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じいちゃんの手と、じいちゃんの友達のネコの写真

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じいちゃんの手と、じいちゃんの友達のネコの写真

最近の記事

やる気は継続しているし空回ってもいる

 漢詩を暗誦したいので少しずつ覚えいっている。最近清明節の詩を覚えて、自転車に乗りながら朗読している。情景が浮かびやすい詩は朗読していても楽しいので、夏に向けて夏の詩を見つけて覚えていきたい。あわよくば日本語の好きな短詩を翻訳してみたいな、などとも思う。無目的にやってきた中国語の勉強に目標をつけようと、中検にも申し込んでみようともしている。  やる気だけが空回りしないように一つ一つやっていきたい、という事と部屋の掃除をしないと本気でやばい、という事を肝に銘じて暮らさないと本当

    • 春の匂いにあてられ

       ひと月ほど前に実家に帰って久々に里山の緑の空気を吸ったら「生ぐさい」と思ってしまい愕然とした。山の緑萌ゆる勢いやら土の下で蠢くいろんな物たちを想像したり実際の匂いにあてられて、圧倒されてしまった。昔から都会に住みたいと思っていたし今は実際田んぼの見えない街中で暮らしているのに、いざ自分がここまで田舎の自然と離れてしまった事を目の当たりにさせられると、少し、寂しかった。  今は近所のなんじゃもんじゃの木が満開で、その匂いが大変なことになっている。いい匂いのはずだけれどやっぱり

      • また書く

         来週から中国語の講座が始まる。昨年までは近隣の大学の一般向け講座に参加できていたが、今年度は通える場所で開講が無く、役場の中国からの派遣員さんのコミュニケーション講座のようなものに参加することにした。語学をやりたいけれどコミュニケーションには興味がない人間がそのような講座に参加したらどうなるのか、自分でも興味津々だ。  何年か前、noteを書き始めた時にきっかけとしてあげたのは近藤聡乃さんの『ニューヨークで考え中』だったが、数年空けて今また、とても書きたくなっている。明確

        • 去年の春

           去年の3月、試験に合格して4月から忙しくなりそうな予感はしつつ、エアポケットのように凪の時間ができた。同じように今年もそんな状況なのに、去年みたいに有意義な時間の使い方が出来ずにいる。  そう、正月に結構揺れたのでその時にnoteを書こうとして放置した文章があったので以下に残しておこうと思う。 2024年1月中旬くらいに  地震は割と近いところで起き、生活にも少なからず影響が出ている。目の前のあれこれを淡々と片付けていきつつ、能登の事を常に思い行動していきたい気持ちがせめ

        やる気は継続しているし空回ってもいる

          じりじりと、進める

           ソヨゴの花が咲いていた。ソヨゴは染料に良く、淡いピンク色によく染まる。ソヨゴを見るたびに「あ、染めの材料、」とばかり思っていたので可憐な小さな花を見て新鮮な驚きを感じた。  最近はより中国語のやる気があって頑張りたいのに、いまいち何をしたら良いのか分からず焦りばかり募る。漢詩を覚えるのは楽しいのにテキストのCDはなかなか聞かない。それでも人に言いまくってはいるので(「中国語の勉強してるんです!」)、そこから自分を追い詰めて頑張りたい所存だ。  漢詩の形式って面白いなあ。

          じりじりと、進める

          ホトトギスの花の束

           試験が近づいてきているのにただ焦るばかりで勉強が手についていない。気ばかり焦って本を買いまくり、積ん読本がどんどん増える。刺子まで始めてしまった。  久しぶりにnoteを書きにきたのも焦りによるストレスのなせる技だと思う。  試験勉強頑張ります。  昨日はゴミ捨て場にホトトギスの花の蕾のついたのがたくさん束になって捨てられていて(近所のお寺の剪定されたのだと思われる)、こんなにゴミ捨て場のものを持って帰ろうかと逡巡した事は初めてだった。美しかった。

          ホトトギスの花の束

          公园里有一只猫。

           去年の今頃は反復疑問文にときめいていた。今は二重目的語にときめいている。単語力も上がらず喋る力も全然つかないまま勉強も2年目に入ったのに、やる気はずっとある。  今年のラジオの『まいにち中国語』の進みが去年と違ってとても面白い。比べられるのが楽しいし、どちらも良いところがあって勉強の進め方の参考になりそうだ。去年は4月の頭の発音が終わってすぐに習ったような単語が、6月の半ばでやっと出てきたり、逆に難しいと思っていた単語がサラッと出てきて語彙が増えたり、語学の教え方も奥が深そ

          公园里有一只猫。

          シャガの湿度と暗さ

           シャガが咲いている。一か月くらい前に気づいてからずっと咲いている気がする。可憐な花の姿と、名前の響きがちょっと強い感じがするギャップが好きだ。薄暗いところに咲いて、葉の足元の緑が黒く沈んだ影と一体になって見えるのも良い。  買ってから半年以上そのままにしていた『羅小黒戦記』を、中国語音声日本語最新字幕で見た。最近の中国語学習意欲の背中を押してくれるかなと思って見た。あまりに懐かしく久方の友達に会ったようで、けれどやっぱりいろんな思いが込み上げて泣きそうになっていた。思い返

          シャガの湿度と暗さ

          花车巡游几点开始?

           家の玄関扉は薄くて隙間もあるから、外の匂いが香ってくる。最近の夜は屋外の花の香りがしてきてとても気持ちが良い。同時に湿度も感じて恐れ慄いてもいる(虫たちに)。  いわゆるコミュ力のある知人たちに、言語をやっているならもっと積極的に話しかけた方がいい、と言われた。確かに何も話しかけれず終わる事が多い。ネイティブの人と話した方が上達もすると思う。これは間違える事が恥ずかしいから尻込みしてしまうのだと思っていたけれど、こんなにも尻込みしてしまうのは、じつはめちゃくちゃに人とコミ

          花车巡游几点开始?

          我每天学习中文

           ラジオの「まいにち中国語」を聞いている。昨年と講師がかわって、当たり前だが教え方や進め方が違ってとても面白い。初めのうちは昨年との違いに戸惑っていたけれど、ウォーミングアップ編も終わって何となくやりたい事が伝わってきて、初学者に対しての進め方の面白さも感じている。去年も今年もどっちも好きだ。  本年度の“講師あいさつ”の「軽やかに学ぼう」という言葉が素敵で、足踏みしている人の背中を押してくれる気持ちのこもったあいさつになっている。土地と言葉とのつながりを感じたい。  ラジオ

          我每天学习中文

          一人でいたい

           マスク生活をしてあまり笑わなくなった。可笑しい時には笑うけれど、不要な愛想笑いが要らなくなったというべきか。場を円滑にするためにとか自分の身を守るために、日常的にどれだけ愛想笑いをしていたか思い知らされている。“くそくらえ”などと思えたならいいが、目立ちたくはないのだ。(「あの人愛想悪いよね」)  ゴールデンウイークというものは仕事(もしくは田植え)をする日で、世の中が遊んだり旅行したりしているのとは無関係な生活を送ってきたけれど、今年は近隣の手作り市に行けそうになってい

          一人でいたい

          刺繍もしたい

           詩集を買った。本を買った話をしたら「刺繍?」と聞き返された。“ししゅう”という音が同じことに気づけてちょっと嬉しい。どっちもわくわくするものたちだ。  実家に帰ったらどこを見ても山が見えて、こんなに山だったのかと新鮮な気持ちになった。今住んでいる街中も実家とそんなに変わらないと思っていたけれど、そんな事は全然なかった。  中学時代にこれくらいの芽吹きの時期、美術の時間に山の写生をした。その時にこの時期の山々の色の多様さを知ってどきどきしたのだった。あの時、山の色が美しいと

          刺繍もしたい

          漢字の奥深そうな趣

           今やるべき勉強は3つあって、中国語の優先順位は3番目なのに、やる気は一番あり勉強時間も抜きん出ている。中国語だけは純粋に趣味で勉強しているので、なんの責任も伴わず楽しい。5月から講座にも通おうと思う。  仕事帰りに近所で開催されていた“書”の展覧会に行くと、漢詩が多くて驚いた。何となく書道というのは、古文書などにあるような“くずし字”を流麗な書体で書いていくものと思っていたから(1、2作品、枕草子やそれらしいかな文字の作品もあった)、こんなに漢詩を書いている人がいるのに驚き

          漢字の奥深そうな趣

          桜は散って

           桜が散っている。咲いた咲いたと喜んでいたら、もう。今読んでいる中国語の教材ではまだ「桜はもうすぐ咲きます」だ。樱花快要开了。  転職先は観光地ど真ん中で桜も多く、世の中こんなに人がいたのかと驚きつつ初めの1週間を終えた。仕事中に景色のいい部屋に行く機会が何度もあり、春の陽気を感じられるのはとても嬉しい。  ヤマシタトモコさんの『違国日記』を読み返していた。新刊がもうすぐ出るから。初めて1巻を読んだ時は槇生さんにものすごく感情移入しつつも自分は高校生の朝ちゃんくらいの立ち位

          桜は散って

          桜は満開に、着々と田植えの準備

           そう、確かに予想通りバタバタしてはいた。けれど想像以上に花や草が恋しく(?)なり、周辺の自然には目を向けまくり、家の中には花を飾りまくっている。花に関しては退職祝いで大きな花束を頂いたので不可抗力だ。桜の枝が風情あってきれいだ。花屋で売られているソメイヨシノでないあの桜の種類は何というのだろうか。外のソメイヨシノも満開一歩手前まできている。実家では田植えの準備が着々と進んでいるようだ。  竜王戦の写真集を買った。買うつもりはなかったのに、見本と共に売り場に出ていたものをパ

          桜は満開に、着々と田植えの準備

          匂いだけは覚えている

           春の匂いは毎年して、懐かしさに心がぐらぐらしてしまう。明日からの新職場で毎日くたくたになるだろうけれど、花や木を見る余裕や落ち着きは生活の中に残るだろうか。  送別の品を色々な方にいただくなかで、皆さんのプレゼントの選び具合に脱帽している。驚愕と言っても良いくらい、嬉しくて気持ちが伝わってくるものを贈ってもらっている。自分が延々悩んだ挙句頓珍漢な贈り物を選んでしまう事が多々あるので、世の中の人たちのセンスというのか“能力”に、羨ましさを感じた。自分に無い能力だ。  確実に

          匂いだけは覚えている