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職場での顔と人間関係

先日、ある同僚の深い価値観やルーツを知る機会があった。

私にとってはとても得意な人ではないけれど、家族やキャリアやその他の考え方を知れ、ある意味、親近感が湧いた。


その人の深みを語るには、職場での人格を知っただけでは浅すぎる。職場で見せる顔のほかに何個も顔があって、別の出会い方をしていたら、全く別の付き合い方になっていただろうなと思うことがよくある。


人の行動原理は、その人の育ち、ルーツ、バックグラウンドによって決められると思う。日々の行動や人生の中で大きめな決断をする場合には、その深いところにある価値観が基になることが多い。

貧しい家庭で育ったことにより、大人になってもケチだったり、ハングリー精神旺盛だったりするのは一例だ。

向上心旺盛でハングリー精神のある人が同僚にいたとしても、育ちがそういう環境なのかなと邪推することはおそらくない。だけど、子どもの頃の家庭環境を知れば、腑に落ちるところが多いかもしれない。


職場の仲間に育ち、ルーツ、バックグラウンドの話をすることは少ないかもしれない。そういう話をする間の同僚、上司等は一般的に少ない。

私自身、誰とでもオープンな関係を築くことはそもそも苦手だし、本当に心を許せる人たちにしか、心の内や深い話をしたくはない。だから、職場の人の誰とでも深く付き合いをしたいとは思わないし、よく話せる仲間が数人いれば十分だ。


だからこそ、同僚や上司のことを、仕事で見る一面からだけ判断し、好き嫌いを言うのは良くないかもしれない。もちろん「好き」というポジティブな感情は良いのだけれど。


という下書きを途中まで書いているところで、また冒頭の同僚の嫌な面に出くわした。やっぱり無理だ。人間として否定したいわけではないが、一緒に働きたい仲間ではないことは、改めて確信した。

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