みずいろの島

美しい島に遊びに行った
飛行機に2時間乗って、フェリーで1時間
透明な海と強い日差し
石でできた四角い家が立ち並ぶところ

まっしろな砂浜には
珊瑚のかけらたちが混ざっていて
腰をおろし、足を海にひたし、空を見上げたとき
このまま海になって溶けてしまいたいと思った

海辺の町で生まれたから海が大好きなのか
理由についてはよくわからないけど
わたしが本当にしたいことの本質って
自然の中に溶けて混ざることなんだとわかった

五十嵐大介の魔女の中で
言葉と体験は同じ数であるべきと話されていたが
読書が大好きなわたしには
圧倒的に体験が不足していると感じた

美しいものが好き
だから美術館が好きだし 映画が好き
だけど今回の旅行で本当に美しいものは
自然の中にこそあるんだという
当たり前のことに気づかされた

いつかきれいな海の近くで
大きな窓のある家に
猫と一緒に暮らせたらいいな

今月は山に行きます!


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