自分の歌を少し矯正してもらった。マイクも

          明日から「ツアー」

          髪型がダサすぎて、フロアから悲鳴が上がった話

          パーマを辞めた そもそも何故パーマにしたのか。様々な理由があるが、一番最初のきっかけは去年の11月の絶望に起因している。 僕は2週間後に控えた「東京ラストティーン」のMV撮影の為、髪を切ることにした。毎回のように散髪に失敗してしまう僕は、スタッフのテオに美容院を紹介してもらえるように頼んだ。 そして僕は、ハーフで、フランス人で、バーで女の子を口説こうとしてカラオケをすると全員爆笑してしまうほど音痴なスタッフのテオが通っている美容室を教えてもらった。指定された場所に向かう

          髪型がダサすぎて、フロアから悲鳴が上がった話

          夏(期講習)フェス(ティバル)

          JJ に出ることになった。 ネットでJJと略されていて、完全に茉莉花ジャスミンやん!と思った。 JAPAN JAM2024 今日一斉に僕たちのバンドも先輩も後輩も発表になってた。起きたらすぐ発表の時間で、Twitterをぼーっと見てると、みんなが憧れのフェスです!みたいなことを書いていて そうなのかー。と思った。 そもそもTwitterは改名する必要なんかなかった。 君は君でいいし、TwitterはTwitterでいい。 マイヘアが「140字のX 400円の牛丼」と言い始

          夏(期講習)フェス(ティバル)

          松山でのこと

          昨日、愛媛県松山市でのライブで、コードを鳴らして 目を閉じたら勝手にメロディーと歌詞が浮かんだ そして今聞いても、全く嘘偽りのない気持ちだった いつもはなんとなくメロディーを決めたりMCを決めたりしてステージに上がる。でもこの日はいつもよりも少し小さなライブハウス。柵もなかった。 リハーサルをしてみて、自分の声があまり聞こえず逆になんとなくもうここは感性でやってみるか!と思ってライブに臨んだ。なのでほぼ何も考えずにステージに上がることになる。お客さんの距離が近くて、声に熱が

          松山でのこと

          2.12

          2/11はセカランでライブがあった。 前日京都ミューズのライブとは裏腹に、ダークかハッピーかで言うと、少しハッピーな感じだったかもしれない。ただかなりよかった。それこそ前日の打ち上げで迫り来るボーカルの宿敵テキーラショットと、大好物 紙タバコを回避することで、怒涛のライブ日程にも関わらず、しっかり歌うことが出来た。 後悔が一つだけあって、良いライブをしたのに動画を撮ってなかった。荒川ソラがまた同じぐらいのライブやればいいだけっしょ!って酔っ払って言ってた。酔っ払った時の強気

          拝啓急に居なくなった君へ

          4:52 御堂筋線の乗り場に向かう くるりもグッナイ小形もplentyも 今だけはいらないし 自分勝手だけど 多分、音楽は本当のことは何も分かってくれないし 大体のことは結局、自分が悪かったりする。 で、そんなことを考える自分こそが悪かったりする 我ながら時間をかけて、決まらなくて2回も頭を洗ってやり直してやっとの思いでセットした髪の毛で もらった服は洗濯していたので 今持っている1番綺麗な服で 正月にクリーニングに出した綺麗な靴で歩く 最強状態の自分が、最悪状態で歩

          拝啓急に居なくなった君へ

          真っ白な光 真新しい朝

          まずはこの数日間、ライブに来てくれた皆様ありがとうございました。メンバーもスタッフもありがとう。帰り、げんげんに運転席を明け渡してからの記憶が一切なくて気づいたら家でした。 遠征から帰ってきたら、いつも生活時間が不規則になる。今日は寝まくったせいで、今0時20分なのにまだ昼ぐらいの感覚。 1人でサウナ行くかー!と思ったけど風邪引きそうだったのでやめてレコーディングが近いので編曲作業にとりかかる。数年前なら一日中寝て、ゲームして、お菓子食べて、酒飲んで、明日から頑張ろう〜と

          真っ白な光 真新しい朝

          勿論

          もちろん自分の歌を歌ってるし、自分が見たもの感じたもの、街、人や、空気を歌っているけれど 自分のためだけに歌ってるってのは 絶対そんなわけないと思った パンパンとはお世辞にも言えない日は こういう大事なことに気づく 今日もありがとうございました

          【ライナーノーツ】このまま僕らが大人になっても

          なんとなく過ごしていた生活の中で、 気づけば日々に置いていかれそうになった。 汚れたスニーカー解けた靴紐で歩きながら、「そりゃそうなるよな」と呟く どこを探しても永遠なんてないし、くだらないことが多すぎる。馬鹿らしい、情けない。 でも大丈夫 君を抱きしめていたら16歳の僕に戻る。 16歳の夏、何もなかった春と夏 焦燥感と劣等感だけが首筋からこぼれ落ちる感覚。 ただただ渇いていた秋 何かが始まる予感がした冬 もちろん、これらはすべて、 君と出会うよりずっと前の話。 でも何

          【ライナーノーツ】このまま僕らが大人になっても