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水面に映える舟の町

京都府の伊根町には船の格納庫の上に住居を構えた家がたくさん集まった地域があります。重要伝統的建造物群保存地区に指定され、「伊根の舟屋」として知られています。

今回は伊根の舟屋の街並みを撮り歩いてきました。

舟屋は伊根湾にせり出した形で建てられ、1階は漁の準備や乾物を干したりするスペースになっており、2階に住居スペースが設けられています。いわば車のガレージが1階にある家という感じでしょうか。

伊根湾は水が透き通っていて、水底まで見通せます。

現在に続く舟屋の形は江戸時代からあるそうで、車のない時代からガレージみたいな考え方があったというのが驚きです。

湾内は入り組んでいるので海上タクシーの需要があります。

伊根湾は入り江になっており、伊根湾の入り口に存在する青島が風除けとなって高潮の影響を受けにくく、舟屋のような建造物が建てられる条件が整ったと考えられています。

伊根湾を見通せる灯台のところまで来てみました
やはり水の色が透き通っていてきれいです
家々の隙間から覗く海の青も格別です。

舟屋は全国的にもかなり珍しいため、スポットが当てられがちですが、道沿いにひしめき合う家々もレトロな建物が多く、魅力的です。

伊根地区の道は入り組んでいて、古の街道を思わせます。
堂々と軒先を闊歩していました。

伊根の舟屋は2019年と2021年の2回に分けて訪れました。1回目は徒歩で、2回目は自転車で散策しましたが、伊根湾は意外と広いので、自転車での散策が快適でした。

なお、散策の時は観光案内所付近の駐車場でもいいですが、広めの駐車場がある舟屋の里公園がおすすめです。隣接する道の駅の駐車場は混み合います。

また、天橋立駅から伊根まではバスが出ています。伊根までは1時間ほどで、1時間に1本のペースでありますので、利用しやすいかと思います。
道中で海岸線を走るので眺めも抜群です。

海の香りを感じつつ、レトロな街並みを散策できる伊根の舟屋。時代を経ても残り続ける生活の形を垣間見たひとときでした。

今回のカメラとレンズ
レンズ:HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR
レンズ2:SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM
レンズ3:PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
ボディ1:PENTAX K-70
ボディ2:PENTAX K-3ⅱ






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