さようなら、6年間を共にした私の城【SEICHOTSU magazine】
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「隣人うるさいから引っ越したい」
「もうちょっと広いところに住みたい」
……と思いつつ、なんだかんだ大好きで6年間も住み続けた家。きっと仕事を続けていたならば、引き続き今も住み続けていたでしょう。なんなら、派遣社員やアルバイトで食いつなぎながらでも住み続けたかった。それくらい、住んでいた家が好きだった。
諸々の家の条件が良かったこともあるけれど、自分で家賃や生活費を稼いで払って、自立できている! と実感できていたのも良かったのだと思う。親に頼らず、自分で稼いだお金だけでしっかりと生きていけている、というのも、私の低い自己肯定感を、多少なりとも上げていたのかもしれない。割と頻繁に母から宅急便が届いており、食費が大いに助けられていたのは一旦置いておきたい。
私は感情にめちゃくちゃ左右されながら生きている。人にもすぐ情が入ってしまう。だから営業をしていた時も、嫌いな取引先と商談したり、話をしたりするのが苦痛で仕方なかった。「仕事だから」とか、そういう理由で割り切って接するのが本当に苦手で、できなかった。その反面、恩を感じたり、好きだと思える人のことは全力で大好きだ。多少嫌なことをされても、なんだかんだ嫌いになれないし、困っていたら見捨てられない。
それは人だけでなく、物や場所に対してもそうだ。お気に入りの雑貨や本は、フリマサイトで手放すのにも一苦労だ。それに詰まった思い出を振り返ると、やっぱり出品するのはやめてしまおうかと躊躇してしまう。
それは今回の家に対してもそうで、うじうじ考えているといつまで経っても退去の申請ができないと思ったので、「退去する!!!!」と決めた瞬間、私の情が挟まる間もないスピードで退去申請をした。退去が確定して数時間後から退去後数週間まで、私の家ロスは続いたが、もうどうにもできない。私は大人しく、実家へ舞い戻ったのだった。
良く言えば情が深い、悪く言えば執着心溢れる、私のパートナー的存在だった家についての思いをつらつらと書きました。思いが溢れすぎて、日記みたいになってしまったかもしれないと反省もしております……。
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