かずとも | 運動器リハの知恵袋

運動器リハの知恵袋、略して運知。う○ち🙅理学療法士。運動器•脊椎分野が専門です🦴 大学…

かずとも | 運動器リハの知恵袋

運動器リハの知恵袋、略して運知。う○ち🙅理学療法士。運動器•脊椎分野が専門です🦴 大学院卒・世界理学療法学会発表・論文や本の執筆ちょろっと🖋 MSc/運動器・補装具認定PT/フレイル対策推進マネジャー/協会指定管理者(上級)/ビジネスマネジャー®

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いま思うこと

わたしは現在、理学療法士(リハビリ技師)として総合病院で勤務しています。 その中でこれまで、多くの患者さんの治療や療法士の指導に携わってきました。 しかし、日々の業務の忙しさのなかで、患者さんや後輩に対して十分に時間をかけて教えてあげられていないような気がしていました。 リハビリの治療は1回20分(1単位と言います)が基本となります。 その20分のなかで患者さんの症状を聞いて、身体の様子をチェックして、そしてリハビリを行う。 「もっと話をしっかり聞いてあげられたら…」「

    • 運動器リハ 1.0の教科書✏︎第5章【手術記録の読み方】

      第5章では,手術記録の読み方について解説していきます。 術後の患者さんであれば,介入前に医師によって書かれた手術記録を見ることが多いと思います。その時に何を読み取っていますか? 疾患によって押さえておくべきポイントは異なってはきますが,【画像の読み方】と同様に手術記録を読む際の「基本の作法」を知っておくことが大切です。 『手術記録の読み方なんて教わったことがないから漠然と眺めていた。』 『手術記録をきちんと確認して介入するようにしている。でも正直リハビリに生かせていない

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      • 運動器リハ 1.0の教科書✏︎第4章【画像の読み方②】

        【画像の読み方②】ではCTとMRIをさら〜と簡単にまとめます。 ご興味があれば参考程度に読んでみてください。 それではいきましょう! ☑︎ CTの読み方・CTの基礎  整形外科領域の画像診断は単純X線撮影が基本であり,必要に応じてCTやMRI,超音波検査, 核医学検査などが施行される。なかでもCTは放射線被爆の問題はあるものの,低侵襲でかつCT装置の機能向上によって短時間で多くの情報を得られるという利点がある。医師はMRP像や3D-CTを有効に活用し,診断や手術計画の精

        • 運動器リハ 1.0の教科書✏︎第4章【画像の読み方①】

          第4章では『画像の読み方』特に単純X線の読み方についてまとめていきます。 ここでは「膝の〇〇疾患では,こういう所見があると〇〇である」みたいなHow toの知識は取り上げていません。 そういった知識が欲しい方は,申し訳ないですが,このnoteを読んで頂いてもご期待に添えません。 ここでお伝えしたいのは『画像を読む作法』です。 画像を読む前に押さえておくべき基礎知識(濃度分類,撮影肢位・条件 etc)や,実際に画像を読む順番(ABCs)を知っていることが重要です。 その上

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          運動器リハ 1.0の教科書✏︎第3章【組織の治癒過程を知る③】

          第3章【組織の治癒過程を知る③】では,関節軟骨の治癒過程,血管の治癒過程,神経の治癒過程,半月板・関節唇の治癒過程についてまとめていきます。 少しマニアックな内容になりますが,第3章の最後のパートになります。 【組織の治癒過程を知る①】,【組織の治癒過程を知る②】が少しでも役に立ったと思われる方は,ぜひ試してみてください。知ると面白くなってきます。 それではいきましょう! ☑︎ 関節軟骨の治癒過程・関節軟骨の解剖  関節軟骨は,コラーゲン線維(15〜22%)とプロテオ

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          運動器リハ 1.0の教科書✏︎第3章【組織の治癒過程を知る③】

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          運動器リハ 1.0の教科書✏︎第3章【組織の治癒過程を知る②】

          第3章【組織の治癒過程を知る②】では,靭帯・関節包の治癒過程,腱の治癒過程についてまとめていきます。 前回に引き続き,実際にリハビリを行う機会の多い組織たちです。 靭帯と関節包は組織学的には同様の構造と捉えられることが多いので,まとめて理解すると良いです。 腱についてはここでは,腱実質部・腱骨移行部・筋腱移行部の3つに分けてまとめています。腱のどこで損傷するかによって治癒の過程が異なるためです。 リハビリ機会の多い靭帯や腱の解剖・治癒過程が理解できると,バタバタするこ

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          運動器リハ 1.0の教科書✏︎第3章【組織の治癒過程を知る②】

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          運動器リハ 1.0の教科書✏︎第3章【組織の治癒過程を知る①】

          第3章では『組織の治癒過程』を勉強していきます。 “組織治癒の理解なくして正しい運動器リハビリテーションはできない” と言っても過言ではないぐらい,組織の治癒過程を知ることは大切です。 組織がいつから・どのように・どの程度修復していくのか,を大まかに知っていれば患部の安静が必要か,運動していっても良いかなどを判断できるようになってきます。医師の指示があればそれに準じて行いますが,いつも細かい指示をもらえるわけではありません。医師とコミュニケーションを取ってリハビリを進める

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          運動器リハ 1.0の教科書✏︎第3章【組織の治癒過程を知る①】

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          運動器リハ 1.0の教科書✏︎第2章【可動域制限を知る】

          第2章は関節可動域制限についてです。 Q.関節可動域制限と拘縮の意味は同じ? Q.強直って言葉も聞いたことあるけど何やっけ? Q.可動域制限には何種類ある? Q.不動2週間で制限になりやすいのは筋と関節包どっち? 『なんとなく分かっているけど,誰かに説明するには少し自信ない。』っていう方は是非,読んで欲しいです。 関節可動域制限というものは,療法士にとって密接な問題であり,その分だけ頭を悩ます機会が多いです。 でも意外と関節可動域制限について知らないまま治療してしまっ

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          運動器リハ 1.0の教科書✏︎第2章【可動域制限を知る】

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          運動器リハ 1.0の教科書✏︎第1章【運動器障害とは】

          第1章では「運動器障害とリハビリテーションの大きな考え方」についてまとめています。  運動器リハビリテーションの考え方としては損傷組織の治癒過程に基づいた必要最小限の不動期間の設定および可及的早期の運動を実践することが基本であるといえます。この考えのもとで適切なリハビリテーションが提供できれば,損傷組織の治癒は妨げず,拘縮や筋萎縮などの二次的合併症を可能な範囲で予防することができます。 運動器障害とリハビリテーションの考え方 運動器を構成する組織には,骨,軟骨(硝子軟骨,

          運動器リハ 1.0の教科書✏︎第1章【運動器障害とは】

          運動器リハ 1.0の教科書✏︎第0章【序文】

          Dear ・臨床実習を控える学生さん ・先輩に負けたくない若手療法士 ・改めて勉強したいベテラン療法士 こんにちは。すぱいんです。 運動器一筋で10年間リハビリをしてきた私が、いま伝えたい運動器のことをまとめました。 いろんな勉強や経験をしてわかったことは、「いつでもこれが正解!!...なんて治療はない」っていうことです。 若手の頃は「自分が一番治せる」「この治療したから良くなった」そんな風に思っていました。 でも少しずつ経験を積むと、その自信がだんだん薄れて、本当に何

          運動器リハ 1.0の教科書✏︎第0章【序文】

          『触診のための筋肉NOTE』

          これから学ぶ学生さんや若手療法士に活用してもらえるように 「筋の起始停止、支配神経、作用」をまとめました。 主に触診できる筋を中心にピックアップしています。 学校でのテストや国試対策、臨床に出てからの振り返りに使えるかと思います。 お役に立てれば幸いです。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

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          『触診のための筋肉NOTE』

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          試し読み『触診のための筋肉NOTE』

          療法士が必ず覚えなければならないもの。 筋肉の起始停止、支配神経、作用。 これをまとめたものを作成しました。 これから学ぶ学生さんや若手療法士に活用いただけると嬉しいです。 内容を一部公開いたします。

          試し読み『触診のための筋肉NOTE』

          『運動器リハ 1.0の教科書』 目次編

          教科書の目次です! 運動器リハに欠かせない基本です。 HOW TOではなく、考え方を伝えたいです。

          『運動器リハ 1.0の教科書』 目次編

          『運動器リハ 1.0の教科書』気合入れて作成中です! 次は目次を公開します!

          『運動器リハ 1.0の教科書』気合入れて作成中です! 次は目次を公開します!

          運動器リハ1.0の教科書

          これまで勉強してきた運動器リハの基本を教科書風にまとめました! そして、こだわりの表紙も完成しました! そうです。。。何事もカタチから入るタイプなんです。 教科書にまとめたことは最新の知識ではなく、基本の『キ』の知識や考え方です。 でもこれって意外と学校や先輩から教わっていない方も多いと思います。 『運動器リハ 1.0の教科書』が学びたいと思う方のお役に立てれば幸いです。

          なんちゃら2.0ってやつ。

          最近よく目にする〇〇2.0というワード。 すごい聞こえがよくて、なんかいい感じします。 実際にどんなものがあるか見てみると、 『お金2.0』 『仕事2.0』 『動画2.0』 『糖質制限2.0』 『ビジネスモデル2.0』 『出会い2.0』 『女子会2.0』 『フリーター2.0』 (女子会2.0・フリーター2.0、個人的にかなり気になりますが、大きく脱線することが予想されますので見なかったことにします) 書籍となっている物だけでも、こんなにたくさんありました

          なんちゃら2.0ってやつ。