「大学卒業後、何のために働きましたか?」と聞かれて
高校、もしくは大学卒業後、何のために働きましたか?
なぜ、働く選択をされましたか?
学校を卒業後は会社に入ることが当たり前に見えて、
本当はその理由に、自分の価値観が隠れているかもしれません。
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私は、大学院に進むか就職するか、非常に迷いました。
大学院に行って、心理士になるか、
就職して営業職に就くか、
全く異なる進路でした。
でもそのどちらも、想像するとワクワクして、
「やってやるぞ」というエネルギーが湧いてきました。
デメリットが発生するのは、大学院の方でした。
経済的な問題です。
就職に、デメリットとして捉える要素がなかったこともあり、
「一度就職して、諦めきれなければ、お金を貯めて大学院へ行こう」
が、私の答えでした。
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この選択に隠れている私の価値観は、
「お金で苦労したくない」
という点にあると感じます。
本当に心理士になりたい情熱があるならば、
お金をかけてでも大学院へ行ったはずです。
営業職に対する情熱が同じくらい大きかったので、
妥協したつもりは一切ありません。
が、
「バリバリ稼ぐぞ」
「好きなものに好きなだけ費やせる経済力をつけるぞ」
「自立した女性になるぞ」
という、お金への情熱が何より大きかったように思います。
それが、入社後2か月で妊娠し、夢半ばにして退社。
私は当時の悔しさを、「キャリア」についてだけだと思っていました。
でも本当は、
お金を稼ぐという結果を得られなかった悔しさも
心の底で渦巻いていたことに気が付きました。
「大学卒業後、何のために働きましたか?」
「なぜ、働く選択をされましたか?」
という問いがきっかけです。
私は、お金が大事だと思うのですが、全てではないと思っています。
以前コールセンターで働いている時に、
日々の業務に文句を言いながら嫌々仕事しつつも、
「時給高いからな~」
と言っている人を見て、
「この人はお金を第一優先できる人なんだろうな」
と感じていました。
「時給が高いから」を一番のモチベーションとして
仕事を続けられているように見えたのです。
私にはお金を最大のモチベーションに、
頑張ることができませんでした。
私は、自分が成長していると感じるやりがいとお金を求め、その2つがない仕事は続かないのです。
割合としては7(やりがい):3(お金)くらい。
同僚だって、お金以外に「私生活を大切にしたい」など他の価値観があったかもしれません。
3つ、4つ、あらゆる価値観を持っているかもしれません。
人はそれぞれ、誰一人として同じ価値観を持っている人はいないこと、
自分で自分の価値観に気が付いていないことも多々あることを、
改めて感じました。
価値観を一緒に考えて見つけられることは、カウンセリングのメリットですよね。
納得感のある答えを導けるカウンセラーになるべく、日々勉強中です。
そして今日も、
「あれ、転職したいけど自分の価値観何だっけ、カウンセラーのとこ行こ」
「育休中に価値観見直しにカウンセリング行こ」
なんていうのは極端かもしれませんが、
それくらい気軽にカウンセリングが身近になればいいなぁと夢見ています。
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最後までお読みいただきありがとうございます!!
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