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Kiitos-キートス ガーナ70%とトリニダード・トバゴ70%②-

 鹿児島県鹿屋市にあるクラフトチョコレートメーカー、Kiitosキートスのタブレット2枚について書いていきます。
 タイトルを②としてあるのは、以前同じ組合せのバージョン違いで記事を書いているからです。Kiitosの特徴のひとつとして、タブレットの種類ごとに食感の違うふたつのバージョンがあるのです。
 口どけが滑らかなスムースタイプと、食感を残したクランチタイプがあってそれぞれを食べて記事にしていくんですが、それにあたって振りかえってみたら前回の記事に誤りを発見してしまいました。前回の記事は2枚ともクランチタイプだったのに、トリニダード・トバゴをスムースタイプと勘違いして書いてしまっていて、びっくりしちゃいました。どうして間違ってしまったのか、とりいそぎ書き直してあります。
 というわけで、今回はどちらもスムースタイプです。

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ガーナ 70% スムースタイプ

ガーナ 70% スムースタイプ はちみつのような甘い香りと古い紙や木屑の香り。味わいはコーヒーシュガー(小石くらいの大きさのもの)の鋭い甘みに、スモーク感をまとったカラメルっぽい苦味。そして舌の奥のほうで微かに酸味を捉えます。全体的に甘みと苦味のバランスがとれていることから安心感がある一方、平坦な印象も受ける。
テクスチャはオイリーで、口どけは滑らか。

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トリニダード・トバゴ 70% スムースタイプ

トリニダード・トバゴ 70% スムースタイプ 馴染みのあるカカオ(チョコレート)香のなかに、バニラの力強い香り。味わいはバターづかいのリッチなマドレーヌ、香りとつながるバニラの風味。とけていく中で苦味が出てきて、味わいを引き締める。終盤にかけて柑橘系フルーツの酸味と、はちみつの甘さが感じられ、さらにグレープフルーツなどの持つ苦味が顔をだす。こちらはガーナより多様な風味を持つけれど、どれもがお互いによく作用している印象。
テクスチャは水分が少なく粘土が強く感じられ、口溶けはやはり滑らか。

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 パッケージデザインはおんなじなので、間違えて書いちゃったんですね(いいわけ)。トリニダード・トバゴが1月の初め、ガーナは3月に入ってからの開封でした。これで昨年の鹿児島旅で購入したKiitosのチョコレートは食べ切ってしまいました。いつか鹿屋にも行ってみたいです。

ガーナのパッケージ

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今日の「ランドセル」:いまは好みの色のランドセルを選んでいい時代になっていますが(好みのバックパックにならないあたりがなんとも言えないですよね)、我々は男女で黒と赤と決められていましたね。うちの母は当時としてはかなり珍しく、東京のおじさんに買ってもらったという黄色いランドセルを背負っていたそうです。人と違うことの好きな母はそれがすごく嬉しかった。そしてそれが忘れられず、保育園生の私にミキハウスで見つけた小さな黄色いランドセルを買って持たせました(かわいかった)。
ところで、母の想い出ランドセルは写真が残ってないのか訊ねたところ、「あるよ。白黒写真やけど」という返しだったのにはけっこう笑えました。

母が戯れに作ったらしい折紙ランドセル(写真をもらいました)。



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