泣いていいよ

うちは涙もろい。 多分、生まれ持った性質だと思う。 子供のころ、公園に知らない(同い年くらいの)子がいるだけで泣いていたらしい。とくに、何もされていないのに。 大人になった今も、他の人にとったら何でもないようなことでも、すぐに涙が溢れてしまう。 泣くこと＝悲しいときに出るもの、恥ずかしいこと、弱いこと というイメージがあるかもしれないが、私はそういったものを否定したい。 泣き虫の言い訳なのかもしれないけれど。 そもそも、「泣き虫」も浸透している言葉だから使ってみたものの、

上下関係にも恋愛関係にもならない人間関係がもっとあってもいい気がする

言わなきゃよかったなんて、言ってみなきゃわかんなかった。

ちょっとなんか崩れそうで、でもそれをはっきりわかっていないとき、癒されるもの、笑えるものに触れると涙が出そうになる。心が軽くなる。 泣きたかったんだ、笑いたかったんだってわかった。

ルールに縛られるのではなく、ルールで広がりたい

制服は学校に着て行くものだからこそ、制服ディズニーは楽しい。 学校は昼間に行くものだからこそ、夜の学校はわくわくする。 枠(ルール)があるから、枠をはみだしたときの楽しさがある。 それは「あの人はこういう人だ、と思っていたら、そうじゃない部分が見えて嬉しくなる」ということと、すこし似ているかもしれない。 「やっちゃいけない」こともないし、「こういう人だ」と一言で言える人なんていないと思う。 物の新たな使い方や、人の新たな一面って、探せばまだまだあるはずだ。 「ルール」って

好きにまっすぐな君が好き

「人生で一番、楽しかったことは何ですか？」 「人生で一番、ドキドキしたことは？」 これらの問いに答えるとしたら 隣には、なぎちゃんがいたときのことだ。 なぎちゃんとの出会いは、高校3年生のとき。 高校が一緒だった私たち。2年生まではお互い「友達の友達」という感じで、知ってはいたけど、喋ったことはなかった。 廊下ですれ違うなぎちゃんは、スカートを折らずに履いていて(うちの高校では折ってる子が大半だった)、メガネをかけていたので、真面目な印象だった。 「親友」になった

あなたとわたしと昨日と今日

あの人みたいな喋り方をしたい あの人みたいな歌い方をしたい あの人みたいな笑い方をしたい あの人みたいな褒め方をしたい できない。できない。ぜんぶうまくない。 わたしみたいな生き方はたぶん誰にもできない。 だったら、べつにあの人にもあの人にもあの人にもあの人にも、なれなくていい なれなくてもいいけど ずっと、憧れる人たちのそばにいたい その人たちのつくるものを見ていたい そうしていると、自然にだったり無理矢理にだったり、その人たちの影響を受けた自分になる その人たちのお

%

いつもだったらスマホに打ち込むんだけど、 今日はもう4%しかなくて。 いつもだったらまっすぐ帰るんだけど、 今日はもう9%で酔っちゃって。 ドトールで書いているこの文章を、 あなたが読むときはどこにいるんだろうか。 わたしが行っていいのかわからないけど、 行きたいところがある。 わたしが言っていいのかわからないけど、 言いたいことばがある。 それはまちがっているのかもしれないけど、 「けど、でも」はほんとうだと思う。 電池が少なければスマホ以外で伝えようとするし、 アル

「ある」ことと「ない」こと

駅から家まで徒歩28分の道のりの途中、歩行者専用の道がある。車が通れるくらいの広さがあり、左右には花や雑草が広がっている。そこを通るたびに夜空を見上げてしまうのは、空間が開けてて、車にぶつかる心配もなく歩けるからだと思う。 オリオン座って、本当にあるんだね。輝く星々は、自分の位置も、周りの星と繋がれて何座にされてるのかも知らない。 「あの星たちに人は住んでるんかい？」と、母は星を見るたび私に聞く。母は、宇宙のことが全く分かっていない。「光強くて住めないって。あれ太陽みたいなも

片付けられないことと片付けられてしまうこと

汚い部屋は、手に取ったもの全てが必要かどうか分からなくて片付かない。手放す勇気もなければ、これから愛してやれる自信もない。 どこかに属す、ということは自分の意見だけでは成り立たない。ただ、属していれば仲間もできるし、安心する。世間や親から評価される。でも、どこへ行っても自分の居場所ではない。大学にいても、バイト先でも、仲のいい友達とも、誰といても孤独である。 悩み事は、誰に相談すればいいのか分からなくて片付かない。みんな自分の悩みで精一杯だ。優しい人は聞いてはくれるが、

揺れる

まとまってる、わかりやすいものが好きだ、 人間離れしてるものが好きだ。 ごちゃついてる、わかりにくいものが好きだ、 人間らしいものが好きだ。 おしゃれなカフェにも、 小汚い居酒屋にも行きたい。 あの日言った私の言葉は、 本当に自分の気持ちと一緒だろうか。 あの人は、その人は、なんて思ったんだろう。 そんな人間じゃないのに。 自分の気持ちとまったく一緒の言葉なんてなかなか見つからない。 心と言葉にズレが生まれて、 そのズレを日々なんとなく 気にしてないようで、ふと、と