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病院

5歳のこどもの鼻水がなかなか治まらないので、耳鼻科に行った。去年までは診察で鼻を覗かれることに怯えて号泣していたのに、今回は自分で診察用の椅子に座り、鼻やのどを診てもらい先生の指示通りに出来ていて、抱っこしての診察かと思っていた私が驚いてしまった。

結果はおそらくアレルギー性鼻炎だろうとのことで、アレルギー源確認のため検査をすることになった。指の先に小さな針を刺し血をほんの少しだけ取り、それをもとに検査するようだ。

診察用の椅子から降りて吸引をしている間に、看護師さんが

「少し痛いからねー」

と言った。

もう全て終わったと思っていたこどもにとっては、よく分からないけど痛い事が起こるという宣告は衝撃だったようで、吸引器具を放り出し逃亡しようとするも取り押さえられ、混乱の最中、指に激痛が走りしかもその傷口から血を搾り取られるという形になってしまい、大暴れ。最終的に看護師さん4人がかりで押さえつけられる格好となってしまった。

4歳のこどもも初めは気楽に「がんばれ~」と応援していたが、検査の下りからは大好きな上の子が大変なことになっている現状にパニックになり、「〇〇ちゃんが(上の子の名前)!!!おかーさん助けて!!!」と泣き出し大騒動だった。

出来ることならきちんと説明をしてから行うか、全く説明せずサクッと進めてほしかった…忙しいからそれどころじゃないとも思うけれど。

そんな騒動はあったにせよ、驚くほどの成長も見せてくれたので、がんばったご褒美として帰りにコンビニで1つお菓子を買うことにした。

下の子が

「ぼくも買っていいの?」と聞くと、私が答えるより早く

「ぼくもがんばったし、〇〇ちゃん(下の子の名前)も応援してくれたから2人ともお菓子買えるよね、おかーさん!」

とニコニコしていて、二人のやり取りにわたしもうれしくなった。平日仕事帰りにこどもの通院はなかなかヘビーだし、帰ってからのスケジュールがいつも以上にぎちぎちだったけれど、みんないい顔でよかった。


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