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結局わたしは目的を達成しているのか。4年目にして振り返る転職動機とこれから。

どうも、Omyです。スタートアップの一人目広報のポジションに飛び込んでこの夏で3年半。タイトルの通り、結局わたしは転職の目的を達成しているのかを振り返ってみようと思います。

振り返る理由

1つ目はシンプルに、なぜ今ここで働いているのかを言語化し、動機づけすること。2つ目はこれからについて考えていくために役立てること。3つ目は、入社1年くらいで振り返るnoteはあるけど、3年以上経って転職動機を振り返る記事も誰かの役に立つかもしれないと思ったこと。この3つです。

何故、転職したのか。現職を選んだのか。

ということで、まずは当時の転職活動・2020年10~12月頃を遡ってみたいと思います。

自分の過去のnoteを読むところから。

ふむふむ、こういうことを軸にしていたらしい。
・やりたいことを選択できる環境
・働く時間の濃度
・働く仲間、働く環境からの刺激=自己投資

なんとなくわかるけど、えらいふわっとしたワーディングですね。内省。
このままでは今回のnoteの目的に生かせないので、iCAREを選んだ理由に置き換えてみます。

・やりたいことを選択できる環境

  • これから本格的に整えていくフェーズ

  • 「広報=○○」という固定概念がない(押し付けられない)

  • いいぞ、もっとやれ!という組織クレド(失敗を恐れるより、フタしないで挑戦する方が歓迎される)

・働く時間の濃度

  • ビジョン・事業への共感(=自分がより当事者意識をもてる課題)

  • チャレンジングかつ、学びたい・磨きたい仕事(=広報)

  • 上記2つがあるから、自分の選択を肯定し続けられる
    つまり、プライベートを多少に犠牲にしてでも「働く」ことを選択する自分を肯定できる

・働く仲間、働く環境からの刺激=自己投資

  • 成長期のスタートアップ

  • ビジョン・パーパスドリブン

  • いい意味で自分自身をプッシュし続けられる環境


前職では、広報という役割をもちながら、メディアやファンコミュニティの運営から活力をもらい、クラウドファンディングなどのプロマネなどで挑戦し続けることはできていたのですが、同時に組織の中で一人奮闘することが増えました。兼任がふえ、一つ一つが浅くなっていたことも要因で、前進している感覚がなかった。何か1つの側面でそうなったというより、事業や組織の状況、評価の仕組み、働き方など様々な要素と、自分の価値観のバランスがズレてきたからだと思います。そして何よりも広報により注力し、スキルアップ・バリューアップしたい気持ちが強くなっていました。

iCAREの面接の中で、環境へアプローチすることへの想いと広報という仕事のやりがい・可能性について語ったのは今でも記憶にあります。
健康関心層だけに情報を届けてきたことや、関心があっても行動が続けられない・自分を優先できない状況に陥っている中で「環境」に働きかけるアプローチに共感したしたこと。
広報は、面白く、奥が深く、難しく、挑戦のしがいがある仕事だからこそ極めていきたいという想い。excitingだが、demandingでchallengingだ、みたいに横文字で語っていて、当時の面接官(取締役)から「面白い」とフィードバックをもらっていたのもほんのり覚えています。

達成できていること

そんなこんなで、3年半がもうすぐ経過します。
この期間、「広報」というロールはそのままに、所属やミッションはどんどん変わっていっています。

Sales&Marketing部→Marketing部(部として独立した)→People Experience部(人事総務部)へ。広報も、事業広報からスタートし、社内広報、企業広報へ。

当時の目的に対して

当時の転職の目的に立ち返った時に、ちゃんとその目的を入社〜今まで達成できているのかという問いですが、達成していると言えます。

・仕事の時間を学びに変えること
・広報としての場数を積む・スキルアップ

相変わらずプライベートの時間で勉強時間を確保できない状況は続いていて(後述しますが一人子どもが増えたのもある)だからこそ仕事の時間こそ学びの中心。自分の働くモチベーションにもなっています。
そして、成長期のスタートアップに一人目で飛び込んだからこその「量」をこなす広報、量をこなしてきたからこそ「質」を求めていく広報、どちらも経験していて、相変わらず難しくチャレンジングなことには変わりないものの、一定自信をもつこともできました。

マイパーパスとのリンク

また、広報として・私自身を一定評価(?)いただくことによって、広報のロール×自分の強みを活かした組織へのコミットも増えたことは、次の「やりたいこと」を見出し続ける機会になっています。

例えば、社内広報・インターナルコミュニケーションのミッションです。いやいや、これも全く簡単ではないし難しいのですが、マイパーパス「誰もが”らしい"選択ができるよう後押しすること」に、思ってもいない形で接続できているのです。iCAREに入ってよかったと言われることとももちろん嬉しいのですが、その理由を分解した時に【自分らしく働く・働くことを楽しむ・働く場所を通して自分の人生の活力を得る】それを感じられているかどうかが影響しているならば、私個人としても嬉しいです。

広報パーソンとしてのものさし

正直、組織へのミッションが増えるたびに、例えばこの社内広報に関しては結構後ろ向きに捉えていました。ただ、今思うのは、事業広報や社内広報、企業広報、ミッションは異なるものの、最終的に達成したいことは同じだということ。顧客、求職者、社員、投資家、メディア・・・どのステークホルダーにどんなコミュニケーション戦術を実行しようとも、結果達成したいことは ”選ばれ続ける理由づくり”だと思っています。広範囲に関われるからこそ、より本質的な課題を見出すことができ、本当に経営が実現したいことのために広報としてアラインができる。この先も広報を続けていく中で大事なマインドや価値を認識できたことが、何よりも得られていることだと思っています。

この前社内で撮影してもらいました!

想定していなかったこと

想定していなかったこともたくさんあります。職種(事業広報)・組織・ドメインほぼ全部新しい環境に飛び込むのは精神的にもめちゃくちゃきつかった・・みたいな話から、日々の小粒の事象も含めれば、想定していないことの方が断然多い(笑)のですが、イベントベースでざっくりまとめると以下の感じ。

仕事@iCARE

  • 3年目を目前に人事総務部に異動したこと
    背景や仕事内容はいろんなところで書いているのでよければ
    取材記事社内広報とPTA社内報ラジオ

  • サスティナビリティ推進に関わることになった
    健康経営や女性の健康プロジェクトの推進、従業員エンゲージメント向上のための企画運営など

  • DEI委員長になったこと
    DEI推進に向けて課題を集積・審議する場の運営を目指して、目下立ち上げ中

プライベート

  • 3人の親になった
    手が足りない、時間さらにない、お金がかかる

  • 小学生、目を向けるところが変わった
    タスク消化から教育へ。自立を促しつつ、親として考えていくことが増えた。小学校低学年の預け先や長期休暇の過ごし方とか悩みが増え続ける。

  • 親の介護的な
    人様の「介護」と違って、限られた期間ではあったものの、骨折したり、病気になって手術や入退院が発生したり。子どもは育っていくけど、親との時間はますます制約が増えるので、これからの生き方考えさせられる。

プライベートの変化が結構大きくて、仕事とプライベートの両立、もっというと「働きがい」との両立は永遠のテーマだと悟っています。

複業

イベントか?という感じではありますが、ご縁あって今2社で関わっています。箇条書きにしづらいので、経緯と得られていることを書きます。

複業の理由は、広報としてのスキルアップと収入面です。ただ、仕事を受けるためにどこかに登録したり活動したりはなくて、プライベートや広報コミュニティのつながりの中でご縁があり、複業するに至ったという流れ。

学んだことを再現することもあればうまくいかなくてアンラーンすることもありますし、違う領域に関わることで自分自身のアンテナのはり方を変え、思考が柔軟になっています。インプット⇄アウトプットの場が増えることで成長を持続でき、iCAREでの仕事にも好影響を及ぼしていると思っています。会社の中ではひとり・または少数である広報ポジションですが、外を見れば優秀な方・尊敬できる方がたくさんいる。そんな方々と仕事をできるのはキャリアだけでなく、自分の人生でもプラスです。コミット量は限られているので時間的には「副業・サブ」ではあるのですが、私としては「複業」の気持ちで向き合っているつもりです。

認めてくれる会社も、複業先やそこで出会える方々にも感謝。

これから

iCAREに入って色々なミッションを経験しながら、複業でも関わりが広がっていき、広報は本当に面白いな〜とさらにこの仕事が好きになっています。個人的には、より「ウェルビーイング」領域に意識が向き、そのために働き方やDEIへの関心が強まっています。

また、こどもが増え成長を見守っていく中で、お金の大事さや自分のキャリアを磨くことの重要性を以前より感じています。今までは自分のために、という視点が強かったのですが「家族や子どもの未来のために」の視点。私が稼ぐお金も家計においてインパクトが少なくありません。そして、家族と向き合う時間を諦めないためには、「働き方」を選んでいくこと。そのためには、自分自身がもっと専門性を磨き、優位にキャリアを選択できるようになることは必要です。
とはいえ、出張や出社が増える夫の状況と目の前の仕事・家庭をどう両立させていくかは目下の悩みで、1週間が秒で終わる感覚の中を生きているのはいいのか悪いのか。理想の働き方は何か一つを選べば実現するものではないので、時間をかけてデザインしていくものなんだと思います。

つまりは欲張りですね。お金も大事、スキルアップ大事、柔軟性も大事・・・という(笑)

あと、これをどう受け止めるかは自分の中で消化できていないのですが、仕事とプライベートの境界線がなくなってきています。私はWORK is LIFEの価値観ではなくて、新卒1年目こそ違うかもしれないですが、基本的にはビジネスとプライベートを完全に分けてきました。つながることを敢えてシャットダウンする人間で、今もそういう期間を定期的に作ります。一方で仕事でも人生でも影響を受けるような方との出会いが増え、仕事⇄プライベートのエッセンスが双方に染み出してきているんですね。そこで生まれる機会に心地良さも感じることが増えてきて。これまでは、コントロールしようとしすぎていたけど、コントロールしないことで機会も生まれる。どうしたもんか・・・という感じです。

色々書きましたが、将来も考えつつ「今できる選択を楽しむ」マインドはずっと変わっていないので、公私の心地よいバランスと働き方を追求しながら、広報パーソンとして専門性を高めたい。その経験・スキルを社会課題やマイパーパスに接続させていきたい(現在進行系ですが)、というのが私のこれから描いていることです。

整理できたので、今回のnoteの記事の目的の半分は達成しました。あとは、誰かの役に立てれば・・・
最後までお読みいただきありがとうございました!




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