Mirena

過去回想、仕事、恋愛、心に湧き起こったこといろいろ。HSP、海外生活奮闘中。

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恋愛は人生の意義か青春か

ひとはなぜ恋愛をするのだろう。 そして恋愛とは人生においては、必ずしも必要なものなのだろうか。 多様性が叫ばれる現代においては、恋愛は人生において絶対に必要だと考える人はそう多くはないだろう。少なくとも一般的な観点から言うと、結婚することが社会的なステータスであったり、結婚していない妙齢の男女がマッチさせられたりする世の中ではなくなって久しいし、結婚に対する社会の見方が変化した。それに伴って、あるいはそれの原因の一つとして、恋愛に対する価値観も変化したと言えるだろう。 今

    • 指の向くまま

      4ヶ月ぶりにここに戻ってくる。 思い出したかのように執筆欲が出てきて、これといって書きたいテーマがあるわけでもないのだけれど、書きたいから書く。 ここを離れていた4ヶ月も思い返せば、まあまあいろいろなことがあった。 仕事、育児、家事に追われる日々。日本への帰国。病気。メンタルのダウン。 多忙で余裕のない毎日を過ごしていると、執筆欲のかけらも出てこないし、そもそも自分の内面に向き合う気力が湧かない。メンタルの落ち込みで、集中力も思考力も低下して、いろいろなことへの興味を失っ

      • 「暇」が好きという話

        〇〇さん(もしくは先生)、暇ですか。 日本語学習初心者の陥りやすい失敗ワースト5には入るだろう。 正しい日本語は言うまでもなく、「〇〇さん、お時間ありますか。」や「ご都合いかがですか。」などだが、日本語学習初心者にとって、自然にこんな言葉が出てくるはずはない。だからこそ、こんなふうに質問されても怒らないであげてほしい。 日本語ネイティブが冒頭の文にネガティブな感情を抱いてしまうのは、ただ単に失礼な表現だからと言う話にとどまらない。暇と言う言葉には、そもそもネガティブな響きが

        • 映画嫌いが分析してみる

          映画が苦手というと、ほとんどの場合に共感してもらえない。 好き好んで嫌いになっているわけではないけど、映画館も、家で見るのも、長距離のフライトで見るのも全て好きではない。 まず、子どもの頃から合わせても、人生で10回くらいしか映画館に行ったことのない私が、どうして映画館が好きじゃないのか分析してみる。 まずひとめは、1時間半とか2時間とか長い時間閉じ込められることで窮屈な居場所に感じられること。長時間同じ場所に、ほぼ同じ姿勢でいさせられることって、日常でもそんなに多くないと

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          デートやワンナイトのあとの気まずさ

          人知れず隠れた秘密を共有して、優越感と同時に気まずさを感じるあの感じ。 国際結婚をしている身とはいえ、今の夫を除けば日本人としか恋愛や恋愛もどきをしたことがないので、日本式恋愛での話だけど。 デートや一線を超えたあとは、相手との関係が完全に変わって、それまでの関係性ではいられなくなる。冒頭のように秘密の共有と考えれば、たしかに関係性の変化も悪くない。ただ、この不可逆的な変化を私は気まずさと捉えずにはいられない。 相手との距離感や、話し方、どんな態度でもともと接していたか

          デートやワンナイトのあとの気まずさ

          人生のふとした瞬間の思わぬきっかけ

          noteを離れて知らない間に2年が経っていた。 距離を置きたくて離れたわけでもなければ、物理的に更新ができなくなっていたわけでもない。 はまっていたものでも何でも、離れるとき、忘れるときは一瞬の出来事なのだろう。 更新をしていない間、いろいろな変化があった。環境の変化。身近な人との関係の変化。年齢。 2年全く触っていなかったけど、戻ってきてみると、あの時はこんなことを考えていたのか、と感慨深いものがある。 誰かに考えを読んでもらいたい、共感してもらいたいという感情が原動力

          人生のふとした瞬間の思わぬきっかけ

          言語の上達とパートナーとの関係

          私たちはいわゆる国際カップルだ。 生まれ育った国も母国語も全く違う。そんな中で、コミュニケーションが思った通りに上手くいかずに困ったことは数知れずある。 私たち二人は、出会ってからずっと付き合って5年間くらいは英語で会話していた。英語はお互いにそれなりに話せていたけれど、どちらの母国語でもないから、感情や状況を上手く説明するのが難しかったり、相手が100%理解できなかったりしたことがあった。 そもそも育ったところも背景も違う二人だから、価値観も考え方も違って、誤解が起こ

          言語の上達とパートナーとの関係

          誰かを想う時間が好き

          大人になって気づいたことのひとつに、大切な誰かを想う時間が心から好きだということだ。 とは言ってもただ思いに耽るという意味ではなく、誰かへのプレゼントを選ぶときやサプライズを準備しているときが好き。 私はたぶん周りの人が欲しているものや必要としているものを感じ取る、もしくは選ぶのが得意だ。相手との関係が近ければ近いほど、その精度はもちろんあがる。逆に、言葉を選ばずに言うと、どうでもいい関係の人の場合は、突然プレゼントを選ぶのが難しくなる。無難なものを探すのはあまり得意では

          誰かを想う時間が好き

          気の置けない仲でも疲れる理由

          こちらに移り住み数年経って、生活にも慣れて、仕事終わりや週末に遊びに行ったり飲みに行ったりできる人たちも増えてきた。 なかでも気が合うなとか共通点が多くてもっと仲良くしたいなと思う人たちも徐々に増えてきている。 移住したての頃は、友達も家族もいない、彼と彼の家族や友達しか周りにいなくて、毎日ホームシックで辛かった。 その頃に比べると、毎日仕事があり、友達や同僚ができ、本当に暮らしやすくなったと思う。 遊びや飲みに行く人たちの出身もいろいろで、この国の人も日本人もその他

          気の置けない仲でも疲れる理由

          良いリーダーになる

          今年から部署の異動兼昇進をさせてもらい、管理職に就き始めた。去年まで中間管理職として、数人のチームを率いらせてもらっていたのだけれど、今回有難いことに管理職のポジションに抜擢された。 7カ国出身のメンバーがいる部署をまとめる役割なのだけれど、立ち回りは簡単ではない。 それぞれの文化や習慣があることもあるし、言語や言語と文化に由来する表現方法の違いが原因で100%で伝わらないこともある。 背景の違いのみならず、もちろん個人の性格の違いや仕事のやり方、考え方の相違などももち

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          健康でいることの有難み

          健康とは実は本当に有難いことでありながらも、日常的にはあまりその有難みにきづかされないものだと思う。 腹痛や頭痛やひいては肩こりなんかは、日常的に起こる症状だから、本格的に心配することはないにしても、外出先で急激な腹痛に襲われたときなどは、そのタイミングを呪うし、健康でいることの有難みがよく分かる。大事な仕事や予定があるときの頭痛も同じだ。 日常で起こりがちな症状ですらこうなのだから、もっと大病や骨折をしたりするとさらに強く感じるのかもしれない。 私は今まで幸いなことに

          健康でいることの有難み

          私にとっての空港は辛い場所

          空港は苦手だ。 空港に行くときは大抵、誰かとの別れを意味し、私にとっては楽しい場所ではない。バカンスに出かけるような明るい雰囲気をまとった人たちとは違って。 この10年近く、飛行機には頻繁に乗っている。 初めの5年は約9000kmの遠距離で、年に少なくとも2回は彼に会いに行っていた。もちろん会いに行くときには、わくわくした気持ちで、楽しみだという気持ちが勝っている。それでも、大抵ひとりで空港に向かっていたので、家族連れの旅行客や卒業旅行に出かける学生の気持ちとは少し違っ

          私にとっての空港は辛い場所

          日本流とヨーロッパ流休みの取り方

          社会人で休みが嫌いだという人は、たぶんいないだろう。私自身もちろん休みは好きだし、休みは多ければ多いほど有難い。 年末年始に長い休暇を取ったばかりのはずなのに、もう次の休暇や何なら週末ですら待ち遠しい。 ただ、ヨーロッパに移住して休みの取り方について考えることがときどきある。 日本は一般的に祝日の多い国で、しかも年末年始、ゴールデンウィーク、お盆などにまとまった休みが一斉にある。会社自体が休みになり、全員が休みになるので、基本的には仕事のことを考えなくて済む。 それに

          日本流とヨーロッパ流休みの取り方

          英語へのこだわり

          日常的に話す英語に対してのこだわりがある。 話す英語はできる限り、“アメリカ語”を話すと決めている。語彙、文法、発音において、全てアメリカ寄りと。 アメリカに留学したことも、ましてや旅行とかで行ったことすらないのに、アメリカ英語にこだわる理由は何だろうか。 そんなに深い意味や信条が関わっているわけではないし、イギリス英語の好きな面もある。 だけど、アメリカ英語にこだわる理由はたぶん自分が慣れ親しんだ響きだからということが理由のひとつだと思う。 そのときには深く考えた

          英語へのこだわり

          心と脳の休息が必要なとき

          去年の後半、二、三週間ずっと悩みに悩まされすぎて、心と脳が疲弊してしまったことがあった。 ポジティブな変化が起こるための必要なこととは思いつつも、眠れない、眠りが浅い、鼓動が常に速い、何かしているとき常に頭から離れないという状態では落ち着けなかった。 さらに仕事の繁忙期と重なり、脳も心もフル回転の状態が続いてしまったのだ。 心と頭の健康のために、休息が必要だと思ったのだけれど、どのようにとったら良いのかが分からず、自然の中に出て行ってみたいと思いながらも、結局どこへも行

          心と脳の休息が必要なとき

          ファッション迷子

          自分に似合う服はこれだと、自信を持って言える人はどのくらいいるのだろうか。私自身、似合う服や着るべきがいまいち分からないその一人で、最近はファッション迷子だなと感じることがよくある。 プロの診断を受けたりしてみたことはない。まず、そもそも私の住んでるヨーロッパではカラー診断とか骨格診断とそういうものは日本ほど認知や人気がないと思う。たぶん人種が混じっていることも一つの理由だし、あとは好きなものを好きなように着るという考え方が根付いていることも理由だと思う。だからこそ、いわゆ

          ファッション迷子