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【メモれ! メモリーズ】ポルトの歯車


前回、ポルトガルの音楽、ファドについて記事を書きました。

そうすると、忘れかけていた小さな記憶がわーっと蘇ってきました。

〈ポルトガル、ポルトにて〉

そう言えば、スゴく気に入ったお店があって、絵に描いてたな。
鉛筆描きに水彩絵の具。


お店の名前は、"Perola de Bolhão" ペルラ・デ・ボリャオン、「ボリャオンの真珠」。
絵からもわかるように、ハムやソーセージ、缶詰、飲物等も売っている昔ながらの小さな食料品店。
タイル装飾があまりにも美しく、写真に撮ってきた一枚。
絵の中にも書き込んだように、通りの名前は Rua Formosa フォルモザ通り。

検索してみると、メルカード(市場)のすぐそば。
そうだ、このメルカードで取り憑かれちゃったんだ。

大抵新しい街へ行くと、挨拶代わりに、街の中心の教会と市場へは顔を出す私。朝からボリャオンという地区のメルカードへ。ピンクの線がフォルモザ通りで商店街。
教会は、街の人の豊かさや人柄、治安等がわかりますし、市場はもちろんその土地の人がどんなものを食べるのか、どんな魚が居るのかすぐにわかります。特に魚屋さんでは、ハポネーサ(日本人)だとわかると、とても日本をリスペクトしてくれるのも嬉しいものです。

ではここでいったい何に取り憑かれたのでしょ〜か?
↓↓↓↓ こちらの道具。

先日の歯車に引き続き、廻すモノ!

さて、何をするモノでしょ〜か?

これは、ポルトガルの美味しい緑キャベツのスープ(チョリソ入り)、カルド・ヴェルデに入れるキャベツを、細〜〜く切る機械です!
ヴィーニョ・ヴェルデといい、緑好きなポルトガル人🇵🇹


こんなふうに葉っぱを何枚か重ねて丸めたものを下の穴へ差し込み、車輪をぐるぐる廻すとシャリシャリ細くなったキャベツが出てくるとゆ〜訳ですな。


これを、あのメルカードの中で、おばちゃんが一心不乱になって廻していた! その光景が、脳裏に焼き付いておりました。
いやん♥歯車フェチ再び。

そしてこれを家庭で手動式でやると、こ〜ゆ〜ことになる訳ですな。

ん〜、なかなか根気が要りそうです!


サンパウロ在住のkikko_yyさんが行きたいと言っていた「世界で最も美しい本屋さん」ていうのはここだな。
メルカード近くのレーリョって言う本屋さん。


確かにスバラシー🤩

でも私は、ここ見逃しています。
何故なら元乗り鉄、気持ちは既に、サォ・ベント駅へ。
ここでも取り憑かれて、かなりの時間を費やし、危うく列車の時刻確認を忘れるところでした。

その後は、ドゥロ川とポートワインカーブへ向かって行った、と記憶しております。


最後にマドレデウスのステキな歌声を。
「Haja o que houver」"何が何でも"

廻し続けて!


メモれ! ワタシのメモリーズ。


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