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いかにして「パワー信仰」から抜け出すのか?

この世界は、資産や才能やルックス、ようはその人が持つ「パワー」をお金と交換することで生活や安心が担保される社会なのだなと、経済や政治や芸能、スポーツの世界の情報が流れてくるのを日々眺めていて、最近切に感じています。
しかし、その社会のあり方は、弱肉強食の動物のレベルと同じなのではないでしょうか?
本来的な人間が営む社会は、誰もが才能や生まれ持った環境に関係なく、生活が保証されたものが本当のはず。

その基本的な社会システムの影響は、自分の深い領域にまで浸食されています。
改めて昔を振り返ってみると、パワーばかりを得よう、求めようとする行動を、無意識レベルで行っていることに最近ようやく気づいてきました。

そして、パワーにも2種類があり、

『チカラ=在り方=フォース』

とは、そのヒトの在り方による自他の影響力という意味があり、とても本質的なパワーですが、

『力=やり方=テクニック』

の「パワー信仰」こそが、今までの社会的な価値基準として、大きく優先されるシステムになっていたと思います。

この社会構造そのものにどこか生きづらさや違和感、ノンフィットな感覚を感じながらも、結局はそこに巻き込まれて生活をせざるを得ない現実をどう変えれば、より世界が素晴らしい場所になっていくのでしょうか?

それは、やはり私たち人類全体の価値観を無意識レベルで変えていく以外ないのではないかと思います。
では、何を最も重要な価値を社会の基盤にして、構築すれば良いのでしょうか。
それが、私が尊敬する竹下雅敏氏が提案している「心の清らかさ」であり、「徳目」を重んじて、自然と人とが共に調和して暮らせるような社会の構築こそが、「パワー信仰」の社会システムに取って代わる価値観になるのだと考えています。

そのための第一歩として、「夫婦の愛」を最も重要な優先順位なこととしておけるためにも、正しい性交渉の実践によって、完全な性的満足を遂げて、性エネルギーを昇華させることこそが、性エネルギーの歪みによって起きる社会のあらゆる混乱の元を、根本的に解決する道であり、そこに向き合える勇気をもつことが、大切なのではないかと思っています。

その歪みは必ず身体にも表れるので、道の文化を通した「身体の建築」を体得すること(正座、所作、整体など)も、今すぐにできるエネルギー調整法としてとても重要なことだと思っています。


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