ゴール設定とゴールは更新し続けることが大切な理由
今回は、コーチングにおいてゴール設定とゴールの更新が重要だという点について書きたいと思います。
話は中学生時代までさかのぼります。
中学生時代は、今とは180度正反対なくらいスーパーネガティブ少年でした。
基本的には根は明るい方だと思いますが、完全な引きこもりでした。
中学校に行かなくなったのは一年生の夏休み明けです。
サッカー部に入っていたのですが、練習に参加しないことが負い目となり、二学期から行くのが怖くなり学校に行けなくなってしまいました。
結局中学校の三年生の時に、高校受験があるしそろそろやばいと本気で思って、勇気を出して学校に行くことにしました。
幸い同級生には恵まれていたおかげで、それまでと変わらない感じで通学できました。
勉強は全くしていなかったので、追いつくまでに結構大変だったんですけどね。
でも、よく思い出してみるとセルフコーチングを実践していたなと思います。
中学生三年生で学校に通い始めて程なくしてのテストの全科目の平均点は多分20~30点だったと思います。
そこから、倍以上の偏差値の高校に入ろうと思ったわけです。
できるという自信というよりも、それ以外の高校には行きたくないと思っていたわけです。
結果的に狙った高校に入れました。
「俺、やれば出来る子だわ」
とこの時に確信しました(笑)
でも、本当の悩みのスタートはここからかもしれません。
というのは、高校に入るというゴール設定をしたものの、高校に入って何がしたいのか?がない自分は、高校も一年で中退することになります。
この時もそうですし、中学生時代のサッカー部もそうなんですけど、自分の「~したい」で決断していなかったんです。
自分がやりたいからではなく友達が入っているからサッカー部に入ったり、世間的に高校に行かないのはおかしいという理由で高校に行ったり。
どちらも自分にとって本気で重要になれば、ゴールは達成できることは分かりました。
その先を見据えてゴールを更新しなければ止まってしまうことをこの時に実感しました。
コーチングにおいて、正しいゴール設定の基本は止められてもやりたいことであり、現状とその延長線上にはないゴールを設定することです。
中学生時代の高校へ行くというゴールは、この点は出来ていました。
でも、ゴールを達成した後、そのゴールを更に更新しなければ結局元の状態に戻るのです。
この時に「とりあえず高校だけは卒業しておくか」と思わなかったことで後々に悩むことになります。
でも、今はこの時の自分が「~したい」という気持ちを持って「納得しないまま高校には行きたくない(納得した上で勉強もしたい)」と決断したことは正しかったなと思います。
というのは、ゴール設定という(この時はその概念は知りませんでしたが)根本が不在のまま何かをやっても結局途中で挫折すると、どこかで気づいていたからです。
継続することの凄さや大切さを声高に叫ぶ人がいます。
もちろん、継続することで始めて見えることもあると思います。
でも、その根本にはゴールという高いエネルギーが内包されたものがなければ、続けることはできません。
逆に続ければ続けるほど、サンクコストが高くなることで、止める決断が必要になっても「ここまで続けてきたし・・・」となって、ズルズルと先延ばしになってしまうかもしれません。
大切なことはただ続けることではなく、ゴールを設定すること、ゴールを更新し続けた結果を振り返ってみて、継続していたというのがあるべき姿だと思います。
高校を中退したのも、ゴールの更新が出来なかったことや、根本的な自分のゴール設定ができていなかったからだと思っています。
その結果高校を中退して専門学校に通ったものの、不全感に満ちたまま卒業したり、バンドをするも継続できず、仕事も転々としたりすることにつながっていると思います。
その結果、コーチングに出会うことが出来たのはラッキーとしか言いようがないかもしれません。
でも、それだけ根本の部分でコーチングとその理論を欲していたのだと思います。
自分の根本にある「~したい」という声に耳を傾けてみること。
そして、それを実現することに時間をかけることは、その他を犠牲にするよりも意義も意味もあると思っています。
これは私自身の感想なので、ここまで読んだ方にとってはただの参考としてほしいと思います。
ただ、ゴール設定、ゴールの更新は科学的に間違いありませんので、コーチング理論については、その手法を採用されることであなた自身にとって、意義も意味も多いにあると確信できます。
今回は、少しまとまりが悪いですが、ゴールを更新しなければ、いつまでも同じことでつまずく可能性が高くなること。
それから、そもそも「~したい」という気持ちに従った正しいゴール設定をすることで、ゴールの更新もせずにはいられなくなります。
ゴール設定はコーチングのど真ん中にある概念です。
正しいゴール設定さえできるなら、どんなゴールも夢も目標も達成できますよ。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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私自身がコーチング理論を徹底的に学び続けてこられたのも、今回のnoteで書いたように、そもそもコーチング理論のような概念を欲していたからであり、そのからくり(科学的根拠)や理論上の矛盾がないかを吟味したいと思ってきたからです。
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