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200510 心(後編)

本日はこちらの
稲盛和夫さんの本の紹介の続きです!


前編では、ざっくり言うと

人生で起こってくるあらゆる出来事は、自らの心が引き寄せたもの。

その真理を自らの経験から見出した稲盛さんは
「心」についての探求を人生においてしていきます。

ではどんな「心」を持てば良いのか、
紹介します!



純粋で美しい心

これが一つの結論です。

純粋で美しい心、
それは具体的に言うなれば

それは他者を思いやる優しい心であり
ときに自らを犠牲にしても他のために尽くそうと願う心です。

この心のありようを仏教で「利他」と言います。

稲盛さんは事業を興すときでも、新しい仕事に携わるときでも
人のためになるものかどうかをまず考えます。

そして、利他に基づいた動機であれば必ず良い結果に導く事ができました。

それは、すさまじいまでの熱意を
「世のため」「人のため」のような
優しい利他の心に裏打ちされただからと、稲盛さんは伝えています。

利他、というワードはとてもこの本を読む上で欠かせません。
たくさん使われている言葉です。


利他の精神を育てるには?

「利他の心」といっても
いきなり「世のため」といった壮大な理念を掲げると、
それは程遠い「他人ごと」になってしまう。
そう稲盛さんは仰います。

まずは「人のため」

仕事だったら職場の仲間や取引先の人たちのために、できる限りのことをしていく。

自分が住んでいる町や、地域が潤うために貢献できることをやってみる。

どんなささやかなこともそれは利他の行為であり、心が磨かれていきます。

そして心を磨き利他の思いからよき行いをする事は、おのずと自分のもとに返ってきて運命を好転させることに繋がる。
そんな法則があると稲盛さんは仰っています。

つまり人のために動き続けることが目の前の現実を明るくしていく、という事だと考えます。


なぜ心を磨くのか?

それは稲盛さんが利他の精神をベースにし心の在り方を意識した事で目の前の現実が変わるのを実感し続けたからだと思います。

私達は、心の外側に「知性」「感性」「本能」「利己」といった心のフィルターを幾重にも纏っています。

日々の仕事に真摯に取り組み、懸命に努力を重ねること

そして人のため、世のために尽くす事で

このフィルターを外し心を美しくする。
(お坊さんの悟りを開く、という状態はまさにこの究極体です)

それがよりよい人生を送るための極意であり

生まれた時よりも魂が美しくなったのか
わずかなりとも人間性が高まったか。

これが稲盛さんにとっての人生のテーマなのです。


本日の感想

こんなにも自らの心について考えさせられる本はありません。

他にも心を磨くための考え方が書いてあるので是非読んでみてください!

本日もありがとうございました!

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