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高野山の桜🌸と『廿日大師ご開帳』

年に何度も通う高野山なのですが、今年は初めての訪問。
なんとか桜に間に合いました!

高野山は、大好きなしだれ桜が美しい場所。
数週間見頃が遅いので、お花見をする時間がない時は高野山に行けば見れる、と毎年心強く思っています。


【廿日大師ご開帳】

毎年4月20日は、廿日大師はつかだいしご開帳の日。
清浄心院さんに宿泊した時に知り、ぜひ伺いたいと思ってきました。
平日だとなかなか難しい・・と思っていたところ、今年は土曜日!と気づき、急遽行くことにしました。

3月に宮島・弥山みせんに行ってから、先週は奈良国立博物館空海展、このところ空海さん関連が続いています。

今回訪れる清浄心院さんは奥の院の入り口、一の橋(奥の院口)のすぐそばにあります。

廿日大師はつかだいしは、空海さんが信者や弟子を安心させるために、奥の院入定前日に自身の姿を自ら彫ったという秘仏。

朝から思っていた以上に、寺院内は参拝の人でいっぱいでした。
しばらく列に並んで、ひとりずつ秘仏の前へ。

短時間で照明が暗めでしたが、今まで見た空海像の中で一番イケメンさんに見えた!
(見る人や日によっても違う、というお話をあとで聞きました。)

くるみ餅とお抹茶

お寺では、朝9時半から15時すぎまで行事が続くようでした。
(秘仏は16時まで見れるようだったので、午後から来ても大丈夫だったかも。)

奥の院御廟ごびょう参拝とお墓掃除は必須ミッションのため、一旦失礼して奥の院へ行くことに。

(後ほど戻って護摩祈祷に参加させていただきましたが、1984年の映画『空海』の護摩祈祷シーンを思い出させる、迫力のある祈祷でした。)

一の橋(奥の院口)


【戦国武将たちの墓所】

見どころの基本に立ち戻り?久しぶりに、お墓訪問をしてみました。

石田三成墓所

石田三成さんは生前から、高野山に墓所をと決めていたそう。

明智光秀墓所
武田信玄・勝頼墓所
織田信長墓所
豊臣家墓所
浅野家墓所


立派な墓所はたくさんあるのですが、美しさでいえばやはり、この方でしょうか。

上杉謙信廊

参道を横道にそれて少し登り、静かな高台に現れる、細工の凝った神社のような霊廟。
奥の院では、ちょっとめずらしい感じ。

重要文化財でした!


謙信さんの隣にも墓所が並んでいたので、どなたかな?と思って見てみると・・

なんと、豊臣秀頼さんと淀君の供養塔がここに。

徳川家康が2人の供養塔を建てた、というお話も興味深い!


時々現れる魅力的な横道を上がってしまうと、なかなか御廟にはたどり着けない・・



御廟前に到着。

この橋を渡ると聖域になるため、撮影は禁止。

今も祈ってくださっている空海さんに最も近い、地下法場にも行くことができます。


【壮大な大杉林】

そほのかに奥の院を歩いていて圧倒されるのは、両脇に立ち並ぶ大杉の壮大さ。

この看板を読んでから注意して見ていたら、ちょっと変わり種の大杉を見つけました。

3本くっついているのはめずらしい?



この木は一体、どうなってる??

上のほうはねじれてました!



こちらの大杉も、中にお地蔵さん。


澄んだ山の空気の中、大木に囲まれた道を歩くと、自然に心が落ち着きます。(午後からは人が増えるようなので、午前中がおすすめ。)

今回は奥の院のみになりましたが、もっと高野山を知りたい方は過去記事をご参考に・・


【おまけ】

今日も帰りに角濱ごまどうふさんで、当日中が賞味期限の『生ごまどうふ』を購入して帰りました。

高野山のまっ白なごまどうふは別格のおいしさなので、ぜひ一度食べてみてください~。



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