「居場所」とは?
たまに。思うことがある。
僕はなぜ、生きているのかと。
このちっぽけなからだで何ができる
僕の意味はどこにある
何のためにぼくは…
不安で不安でいっぱいになって
苦しくなって
思わず外を見る。
しだいにぼやけていく景色
なにもかも見えなくなる
そんなとき、決まって うつし出されるのは
あの優しい顔と
聞き慣れた声なんだ。
僕の名前がいろんな場所から 聞こえてきて
柔らかななにかに包まれて 守られて
その中に僕がいる。
目を閉じれば、みんながいる。
だからまた、明日を見る。
ぼくは あなたがいるから 生きられる。
今回のテーマ 『 居場所 』
あなたにとって、居場所とはなんですか?
それはどこにありますか?
変わっていきますか?
今日もまた、
わたしと
この文章と
ある人の言葉と
一緒に考えていただけたら
うれしいです。
すこしの時間が ちょっとだけ。
良いものになりますように。
さて。第2回目の「Famous Quotes」です。
「この曲を作るにあたって、いろんなことを考えましたが、
そのうちの大きな一つは、今の自分は、誰かに生かされてきたと、いうことでした。
自分の身の回りにいる人間や、遠くで、自分に影響を与えてくださった、沢山の方々。その全てに、ちょっとずつちょっとずつ、許されながら、お前はここで生きていてもいいんだと、そういうふうに許されながら、生きてきたのが、今の自分だと思っていて、そういうことを考えていました。」
この言葉は、「カイト」という曲を作ってくださった時の
米津玄師さん のものになります。
楽曲のテレビ初披露となった新国立競技場からの放送は
彼のこの語りから始まりました。
後ろに青い光のようなものがかすかにみえる暗い場所で
一つ一つの言葉をきりながら ゆっくりと
お話しされていた姿が印象に残っています。
米津玄師さんってどんな人だろうと
いろんなインタビューを見ている中で、
何度も口にしていたものがあって
それは「美しい」という言葉でした。
美しい音楽、美しい光景、
今の自分が一番美しいと思えるもの...
そうやって 自分に見えている美しい世界を
ずっと音楽や絵とともに
表現し続けてきたのかなと感じました。
「人と一緒になにか物を作り上げるのってめんどくさい。全部自分で作り上げた方が手っ取り早いし、気が楽だ。ってそういう、こう、ネガティブなニュアンスで作っている部分もあった。ずっと自分一人で音楽を作り上げるっていうことを、心地よくやってきたんですけど、一人でやれることなんてたかが知れてるなぁ。っていうふうに思うようになったんですよね。」 〈 ZIP「BOOTLEG」発売インタビューより 〉
こうやっていえる過去を持つ人の言葉だから
ぐっと刺さってくるんだなと思いました。
今回の「Famous Quotes」を見て、みんなが何を感じたのか知れる機会が
あれば嬉しいです。
【あとがき】
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
この文章にかけてくれた時間が少しでも、良いものになってくれていると嬉しいです。
さてさて、
第一回目の投稿から約二か月間もあけてしまった
今回のテーマは「居場所」でした。
普段誰かと一緒にいて、
「あー居心地いいなあ」とか「居場所だなあ」って
思うことはもちろんあるんだけど、
なんかこう、落ち込んじゃってるときとか、なんでだかわかんないけど泣いてるときとか。
そばに誰もいない時に思い出すことができる存在がある、いてくれるっていうのがすごく素敵だなって思いました。
そういう存在を忘れないで居場所って言えたらいいですね。
「許されながら生きてきた」
紹介させていただいた米津玄師さんの言葉ですけど、
聞いたときすっごいおもたく自分に刺さってきて。
「許される」って言葉は私には使えないけど、
でもたまに「ここにいてもいいのかなぁ」って思っちゃうことがあるから。
だから聞いててうわぁーってなりました。
でもこういう気持ちって、相手が聞いたらどう思うんだろうって
思ってる自分もいます。
なんかたぶん、悲しませる要素も入っていますし、
そうは思ってても、思っちゃうときは思っちゃうんですけど。
難しいですね。
ただ、その場から離れて勝手に暗くなってると、
結局その場所を思い出してるときも多くて。
そんな時は大体、「めんどくさいな自分」って思ってます。ごめんなさい。
もう一個、今日は聞いてほしいことがあります。
お付き合いくださいね。
もしもさ、居場所が誰かに許されて出来ているものだとしたら、
居場所って「居場所になったらいいな」って
自分が思ってるだけじゃ居場所にはならないんですかね。
相手がどう思っているかは分からなくて、自分だけが思っているとき。
やっぱり相手と自分が相互に思っていないとだめですかね。
考えていただけたら、と思っております。
お付き合いいただいて本当にありがとうございました。
また書くので今後ともどうぞよろしくお願い致します。
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