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(27)姐さんのひらりん、ちと帰国 2024冬! 〜 醤油だったらどこさ?

前回は、日本列島東の外れ犬吠埼灯台を訪ねた姐さん。
お写真いっぱいの度旅はまだまだ続きます。



吠え吠え犬吠埼駅を銚子へ向かって戻ります。

ポルトガルのイメージの駅なんです。

やってきました。萌え萌えキハ2001系。

JR銚子駅に到着。
ここで本日の道連れK子さんともお別れです。
一応連絡先も交換し、別れ際。
「なんだか😢 今日はほんとーに楽しかったです。今までこんなボウケンみたいなことあまりしたことなかったんで。」
え、それって...!?
姐さんいっつもこんなんですけど😅
「また日本にいらっしゃる時にはぜひどこか一緒に連れて行ってください!」
ひ、『また』ってあるんですかねえ...
ニホンジン特有のゴアイサツですよね、きっと。

とJR銚子駅でK子さんともお別れし、姐さん待ってました!
と急ぐところと言えば...
そろそろ喉が乾いてきたっ。

本日の呑み屋はココ!
駅前一択です。
反対側もう一軒のイイ感じは結構な盛り上がりを見せているモツ煮屋だ。
ごめん、カッツ・愛。
姐さんモツ煮はちと苦手。

灯りはイイ感じ。
入って焼き鳥もイイ感じ。

よっしゃ💪一杯目がつんと!

やっぱり外国暮らし長くなるとね、昼夜お刺身でも全く問題ナシ。食べだめしておきます。

地魚三点盛り ¥780

ただ驚いたのは、醤油が二本。
さすが醤油の町。どこへ行ってもヒゲタとヤマサが仲良く並んでいます。ベンチが置いてあったのと同じ。どちらもご贔屓に。


ちなみに二本出して比べてみると、若干色に違いがあるような気も。


焼鳥五本盛合せ ¥550
つくね一本 追加
あじフライ ¥780

コレがめちゃウマで感動!
頭も尻尾も全部イッちゃってください、ってことなんでイカしていただきました!

コレまたウマ〜い!
こんなのバリバリイッちゃいました。

よ、そろそろ地酒でもいただいて。

祥兆 一合 ¥580
ごっつあんですっ!


となんとか一夜が過ぎまして、いつものようにゆっくりたっぷり寝かせていただいてしっかり朝食も取りました。

それではここから待望の、
銚子さんぽ、しゅっぱーつ👉

時刻は朝10時を過ぎたところ。
まずは銚子駅に行きまして、振り出しへ戻る。
学生さんもいてなんだかのどか。
お天気とても良かったです。
銚子駅前の地図。
今日はせっかくなので醤油の町の醤油の工場
見学して来ますっ!
で、奥さん、醤油だったらどこさ?
銚子さ、銚子どこさ?
ヒゲタかヤマサ。ヤマサにしたわ。
ってことで、かなりの敷地を誇るヤマサにいってきます!

まずはきゃわゆいんマンホールを見つけてしまったのでパチリ。
犬吠埼灯台にやって来たカモメさん、黒潮の高波とそれに乗ってやってきたアジさんたち。
ステキなデザインです。
銚子駅出てすぐ右手の交番の先にあるぬれ煎餅屋さん。イートイン可。
ぬれ煎餅屋さんと交番の間の道をまっすぐ。
ややっ。レトロ感満載な町並み。
干魚屋さんもあります。
ずーっとまっすぐ行くとどん付きが二宮金次郎像のある
双葉小学校。
そこを右折すると、もう見えてるんです。
ヤマサの工場。
なんかふわ〜んとイイ香りも。
お、お醤油のニオイ😊
そして再びの銚子電鉄にご挨拶しながら踏切を渡る。
渡ってすぐ左。濱口梧陵記念碑。
この方ですよ。ヤマサの創業者は。
しかし何故ここまで太宗に祀られているのか。


濱口梧陵は和歌山紀州の出身で、安政の大地震があった時、津波を村人に知らせて助け多くの人に恩を得、後に堤防造りにも尽力した人物。

まんが日本昔話だって、彼の偉業を讃えています。


その記念碑の反対側には。

妙福寺。
しんとした境内を突き抜けます。
ここにも仲良く並ぶヒゲタ&ヤマサのベンチ。
なんとまあ、季節外れな桃の花!
時は3月初めでございますん。
春浅い滝を横目にいざさらば。


出ると、目の前に!
「ヤマサしょうゆ味わい体験館」発見!
なんと公道を大マタギで工場ラインが丸見え。
おまけに銚子電鉄だって敷地内に走ってます。
さすがに門を入ってみるとベンチはヤマサのみ。
ちとさみしいですん。
そしてダダーーーっ広い第一工場。
すべての敷地を合わせると約7万坪。
東京ドームが4つ分。とのこと。
ヤマサなくして銚子はない、と言っても過言ではない。
お醤油樽型の受付。きゃわゆいん、のか?
大樽の前で記念写真可能ですが誰も居らず。
おっと!こちら日本に現存する最古のディーゼル機関車
「オットーくん」。ドイツ製。
大正末期に購入され昭和39年までヤマサで毎日活躍。
まずはここで、創業1645年の歴史をご紹介。
その後、ヤマサお姉さんに連れられて、工場見学に
しゅっぱーつ👉
ただし写真撮影はご遠慮願われちゃいました🙇🏻‍♀️
ってことでお写真ございませんのであしからず。



見学したのは、
・原料サイロ(高さ20m)
・麹室 (サンプル拝見)
・仕込み蔵 (もろみ入りタンク)
・バーチャルタンク
の各工程でした。


お土産にお醤油一本。
ありがとうヤマサさん。
パリへ持って帰りますん。
材料の経路と創業当時の工場の様子。
大戦景気の波に乗って事業は拡大。
地の利を活かして発展していきました。
昔ながらの醤油作りの道具も展示。
そしてココでどうしても試食したかったのが、コレ!
しょうゆソフトクリーム🍦
ガーーーン。
しかし売場は準備中。聞けば午後から開くと言う。
でも今ちょうど12時やん!
おやつ頃食べに戻るか。
ラストはお約束のお土産コーナー。
さすがにお醤油ばっかり持って帰れんからなぁ。
お醤油ストラップ発見!
お醤油記事を書くためのボールペン。
そして伝統的工芸品コースターを。
ほう、大漁旗の染め物屋さんね、なるほど。


ほっと一息、お外へ出ればお馴染み!
銚子電鉄がヤマサをバックに走り抜ける。
よっ、絵になる〜。


さてとそろそろお昼ごはんにしましょうか。
さっき来る時目を付けておいた駅チカの昭和食堂。
レトロ感120%「味の店 吉原食堂」さん。
メニューも渋い。
店内も渋い。
調味料皿でさえ渋い。
さすがにヤマサのお膝元。
こちらはお醤油ヤマサ一択。
ブレがない。
姐さんあまり食べたことのない
メンチカツ定食 ¥800
お願いしまーす。
レモンをかけて、ココはあえてしょうゆ味で
いただきまーす。
食後の腹ごなしに、再び工場周りを散策。
なんだかウキウキ。
このインダストリアル感。
双葉小学校との間の小路に吸い込まれるようにして入っていくと、そこにはニッポン文明開化を思わせるレンガ作りの壁が。
オーマイガッ😮
よじれる〜ん。
なんだろう、このノスタルジー。
ついでに小学校から合唱の歌声が。
♪いつのことだかー、思い出してごらん
あんなこと、こんなことあったでしょー
泣ける😭😭😭
まさに歴史を感じるレンガの壁。
この辺に工場へ勤める人の長屋や、子供たちが小学校へ行く姿、路地で遊ぶ様子などが目に浮かぶよう。
カメリアよ、貴女は黙って見つめてたのね、きっと。


と、感傷に浸りながらぷらぷら歩いていると、
あ、おばちゃん。何してるんですかー?
「魚の一夜干し。」
ホー、地元民の生活の知恵。
もしかして港の市場で買ってきたとか?
「ちがうの、近くのお魚屋さんでちょろちょろっと。」
あ、そんな感じでもひと手間かければ美味しくなるんですね。それを地元のお醤油ちろっと垂らして?
これで閉めちゃえばネコも近寄れない、と。
「あ〜、でもネコももう来ないね。姐さんなんかこの辺歩ってるとお醤油臭いだろうけど、アタシらなんかもうニオイも感じない。」
あ、もう生まれた時からココですか?
「そ〜よ。そう言えば姐さんどっから来たの?」
あ、さいたまの小江戸川越っす。
「え゛、遠いとっから来たんだね〜。」
あ、ハイ😅


ぐるっと回って大通り出たけど、まだ敷地内やね。
うわっ、やっと出ました、ヤマサ本社。
後光の光が差しております。


さすが東京ドーム4つ分はスゴイわ。
いやまだホントの銚子さんぽは始まってないんじゃない?
とりあえず、醤油さんぽはこの辺まで。
さて、おたくは? 醤油だったらどこさ?



いやん♥

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