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わたしの父と母の話

さっき、酒屋さんに行って、
実家埼玉の父に送るお酒を買いました。
糸魚川の酒蔵の純米大吟醸と、
奄美大島の黒糖焼酎をサプライズで送ります。

「父の日にいつも何か送ってるんですか?」と
お店の人に聞かれたけれど、実際父の日なんて、
ほぼスルーしてたイベントでした。

でも、結婚してから、母の日や父の日を
大切にしなきゃ!と思うようになった。

ふみやくんパパママに対しては、
新しい家族であるわたしをどうぞこれからも
よろしくお願いします!な気持ちだし、
わたしの父母に対しては、
ずっとあなたたちの娘だよ!な気持ちで、
こういう日はちゃんと「想い」を届けたいな、
と思うのです。

ということで、あしたは父の日なので、
お父さんのこと(と、お母さんのこと)
について書いてみます。

「わたしのお父さんは、
お父さんとして120点なひと」って
いつかのラジオで言葉にした気がするんですが、
うちの父はそんな感じで、
「パパ力が最強」な父なんです。

父は、ずぼらな母に対して、
家事全般なんでもこなします。
料理も掃除も洗濯もできる。
土日の朝は、母が遅くまで寝てるのに対して
(ママは寝ることと友達と遊ぶことを
こよなく愛してる人で、それが第一優先なひと)
父が、せかせかと家仕事をしていました。

弟とわたしをどこにでも連れて行ってくれて、
スポーツも、だいたいのレジャーもできる
なんだかバランスが良い人でした。
子供の頃、毎週末の土日は、パパと弟と
遊びに行ってたなあ。(母は土日も働いてたので)

父と、父の友達たちと、バトミントンかテニス。
または、ボウリングとか、近所の市民プールとか。

夜は友達のおうちでバーベキューか、居酒屋。
たまにカラオケ。
白木屋のなんこつ唐揚げ、大好きだったなぁ。

父も母も、その友達たちも、
バーベキューが大好きで、
今考えると「リア充」だなぁと思います。

夏は毎年、地元の花火大会がある日に
バーベキューをするし、
こうした行事がなくても定期的に集まってる。
昼からお酒を飲んで、夜まで飲む。

父は自宅でBBQを開催するのも好きで、
わたしの友達も、弟の友達も気軽に集めて、
いつでももてなす気前のいいおじさんです。

夏は花火大会、冬はスキー、おもちつき、
ボーリング大会。
うちの親はどちらも友達が多かったから、
一年を通して「家族ぐるみのイベント」が
尽きませんでした。

でも、おとなになって知ったけど、
これって当たり前のことじゃないんだね??

きっとわたしは、父と母のおかげで、
誰かと接することや話すことが好きになったし、
子供の頃から社交の場が当たり前だったからこそ、
比較的「明るい」性格になれたのかもしれない。

社会人になってから、
母と真剣に話した機会があって、
その時母が、

「パパはオトコとしてはちょっとあれだけど、
子育てのパートナーとしては100点満点だったな」

って言ってて、なんでかその言葉に
すごく感動して、忘れられない。

「男女の相性」という視点から見ると、
「なんでこのふたりは結婚したの?!」と
思うことが、たしかに多すぎる。

よくケンカしてるし、
母はわたしに父の愚痴を言うし、
父はわたしに母の愚痴を言うし、、、笑
「自分が選んだ相手じゃんか!!」
いつもわたしはそう思ってた。笑

でも、どうやら、
そういう男女関係てきな絆以上に、
ふたりは「子育てのパートナー」として
なにかつよい、、コンビネーション?が
あったのかもしれないです。

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