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意外と簡単?たこ焼きの生地の正体は…

 大阪に住んでいると、あまり特別なことではなくなってくるが、たこ焼きは思いのほか気軽にできる。お正月、関東出身の叔母の誕生日にたこ焼きをした。叔母の「簡単にできるんだね」という言葉で、はたと気づいた。そうなのだ。たこ焼きの具になりそうなものがあるとき、たこ焼き器を使うことをたこ焼きパーティーと定義すれば、たこ焼きパーティーは実に簡単にできる。おそらく、たこ焼きを特別なことにしているのは、たこ焼きの生地をどうやって作るのか問題ではないだろうか?これが実はシンプルな材料でできるとすれば…、思い立ったらたこ焼きパーティーの始まりだ!たこ焼きの生地に必要な材料は4つ。小麦粉と粉末出汁、卵、水。この4つの材料の中で熱を加えて固まるのは卵と小麦粉である。15個のたこ焼につき、卵1つが目安。これに、ぎりぎり固まりそうな量の小麦粉と、15個のたこ焼き器の鉄板に足りそうな量の水を入れ、ほんのりと出汁の香りがするくらいに粉末出汁を加え、良く良く混ぜればそれでいい。たこ焼きをひっくり返す自信がない時は少し粉が多めでより粘度の高い生地を、うまくなってきたら徐々に粘度の低い生地にしていくと程よく出汁の味がきいた美味しいたこ焼きになるだろう。もし、生地がシャバシャバになってしまった場合も、焦らずに。水分が十分に飛んで生地に焦げ目がつくまで、じっくり歓談を楽しもう。

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