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バンドを始めた、あの瞬間のときめきをもう一度

最近になって、note読んでいたよ~!とか
初めて会う人に、note読んでみるね!なんて

そんなありがたい言葉をいただくのだが
これまたも~~う恥ずかしくってたまらない。

陰キャで根暗、おまけにメンヘラというトリプルコンボ。
そんなやつの頭の中をブツブツと唱えているだけのnoteである。

これまで文章を書く、かっこよく言えばライターなんてものは
全くの未経験であるため、そもそも文章の基礎を知らない。
大学入試のセンター試験の現代文なんて、5問中1問も当たらない
過去問や模擬試験なんてざらだったぞ。
小中学生の時に『朝読書』という時間が設けられていたが、
義務教育すべて読んだフリで過ごしてきた。永遠に活字と仲良くなれない。
唯一『ケータイ小説』というものだけは読むことができたが、
学校で読む本として内容が不適切と言われ、しまいには没収された。

というか、ケータイ小説って今でもあるのかな・・・

まあ、そんなやつのnoteを読んでいる時間があるならば、
もっと有意義な記事を書いている人のを読んでくださいよ。


根暗陰キャが『読みます!読んでいます!』宣言された日には
『あれは、私が社会に対する不満を言ってイルダケナノデ…』
と思ってもいないことを口走ってしまう。

と、もじもじしながら、最後に一言いいます。


1文でも読んでいただき!いや!!
読んでなくても、興味を示していただきありがとうございます!!


これからもオリンピックのタイミングくらいで覗きに来てね。(土下座)



はい、本題です。
今日も素人であることを言い訳に、好き勝手書いていきます。

私は今までの人生の中で、唯一ひとつだけ、
自分の意志のみで始めたものがある。

それは、題名にもあるとおりバンドだ。

幼いころからピアノを習わせてもらい(しかも結構熱心に)
物心がついたときから、常に音楽と一緒の生活をしてきた。

中学生になると同時に、日本のロックバンドに興味を持ち
「アコギぐらいなら弾けるでしょ~」という根拠のない自身から
楽天市場で『アコギ 初心者セット』と検索すると
1番上に出てくるようなものを購入して、さっそく弾いてみた。

これが、意外と弾けないんですわ。
恥ずかしがって、というかなかなか弾けないというのが
私のプライド的に許せなくて嫌になってしまう。

おまけに、今だから言えることだが、安い楽器というのは
やはり安いなりの理由があって、かなり弾きづらい。
だから、今から弦楽器をチャレンジする人がいるならば
『オバチャンが、低価格帯だけど優秀なものを教えてやるから
せめてもう2、3万円は足してみなよ。世界変わるぞ』と
お節介をきかせてやろうと思う。

仕方がない、高校生になったら軽音楽部に入部して
学園祭やライブで青春を送ってやるんだと決意。

ところがどっこい。
第一志望の文武両道を掲げている公立高校がまさかの不合格。
その代償か、基本部活禁止の私立に入学してしまったではないか。

私のバンド人生、これにて終了。

もういいよ、ロックなんて見るだけでいいんだいと不貞腐れ
公務員養成の専門学校に入学。

これまた、この専門学校が厳しく、何かしらのテストをするたびに
得点の順位を1位からビリまで容赦なく公表するのである。
(もちろん、私は常に底辺を築き上げていた)

おまけに、大学浪人をした挙句、挫折し専門学校へ。
もう人生失敗は許されない。趣味は社会人までお預けか・・・


ある校内大きなテストを迎えた前日。

夜更けに勉強(もどき)のお供として、流したYouTubeで
たまたま選ばれたのが、ガールズバンドのSCANDALのライブ映像。

それを目にしてしまった私は、もう彼女らの世界に吸い込まれてしまう。
普段、ガールズバンドは好きこのんで聴かないのだが、
その時ばかりは『好きなことを全力でやっている女の子』のキラキラが
うらやましくて、うずうずした気持ちが抑えられない。

ああー、そうだった。
私、バンドやりたいの思い出したわ。

そこから、勉強はそっちのけで開いたのは『バンドメンバー募集掲示板』

その掲示板は何ぞや?というと、まあ名称の通りなんだけど
○○市でこんなコンセプトで活動しているバンドの
このパート(楽器)を募集します!という書き込みに立候補して
仲間に入れてもらう仕組みである。

いま思うと、結構怖くない?
当時、まだ未成年であった私がこの掲示板を利用して
全くの面識がないバンドに加入するなんて、
いくら田舎とは言え、人間そう信用するんでないぞ。

ただ、私はもう好きなことをしている自分しか想像できないので
前に進むことしかしていなかった。長年の夢を叶えてやるんだ。
気がついたときには応募が完了、ベースまでも買ってしまっていた。
怖いもの知らず、若いっていいね。


応募したバンドは、20代男性3人で組まれたバンドだった。

応募してすぐ、リーダーであるドラムの人から返信があり
中身は結構まともであったが、なんせギャル文字であったため
うわ、これはハズレを引いたか・・・と思ったが、もう後退りはしない。


とりあえず顔合わせにということで、
初心者向けの1曲のみ練習曲にして、スタジオに入ることにした。

ドラムがスタジオの最寄り駅まで向かいに来るということで
緊張で歯がガクガクしながら待っていた。
そこで現れたのは、ヴォクシーを運転する若い男性。
『ども』と小さい声で挨拶され、後部座席にはベビーシート。
あれ?これ本当にギャル文字男か??
思った以上にまともな人現れたんですけどー!!!!

職業で括るのはどうかと思うが、それぞれ普段は
小学校教諭、保育士、大型トラックドライバーをしている。
最年少である私と、最年長の歳の差は確か8歳ほど。
普段はそれぞれの全く違う生活をしているというのに
音楽の話となると、同じ方向を向いて活動ができる。

そうそう、これだよ。
私の居場所やっと見つけた。


当時、自己嫌悪が人生最高潮に私を襲っていたが
バンドをしているときだけ、ちょっぴり自分のことが好きだった。

メンバーは私を受け入れてくれた。
ライブもスタジオ練習も、たまの飲み会も、すべて心から笑えた。

私の人生を変えてくれたバンドメンバー



キリがないので、バンドの話はここまでにして。


最近、人生で2回目となる、自分の意志で決めたこと。
それが、今の会社に入社することである。

おかげさまで、毎日学びが多く、インプットが全然間に合わない。

今まで、明日に死んでもまあいいかなぐらいで生きてきたが
最近は明日が楽しみで仕方がない。生きている感がすごい。
新生活始めてまだ1週間であるが、生活や脳内のいい意味での変化に
対応しきれないという、幸せな悩み。


温かく迎えてくれたスタッフに頭が上がらない。

ここで終わるわけには行かないので、私は進んでいきますよ。

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