yuruko

子どもたちとの毎日。なんてことないけどちょっと書き残しておきたいこと。

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最近の記事

家族になること 2023年7月16日

1年くらい前から、夫のいいところが見えにくくなっていた。なんで結婚してしまったのか…別れたいなどと思うことが増えていた。自分でもどうしたらいいのかわからなかった。彼が変わったわけではなかった。彼は今まで通り淡々と日々を過ごし家族を大切にしてくれていた。私が勝手にイライラしていた。 彼なりに大切にしてくれているのに、それは私が欲しい形ではないことに腹を立て切り捨てた方が楽だと考えていた。私が欲しい形ではないから辛いことを伝えても見たけれど、変わらなかったから余計に腹を立てて落と

    • おとこのことおんなのこ 2021年7月10日

      ここ最近の6歳のはなし。 ・幼稚園のふれあい動物教室の感想が「お馬は見ている時はゆっくり歩いているように見えたけど、乗ってみたら早かったしすごく揺れるんだよ。モルモットが一番かわいかった。ヤギのひげは柔らかいんだよ」だった。 先日のこと。上の子が一人で黙々とタブレットで遊んでいるので覗き込んでみたら、急いで画面を消されてしまった。「どんなので遊んでたの?見せてくれる?」と聞いてみるとプリキュアの計算ゲームだった。プリキュア=おんなのこが遊ぶというイメージがあるらしく恥ずか

      • 家族のすきなもの 2023年2月19日

        7歳のこどもと買い物へ行くと、必ず家族の好きなものを見つけては教えてくれる。 夫ならポップコーンにエクレア、私なら堅揚げポテトにチョコレート、下の子にはポケモンのお菓子。 たくさんの商品を見ながら「あっ!これこの間お父さんがおいしいって言ってたから買ったら?」「これお母さん好きなやつじゃん」とずっと話している。 だいぶ前に話した好きなものから、最近気に入ったお菓子まで本当によく覚えていて、見つけては教えてくれる。 こどもってこんなに家族の好みを把握しているものなんだろうか

        • 七夕

          少し前の話になるが、こどもたちが幼稚園で七夕の飾りを作ってきた。 下の子の願い事は「ポケモンマスターになりたい!」、上の子は「遠くの動物園に行きたい!」と書いてあった。 確か上の子も6月までは「ポケモンマスターになりたい」と言っていたので、「ポケモンマスターになるのはいいの?」と聞いてみると、 「おかあさん、ポケモンはね、人間が考えた空想上の生き物なんだよ。キャラクターっていうのはそういうものなの。だから本当にはいないの」と教えられてしまった。 いつかは気付くと思って

        家族になること 2023年7月16日

          はじめてのおつかい

          少し前の話になる。 2か月ほど前、突然上の子が「おつかいに行きたい。1人でできると思う。」と言った。 確かに「はじめてのおつかい」というテレビ番組では2,3歳のこどもたちがチャレンジしている。 やりたいというならやらせてみよう!と思いはしたもののやっぱり心配で、その日からの1週間スーパーやドラッグストアへ行く際に少しずつ説明をしながら練習してみた。 はじめて一人でレジに並んで会計してきた時は、「おかーさん、ぼくできたね!」とはちきれんばかりの笑顔でおつりを渡してくれた

          はじめてのおつかい

          怒っている理由

          週明けの月曜日。 こどもたちに「次はこれだね」「あれはやった?」と声を掛けながら登園準備を進めるものの、なかなか進まない。 あと2つほど準備が残っていたけれど 「もう時間ないし先に朝ごはん食べよう!食べ終わってから続きをしよう」と言って、食卓へ向かう。 「いただきます」をして食べ始めたものの、上の子はそっぽを向いて口を一文字に結んだまま朝食に手を付けない。機嫌がよくないことはわかっていたからあえて声はかけなかったけれど20分ほど経っても様子は変わらず。 そのうちぽろ

          怒っている理由

          こどもの絵画展

          こどもの絵が佳作になり飾られるというので家族で見に行ってきた。 カラフルなおうちが3棟、かわいらしいリスが2匹たくさん木の生えている中にいる。リスの周りには小さなどんぐりが所狭しと敷き詰められている。 あったかくてかわいくて自然と笑みがこぼれてしまうような絵だった。 上の子の絵はいつも周りの景色まで細かく描かれている。塗り絵をした時にも周りの景色が描かれていないと自分で書き込んでいる。この間はカエルの周りにたくさんの雨粒を書き込んでいた。描いた絵について質問するとその絵

          こどもの絵画展

          けっこん

          下の子が夕食時に突然 「ばあばはじいじと結婚してるでしょ。おかあさんはおとうさんと結婚してる」 と言うので、よくそんなことわかってるなぁと驚いていたら、続けて 「◯◯ちゃん(じぶんのこと)は△△ちゃん(上の子のこと)とけっこんする」 と言うから驚いた。 下の子は本当に上の子が大好きで、一日中まとわりついている。幼稚園へ行く時も上の子の靴を用意したり、着替えでは服を渡したり何かと世話を焼こうとする。上の子も下の子に優しくて、一緒にできる遊びを考えたり、カードゲームや鬼

          けっこん

          見える景色

          こどもと話していると世界の見え方が自分と違っていて驚くことがある。 今朝は、1枚だけ外に干してあった私のブラウスが風に翻弄されているのを見て 「みてみて、おかあさんのお洋服おどってるよ。楽しそうだね」 と言っていた。 その前には、車から外を見て、土手沿いに続く長い葦の葉が風で一斉に揺れる様子を 「わー、みんなで音楽にのってるね」 と言っていた。確かに車内には音楽が流れていたし、葉が一斉に揺れるさまはライブの観客の動きのようだった。 私が見慣れ過ぎて景色とも思って

          見える景色

          踊りを踊る

          上のこどもは小さいときから全く「踊る」ということをしなかった。 NHKの「おかあさんといっしょ」を見ている時も、児童館でみんなが手遊びをしている時も、保育園で体操している時も全くしなかった。 先生に誘われても、周りのこどもたちがどれだけやっていても、いつも手足は固まったままだった。 特に問題は感じなかったので、私も無理に誘ったりはせず、その都度一緒に見て「楽しいね」と言って過ごしてきた。 最近は通っているピアノ教室でも、歌に合わせておどる曲があるのだが、リズムは足で取

          踊りを踊る

          すきなたべもの

          5歳のこどもに6歳の誕生日会の食事を決めるため、好きな食べものを聞くと ドリア、れんこんステーキ、トマト、きゅうり、茹でたブロッコリー、鶏の皮のから揚げ と答えが返ってきた。確かにいつ用意しても喜んで食べてくれるものばかり。 私の好きな食べものを考えたけれどこんなにするすると出てこない。その時々で食べたいものは思いつくけれど、いつでも好きなものとなると意外と頭に浮かんでこない。そういえば、母に誕生日の献立を決めるため食べたいものを聞いてもやっぱりいつも答えがはっきりとは

          すきなたべもの

          病院

          5歳のこどもの鼻水がなかなか治まらないので、耳鼻科に行った。去年までは診察で鼻を覗かれることに怯えて号泣していたのに、今回は自分で診察用の椅子に座り、鼻やのどを診てもらい先生の指示通りに出来ていて、抱っこしての診察かと思っていた私が驚いてしまった。 結果はおそらくアレルギー性鼻炎だろうとのことで、アレルギー源確認のため検査をすることになった。指の先に小さな針を刺し血をほんの少しだけ取り、それをもとに検査するようだ。 診察用の椅子から降りて吸引をしている間に、看護師さんが

          母の日

          こどもが生まれて6年近く経つので今さらではあるのだけれど、お祝いされるとまだ少し照れくささを感じる。 母という自分にまだどこか居心地の悪さを感じているのかもしれない。 それでも、やっぱりありがとうはうれしい。 5歳のこどもは母の日というイベントを理解してきたようで、幼稚園で作成した「いつもありがとう」と書かれた作品を張り切って渡してくれた。そして、ブロックで作ったカーネーションも翌日渡してくれた。カーネーションは意外と凝っていて、赤とオレンジの2色を使った花の部分に、緑

          母の日

          4歳のあさごはん

          平日の朝は本当にバタバタしている。いろいろなことが同時並行だし、ありとあらゆることで「おかーさーん」と声がかかる。 「シャツがへんになってる(袖が裏返ってること)」 「これ合ってる?(前後ろ逆になっていないか)」 「ねーねーこれ見て(昨日の転んだとこがかさぶたになっている)」 「うんちでたー(から見にきて&おしりふいて)」 もう進まないことだらけで、それでもどうにか急かさずにできるやり方を考えたり、やる気が出そうな促し方を試行錯誤するんだけど、結局急かしちゃう。

          4歳のあさごはん

          こどものやりとり

          日に日に語彙が増え、こちらが思っているよりもずっとずっとたくさんのことを考えてはチャレンジしていくこどもたちが本当にまぶしい。笑った顔も怒った顔も泣いた顔もこんなにかわいく映るなんて、こどもたちが生まれるまで知らなかった。 昨日の朝の話。きょうだいで揉めてしまい、下の子が上の子にされた事をパパに言いつけようと 「おとーさん!お兄ちゃんがぁ」 とパパを探してうろうろしていると、さっと現れた上の子が自分の悪事をパパに言いつけられる危険を察して、 「なになに?何があったの?

          こどものやりとり

          COTEN RADIOのはなし

          ここ1か月ほど「COTEN RADIO」というものにドはまりしている。Spotifyのランキングに載っているのを発見して聞きだしたら、歴史の授業では単語としか認識していなかったたくさんの言葉が、形や温度・感情を持って目の前に現れてくる。毎日の通勤往復1時間の中で聴くことが一番多いが、料理をするときにも流したりしている。こんなに何かにはまったのはこどもを産んでから初めてだと思う。 その中で心に残ったことがある。 ヒトラーについての回の最後に出てきた話だった。 ざっくり言う

          COTEN RADIOのはなし