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個別指導塾でのアルバイトが心底楽しいことについて

最近、一年半ほど勤務している個別指導塾でのアルバイトが心底楽しいと感じています。

その要因としては、6月から新たに入塾してきたある女の子の影響が大きいと思います。

先週は、

「あれ、筆箱変えた?」
「そう!この前ユニバ行った時に買った」
「何それ、ユニコーン?」
「そう!アグネスが持ってるやつ!」

と、白いユニコーンのぬいぐるみ型のペンケースを嬉しそうに見せてくれました。

それからというもの、彼女は勉強に疲れた時に白くてふわふわのユニコーンを見つめては「かわいい」とつぶやいて元気を出し、時々ユニコーンの手を左右にゆらゆらしながら遊んでいます(笑)。

そう、本当にかわいいんです。

中学一年生の彼女からは、「愛嬌こそが最強の武器」だということを常々学ばせていただいています。あなた以上に愛嬌のある子をたぶん私は見たことがない。本当にありがとう。

先日は学校の三者面談だったそうで、「成績見てんけど英語が一番よかった!」とか、「先生に友だちが多いねって褒めてもらえた!」とか、毎週いろんな出来事を報告してくれます。

私は自分が親に今日あった出来事を報告するタイプではなかった分、こうして出来事を話してもらえるだけで嬉しいし、聞いているこちらまで楽しい気持ちになれるなあと感じます。

そして、先生として「教える」という行為は、少なくとも今いる個別指導塾においては、私にとってとても心地よい行為です。

間違えた問題があれば「でもどれも同じ間違え方やし、これさえできるようになれば大丈夫」と励ましてみたり、なかなか覚えられない単語があれば「たしかにこれは覚えにくいけど、こうやって覚えたらもうちょっと覚えやすくなると思うよ」とアドバイスをしてみたり、「疲れた〜」という声が聞こえてきたら「疲れるのは集中してるからやで、えらいえらい」と励ましてみたり。

いわば、こうして生徒のことを想い、先生として利他的にふるまうことが、結果的にそうしている自分を心地よく、気持ちよくさせてくれるような気がします。

ーー最近、「収入」か「やりがい」か、そのどちらかしか選べないとしたら、一体私はどちらを選ぶだろうと、ふと考えてみたりします。

生きている心地があまりしないまま機械のように働いて高収入を得るのか、それともたとえ低収入でも、自分が心理的に満たされ、働くことで心理的な充足感を得ることのできる仕事に就くのか。

実際には、こんな究極の選択を迫られることはないにしても、「収入」と「心理的な充足感」のどちらを果たして優先すべきなのだろうと考えてみたりする。

たぶんだけど私は、前者を選びたくても後者を選ばざるを得ないタイプなんじゃないかと、今のところは思います。

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