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パリさんぽ! #48 〜 メトロ14番・駅のクマさん


前回は、ちょっと願書を出しに行っただけの姐さんの休日が思いがけないさんぽになって記事にしました。



するとこんなご褒美をいただきました。
みなさん、読んでいただきありがとうございますん🥰

そしていつものことながら記事が長々となって姐さんも疲れたので、途中でひと息つきました。



するとあっという間に時は過ぎ、忘れそうになるので慌てて続編です。


というわけで、メトロ内には姐さんしか乗ってないんじゃないか、ぐらい人影まばら。
遂にメトロ14番線終点の「サンドニ・プレイエル」駅にとうちゃーく✋

サン・ドニスタジアム最寄り駅なので、まだパリオリンピックの熱気残る誰もいない駅!

♪今はもう駅〜 誰もいない駅〜


姐さんの他には2、3人しか降りる人はおらず、ホームにもただ一人エスカレーター点検のお兄ちゃんが。


ただし完全自動制御で、ここはおフレンチ・テクノロジーの見せどころ!


しかし発注中の壁画等はまだ出来上がっておらず張りぼてのみでなんとか乗り切った華麗なるパリオリンピック!
幸い梅雨などもない乾燥度高い気候につきオリンピックテーマの案内表示などベロンと剥がれる心配もなく。
よっ、さすがのおフレンチ・インチキロジー。


終点ではパリメトロお得意の行き止まり一歩通行技。安定のゴールイン!


エスカレーターで上へ上がってみて....


うわ〜〜お😲
胸いっぱいに広がる木の香り。
これは、どこかで目にした懐かしい記憶...

♪ある日、駅の中クマさんに出会った〜

そう、ここは東京はシン・高輪ゲートウェイ駅でもお馴染みの建築家、隈研吾さんの設計!
クマさんですよ🐻

東京ミッドタウンもそうでしたね。
姐さんのこちらの記事をご参考に。



いやあ、この造りはクマさんだわ。
一目瞭然。

ファサードの垂直の梁はオーク材。
そして水平に並ぶカラマツ板。
素材をわかってます。


そして深さ27m、地下三階の構造。
光を通過させながら人を内部へ導く、自然との共存を意識した設計、がコンセプト。だとか。
ん〜、わかります。



そしてこの線があればパリの町を南北に突っ切ることができるんです。
しかも南の終点は、いつも姐さん利用の空港とは違うもう一つのオルリー空港へ行かれます。
そのうちシャルル・ド・ゴール空港と繋がってくれれば、結構助かる、かも。
しかも無人運転のため、スト知らず。はパリの人にとっても有難い😅
姐さんが初めてパリに来た時にはなかったこの14番線も、今では最早パリっ子の足!?



エスカレーターも今までとは違い、たっぷりとした空間で美しい。


上を見上げれば燦々と入る自然光が気分をおおらかにしてくれます。


そして長いエスカレーターで暇そうな方を眺める。

奥まで覗けばまだまだ整備が続きます。
いや、東京の方の目からしたら「ふ〜ん」なんでしょうが、いかんせんオンボロ...いやレトロな作りのパリメトロを見慣れていると、こんなにキレイで近代的なメトロなんて、メトロじゃないっ!ぐらいの感覚ですから。
それでわざわざ見に来ちゃうんです。



そしてやっと地上へ。


現在この駅はもう一つの郊外線RERのD線に乗り換え可能。
この橋を渡ると駅が見えるはず。


おぉ!
これは乗り鉄姐さんにはたまらないですね。
跨いじゃってます!
いくつもの線路と列車を飛び越えて反対口へ。


そして振り返れば駅がある!
クマさんの設計が青空に映えます。


アッパレ、なかなかの眺めよのぅ。


線路を跨ぎながら渡って行くと、今までのメトロ駅開設の歴史が。


ここで日向ぼっこやピクニックをしたら気持ち良さそう。


近代的なオブジェとエコっぽい味付けをして、環境問題にも取り組んでます、風。


夜間のライトアップもあるようですね。


もともとこのサン・ドニという町は歴代の王が眠る大聖堂が有名でしたが、近代になってパリ市内から安い土地に移民たちが流れ込み、最悪の治安に。
その為、姐さんも足を踏み入れたことのない地区でした。


しかしRER近郊線が走り、スタジアムができ、町は少しずつ整備され、今年の新駅開設。
マンション・アパート、ホテル等も新しく建ちニュータウンの様に。
地価上昇中。


将来的には新メトロの本数も増えていくそうで益々便利になる予定。

姐さん的には、あとシャルル・ド・ゴール空港までの足が確保されればぐんと株はアップ。


まだまだアーバニズム開発の余地あり地区。


さてこれからどんなふうに発展していくのでしょうか。


なんとなくクジラの骨を思わせるオブジェ。
クジラのお腹に入ってしまったかのよう。


こちらのベンチも大きなお魚のよう。
水のない水族館みたいですん🐠

駅の反対側へ行ってみると、まだ完全に出来上がっていない模様。
な〜んにもない。

そして後ろからの駅全景。
どうやらこちらが正面の様子。

さて、そろそろ戻りましょうか。
下へ潜っていく感覚にちとぞくぞくしますん。


うわ〜お。
壮観。良い眺め。


姐さん的にはこの温もりのある木の質感と、やや冷たい感じのプラスチック感のハーモニーがバランス良くてお気に入り。

駅として、というよりもオブジェとして見てみると悪くないですね。


あら!?
反対側をゆくイケメンのお兄さんと目があっちゃったかしらん。
いやん♥
なんて思うくらい人影まばら。


そろそろ帰路へ付きましょう。
今度はオルリー空港方面行きでパリ市内へ戻ります。

長いエスカレーターを下ると、ハイ、お待ちかねのシン・14番線。
ぱっくり開けて待ってんのにダレも来ないのよねー、の体。


どこまで戻ろかな。
やっぱり王道、シャトレ駅でいつものA線に乗り換えよ。


ちなみに赤線でパリ市を書いてみるとこんな感じ。
ど真ん中、通過しまっす。



と、やっと姐さんお家への道を戻り始めました。
クマさんには今度はどこで会えるのでしょうか。
それもまた楽しみに。
めでたしめでたし。

♪あら、クマさん ありがとう
 お礼に 唄いましょ
 ラララ ラララララ〜
 ラララ ラララララ〜 



あはん♥




🐻 🐻 🐻 🐻 🐻




ご参考までに、シン・サン・ドニ・プレイエル周辺のご紹介動画。



そして駅のご紹介動画。






きゃうん🐻








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