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ピル飲むのがめんどくさいのでカナダで腕にインプラント入れてもらった話③ダウンタイム、不正出血、費用

インプラントを入れた日の様子はこちら↓

こうして腕の中の小さな棒との共生が始まった。


傷の経過、ダウンタイム

※血は出てきませんが、軽度の痣が写っています

翌日
かすかな鈍痛を感じるくらい。生活に全くの支障なし。
包帯ぐるぐるの跡がストライプとなり残る(笑)
2日目
なんとなく黄色い痣ができているが、無痛。
浸出液がガーゼにしみてきている。

この日間違えて普通に体を洗ってしまい一人でウケる。問題は無し。

3日目
シャワーのせいで絆創膏が限界
4日目
黄色い痣によりインプラントの位置が分かってくる。
絆創膏貼り替え(←New!)
5日目
絆創膏はがした。
痣は黄色いが全く傷みなし。
6日目
内出血が目立ってくる。
触っても痛みなし。
7日目
痣を触っても痛みが全くない。
ちょっと斜めになってるのを気にする。


8日目
内出血が消えてくる。
かゆくなってくる(←New!)

この通り、だんだんと痣が出てくるものの、痛みは全く感じず!
ただこのあと1か月ほど、身体が温まるとインプラント周辺が痒くなるのが続いた。これが地味に辛く…めちゃくちゃ搔きたいけど絶対に掻かない方がいい!という気持ちの中で戦っていた。

私はミレーナを入れたことはないけど、調べてみた限りではインプラントの方が圧倒的に、体と痛みの負担が少ないと思っている。

不正出血のゆくえ

ピル服用者は分かっていると思うが、この類の治療においては排卵が止まり、代わりに不正出血という”生理よりは少ないが出血する”イベントが発生する。

このインプラントを使用している人の20%~30%が1年以内に全く出血しなくなると言われているのでかなり期待していた。

インプラントを入れてから1年ほどが経過したので、私のパターンをお話します。

処置日~6か月

この間は、2か月に一回ほど不正出血weekがあった。

もともと低用量ピルと医師の話(①に書いたよ)もあり休薬期間を設けていなかった分、めんどくさいなーとは感じたけれど、ナプキンじゃなくて月経カップ派なのであまり負担はなかった。
月経カップは最高。月経カップ好きすぎて開発したい。

6か月~1年

ここからサイクルが変化しだす。
3か月出血がなく、ついに出血から解放か!?と思いきや、不正出血カムバック。
これがだらだらと1か月続く。

こんな感じで、3か月経つと1か月の微量出血があるサイクルになった。
正直1か月も出血されるとめんどくさいけど、毎日ピルを服薬するより楽だし、何より診察に通わなくていいのがめっちゃ楽!

メリット/デメリットまとめ

メリットに感じたこと
・偏頭痛持ちでも、ミレーナの痛みに耐えなくていい
・PMS、PMDDの軽減(ピルには劣る)
・毎日服薬のめんどくささ、飲み忘れた時の自責からの解放
・これが保険適応だったら金銭的にも優しい
・パートナーの有無にかかわらず、女性が選択して避妊ができる
・国と国と行き来するタイプの生活においては、時差や病院へのアクセスを気しなくてよくなる

デメリットに感じたこと
…ってほとんど無いのですが、無理やり挙げると
・人によるが、不正出血がどうなるかが読めない
・PMS、PMDDに関しては妥協できるくらい軽いが、ピル服用時よりは重く戻ってしまう
・結果として高額になった。

かかった費用

特殊な例なのですが、一応費用も発表しましょうか。
前情報として、カナダでの健康保険がない状態なので個人で加入したいわゆる「海外保険」を使用してます。(年間6万円のやつ)
偏頭痛の治療には保険がおり、保険料の元も回収してましたが、今回のインプラントには保険が下りず…自腹で払いました!
先生にも一筆書いてもらったりしてめちゃくちゃ戦ったけど、避妊効果があるものは無理とのこと!
全然納得いかねぇ!

診察、処置代$200×2
インプラント費用$150(インプラントは3年間有効)
合計$550(6万円ぐらい)

もし私がカナダ人だったら全て無料だったはずです。(カナダは医療が無料の国)

マジで…?と思ったそこのあなた、安心してください!
日本で3年間ピルを服用した場合は合計7万円ぐらいだったので、ギリ黒字

それにやっぱり、日本の選択肢の無さを天秤にかけたら…やってよかったなと思ってます。
私は納得のいかないことを放置できないのです…!
日本でも医療における女性の痛みや人権を軽視せずに、向き合っていってほしいなと思います。

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