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Sun Kissed
好きな男の人のことを思い出した。
太陽みたいな笑顔の裏に悲しい過去があったその人に、わたしは自己投影をしてしまった。思えばわたしが好きになる男の人たちはみんなどこかしらわたしに似ている。彼は太陽のようにまぶしくて明るくて強くてまっすぐな人だった。大きなひまわりみたいな、よく熟したオレンジみたいな、明るくて美しい人。
わたしが15歳の時にこの世を去ってしまって、そのせいでその作品自体を追うのがつ
ヒロイック、パセティックでロマンチック
いろんなひとたちとすれ違い、微笑みかけられ、背中を押され、頭をなでられ、祝福された。そんな印象の一年間だった。
試験に受かり、たくさん遊び、仕事が始まり、めちゃくちゃに泣き、笑い、食べて愛して、美しいものに触れた。
しあわせの閾値が低いから、ああもういっそいまここで死にたい、と思うほどの幸福を何度も味わった。
生まれたときから生きているだけで苦しかった代償は、ちいさなことでも大袈裟に喜べる感
2023.11.20
入籍しました。ひとりきりのエアプランツ人生が終わりを迎えてしまった。
持てるすべてを使って大切にしてくれる、穏やかな海のような、大きな木のような人です。
まだ実感が湧かないけど、よばれる苗字が変わって、世帯主がわたしじゃなくなった。
びっくりしちゃう。幼い頃あれだけ虐げられて傷つけられてぐちゃぐちゃになったのに、大人になってからそれ以上に愛してくれるひとがいることに。
生きる理由ができてし
メンタルが安定しているとつまらんことしか書けないのはなぜなのか
依存先は複数あった方がいいというけれど、あれはマジだ。
複数のコミュニティに存在していい場所があること、
複数人突然甘えても許される人を持つこと、
そのおかげでメンタルは保たれている。
友達は少なくていいし、実際少ない。
増やしたいと思っていろいろしたこともあったけど、
増えたところで大切にできる人員に限りがあることに気が付いたから、
片手に収まる人数であることがちょうどいいとわかってきた。
宗教二世に救いの手が差し伸べられている。これまで生きてきて自分たちの境遇は誰にも理解されないし、守られることもない、見放されていると感じることが多かった。「親は愛してくれてるんだよ」みたいな戯言に対する対抗手段を作ってくれてありがとう。我々はやはり被虐待児だったわけです。
とあるスポーツと心情の変遷
4年前、めっちゃ嫌いな上司が徹夜でサッカーを観戦した話をしていてアホかと思っていた。てめえそれで忙しい時間帯にまたトイレにこもりやがったらただじゃ済まさないからな……という気持ちしかなかった。
そもそもサッカーが別に好きじゃなかった。小学生の体育で、サッカーやってるやつらが無駄に張り切ってとれるわけない強いボールを蹴ってくるのも嫌だったし、いてほしいところにいないってだけで怒ってくるのも嫌だった
突如わたしだけのトークルームがLINE運営側に削除されるという事態に陥り、大騒ぎになったけど、まあいいやと思えるくらいには落ち着いた。形あるものはいつか消えるので、さまざまな場所に分割して保存し、いろんな媒体に記憶させましょうという教訓。