陸奥話記

パイロット訓練生。必死に空を飛ぶ練習をしています。 訓練で感じたこと、ランニング、読書…

陸奥話記

パイロット訓練生。必死に空を飛ぶ練習をしています。 訓練で感じたこと、ランニング、読書、航空時事、グルメ、なんでも書きます。価値ある日々を、文字に。

マガジン

  • 大学4年生の時に考えていたこと

    自分が大学4年生の時に考えていたこと。

最近の記事

パイロットになりたい自分の根底にあるもの、それはチーズなのかもしれない。

1年以上もnoteを更新していなかった。 大学生だった私は、パイロット訓練生になって、同期たちと空を目指している。 2ヶ月もすれば、初めて、夢にまで見た大空に飛び立つ。 いよいよだ。そんなタイミングである。 そんな中、中学の友人と話をする機会があった。 そこで多くを語り合った時、明確に溢れる気持ちがあった。 「書きたい」 今後は、パイロット訓練に向かう気持ち、感じたこと、思ったことなど、 空への気持ちを文字にしていきたいと思う。 大学4年時のマガジンと、 空を目指すマ

    • 下地島空港で、飛行機を撮る

      この写真を見て欲しい。 自分が撮った写真 悔しさの中での納得感。 これが自分の感情だ。 下地島空港、滑走路17。 パイロット関係の方なら、ご存知の方も多い場所だと思う。 澄んだ海が、まさに最終進入のその舞台だ。 新しくカメラも買った身としては、是非ともここに着陸してくる飛行機を撮りたい。 だが。 使用滑走路は、風向きによって変わる。 その上、下地島空港に日中着陸するのは、現時点ではわずかに3便である。 2日に渡ってチャンスを狙ったが、最後まで機会に恵まれなかっ

      • 宮古そばが、美味しい

        宮古島で休暇中だ。 休暇、などと言っているが大学生というのは年中休暇のようなものなので、この表現は適切ではないかもしれない。 しかし、人生の中で見れば、確実にこの旅行は休暇だ。 眺めの良い滞在型リゾートホテルに泊まり、自炊もしつつのんびりと過ごしている。 さて私は、宮古そばが美味しいということを伝えるためだけに、このnoteを書いている。 説明はいらないくらいだろう。美味しそうだ。 自分が思う宮古そばの魅力は、その"ノンギルティ"にある。 この旅行で4杯食べているが、お

        • 突然、車の免許を取りたくなった話

          飛行機の操縦をしたい、という強い気持ちがある。 もしパイロットへの挑戦の道がなければ、鉄道会社で列車の運転士をしたいと考えていた。 それほどまでに、乗り物を操ることに興味がある。 しかしなぜか、車の運転には興味はなかった。 なぜだろうか。改めて文字化したい。 まず、車への苦手意識がある。 小さい頃から始まり、今に至るまで、車に乗るとかなりの確率で酔ってしまう。 電車や飛行機では滅多に酔わないが、車の場合は短時間でも、酔う。 そして、事故のリスクが高いように思えてしまう。

        パイロットになりたい自分の根底にあるもの、それはチーズなのかもしれない。

        マガジン

        • 大学4年生の時に考えていたこと
          59本

        記事

          久しぶりに飛行機に乗って気づいたこと

          昨日、久しぶりに飛行機に乗った。 スカイマークで羽田から下地島へ。 初めてスカイマークを利用した。 まず、やはり驚かされるのが定時運航へのこだわり。隣のスポットの飛行機も、自分の乗る飛行機も、出発時刻の2分前には飛行機が動き出していた。 機内アナウンスでも、定時運航率のことを誇らしげに伝えていた。"これからもお客様のお時間を大切にし"とある。なるほど、そうやって伝えるのか、と思った。 また、もう1つ気づいたことがある。 パイロットの方も、キャビンクルーの方も、搭乗口から機

          久しぶりに飛行機に乗って気づいたこと

          他人の遅刻を許せるか

          かなりの真面目だ。 特に、時間を守ることとお金に関するやりとりには細心の注意を払っている。 遅刻は絶対にありえないし、お金を借りて返さないのも言語道断。 こういう強い気持ちで生きてきた。 もちろんこれは大事なことだろう。 ここに関して異論を唱える方はあまりいないのではないか。 では、他人のこのような行動対して、どう考えるか。 そこは意見が分かれるのではないか。 私はこれまで、こういう行為をしている人を許せなかった。"そういう人だな"と思い、それなりの付き合いをすることに

          他人の遅刻を許せるか

          南風運用を、撮る

          昨日、羽田方面の用事があった。 デッキに行くと、思わぬ方向から飛行機が飛んでくる。 そうか。夏ではないが、南風運用なのか。 そう気づいて、撮影をしようと決めた。 素人だし、見せられるような出来ではないが、これも自分の記録だと思うので、このような形で記しておきたい。 普段とは違った背景での着陸。なんだか新鮮だ。 スカイツリーと絡めると、こんな構図になる。 22からの離陸を真下から見られるのも、大きな魅力だ。 スターフライヤーの黒い機体に光が反射する。 ファンタジアが

          南風運用を、撮る

          LINEの返信のタイミングに関する個人的な考え

          LINEというのは、不思議な言論空間だと思う。 多くの人が似たような意見を述べているはずだからあまり詳しく言わなくてもいいかなと思うが、"既読"システムの功罪は、自分としても気になるテーマである。 さて、今回はLINEの返信のタイミングに関する、自分なりの信条を記してみたい。 完全に個人の意見だし、なにかすごいことを言うわけでもないが、こうやって言語化することで新たな自分に出会えると思っている。 前提として、私はLINEが好きだ。 男性だとLINEを好まない人も多い気がす

          LINEの返信のタイミングに関する個人的な考え

          パイロットの保険になるような仕事とは

          パイロットになると心に決めているが、現在の世の中を見ていると、安心などできない。 就職できるか分からない。 そしていつクビになるか分からない。 そういう認識でいたほうがいいと思う。 特に海外で活躍することもあり得るわけで、そうなれば尚更クビになるリスクは高いという。 訓練に全てをかけるのはもちろんであり、何が何でも免許を得る覚悟だが、その時に就職枠がなかったり、あるいは就職したあとに需要が落ち込みクビになったりするのは、本人の努力とは別の部分が大きいと思う。 だから、今

          パイロットの保険になるような仕事とは

          安心させる伝え方 〜機長と科学者〜

          いい本を読んだ。 "心配学"という本だ。 なぜ人が、実際の確率以上に何かを心配してしまうのかというテーマだ。 テーマももちろん面白かったのだが、ある場面を想定した説明が、個人的には気に入った。 科学者が、どのようにして一般人にリスクを説明するかという話だ。 科学者が考えるのが、いかに誤解を生まないような表現で、物事を正確に伝えるかということだ。科学者である筆者が、その心境や意図を説明してる。 これはその通りだと思った。 面白かったのが、次である。 飛行機の機長のリスクへ

          安心させる伝え方 〜機長と科学者〜

          夕焼けの「最も良いタイミング」

          今日は夕焼けについて語ってみる。 別に今日、素敵な夕焼けを見たわけでもないのだが、「今日noteに何を書こうか」と考えたときに真っ先に思い浮かんだのだ。心の赴くままに書いていこうと思う。 自分は、夕焼けが好きだ。 何かの本で「夕焼けを見ると空襲を思い出すから大嫌いです。」と記されているのを見て、夕焼けをただ美しいものとして処理していいのか悩んだこともあったが、自分にとっての美しいものであることには変わらない。 定番は、住んでいる街の海岸から見る夕焼けだ。 太平洋側なので、

          夕焼けの「最も良いタイミング」

          飛行機に乗るためだけの旅行

          とある旅行を、予約した。 目的は、飛行機に乗ることだ。 よく、マイルを貯めるために飛行機に乗り、目的地で何をするわけでもないという人たちのことがTwitterなどで話題になるが、私はJALカードもANAカードも持っていないので、マイル目的ではない。 純粋に、飛行機に乗りたくなったのだ。 11月から1月にかけ、合計6つの旅行を企画している。飛行機にも6回乗る。 しかし、友人と行く旅行は基本的に値段を抑えるため、LCCを選ぶ。 そういう航空会社では、比較的小さな飛行機を運航して

          飛行機に乗るためだけの旅行

          記事のストック

          毎日noteを更新するにあたり、ストックを作った方がいいという考えに至った。 突然余裕がなくなる日がやってくる可能性はあるし、心のゆとりと生まれる。 だがnoteのストック、なかなかうまくいかないのである。 理論で考えれば、うまくいきそうだ。 ということ、私は、日々の生活で感じたこと、得たこと、経験したことを、いつか生かせるように文字にしたい。そういう目的でnoteを毎日更新している。 つまり速報性は求めていないのだ。 何年かあとの自分にとっては、今日の記事を今日投稿しよ

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          海岸で過ごす最高の休日 〜敢えて予定なしの日を作る

          私は基本、予定を詰め込む。 致し方ない部分もあるし、"予定がない日"よりも"予定が詰まった日"のほうが、生きている感じがして好きだ。 朝から晩まで外にいるのが普通であり、それが自分のやり方だと思っている。 しかし。 やはり人間だから、疲労は溜まっていく。 ここまで恐らく15日間ほど、毎日6時間を超える睡眠を取っていなかった。 さすがに疲れが溜まっていた。 ちょうど今日は、休息日だった。 予定を、何も入れない。 目覚ましをかけずに寝られるところまで寝る。 今日は起き

          海岸で過ごす最高の休日 〜敢えて予定なしの日を作る

          185系の魅力

          この電車、ご存知だろうか。 関東圏に住んでいる人なら、見かけたことがあると思う。 185系という車両だ。 昨日、JR東日本のプレスリリースで、この185系が定期運用から外れるという発表があった。 同時に、この車両を使っている湘南ライナーという朝晩の通勤用の列車も廃止され、特急「湘南」が新設されることになった。 前々から185系はそろそろ引退だと言われていた。 無理もない、1981-1982年に作られたのがこの車両だ。40年近く走り続けていることになる。 自分の年齢の2倍近

          185系の魅力

          自分の"中身"で勝負? 〜ティッシュ配りをしながら考えたこと

          ティッシュ配りのバイトをしている。塾のティッシュを駅や高校で配る。 朝が早いので生活のリズムが整うし、社会人になったらこんな経験できないのだからと思い、自分なりに楽しんで取り組んでいる。 もちろん、嫌な思いも経験する。 時々あるのが、睨まれたり舌打ちされたりするパターンだ。これは50歳を超えるくらいの男性サラリーマンに多い気がする。別に危害は加えていないのだから攻撃してくる必要もないだろうに…と思うが、そういう人なのだろう。 明らかに、人をバカにしたような目でみてくる人も多

          自分の"中身"で勝負? 〜ティッシュ配りをしながら考えたこと