26歳Uターン女子、地方で仕事をつくれるか? 決断を『正解』にしていく作業、始めます。
はじめまして。
Uターン女子マミです。
このnoteでは、昨年末(2020年12月)にグランドスタッフとして勤めていた航空会社を辞め、茨城県の秘境大子町(だいごまち)にUターンをした私のこれからと、まちづくりについて思うことなどを、実際にこれから地方で仕事をつくっていきたい私が奮闘していく様子を交えてお届けしていきたいと思います。このnoteが私と同じように地元に戻ってなにかを始めたい方、地元には戻りたいけど一歩を踏み出せないでいる方の背中を少しでも押すことができたら嬉しいです。そして、その地元がこれからたくさんお話をしていく大子町であったら、さらにさらに嬉しいです。(思いの丈をつらつらと綴ってしまったので少々長めですが、、最後まで読んで頂けたらこれまた嬉しいです!)さっそく記念すべき初note、あたたかく見守ってください。。笑
前職グランドスタッフのはなし
はじめに、辞めたてほやほや前職グランドスタッフの仕事について少しだけお話させてください。
2019年4月1日、新元号令和の発表を巨大な飛行機を目の前に毎年格納庫で行われる入社式にて迎えました。夕方のニュース番組で何度か見たことがある華やかなイメージの航空業界の入社式が、程遠く縁のないと思っていた自分の目の前に広がっていることが不思議でもあり同時にこれから始まる新入社員生活にワクワクしていたことを覚えています。入社後は、航空会社の地上職係員=グランドスタッフとしてチェックインカウンターで搭乗手続きや出発搭乗口でご案内、到着する飛行機の到着業務を行っていました。空の安全を守りながら全てのお客さまに期待以上のサービスを提供するためには?飛行機に乗る前の限られたタッチポイントで何ができるのか?勉強の日々でした。飛行機一便を飛ばすためにこんなにもたくさんの人が関わり、直接表舞台には出ないけれど必要不可欠な業務がたくさんあることを知れただけでもグランドスタッフになってよかったなと思います。(離れてからより一層感じるグランドスタッフ業の魅力、、航空業界を目指す地元の中高校生、大学生に向けてお話しもしてみたい。需要あるかな笑)
入社1年目で経験した “あたりまえに海外旅行に行けて、行こうと思えばいつでもどこへでもいける世界”でのグランドスタッフ業。ゴールデンウィークや夏休み、お盆、年末年始、、と忙しくも本当に濃い1年でした。日々新しいことを学べる楽しさも世界中のお客さまと流暢ではないながらも英語でコミュニケーションをとって仕事をする楽しさも感じながら本当に信頼できる同期とともに充実した会社員生活を過ごせていたからこそ、入社前に心に決めていた『早くて1年、遅くとも3年以内のUターン』を少し先延ばしにしてもいいかなあと正直迷いもありました。
しかし、そんな迷いを吹き飛ばし私に辞職を決断させたのは、コロナで突然手に入れた自分と向き合う時間。
自分が本当にやりたいこと、寝る時間を削ってでも惜しくないと思える考えるだけでワクワクすること、もし今余命宣告されたら後悔することは何か、限りある人生の限りある20代後半をどう過ごして何に時間を費やしたいのか? そんな自分への問いかけにじっくり向き合うことができる余白時間が増えたことが決断の後押しとなりました。
残念ながら、東京五輪ピックをグランドスタッフとして職場である空港で迎えることはできませんでしたが、日々安全とお客さまに向き合いながら奮闘する現場で多くを学べたこと、航空業界の数ある職種の中でもグランドスタッフとして働けたことは自分にとってとても貴重な経験でした。
人生50年時代
人生100年時代。こんな言葉を耳にすることが多くなりました。
でも私は、ことあるごとに “人生50年時代” と自分に言い聞かせています。昨日までのあたりまえがいつなくなってしまうかわからないこの時代に、自分の人生もいつ終わりが来るかわからない。『やりたかったこと』や『いつかやりたいこと』のまま終わらせたくない。人生最期の日に、「ずっとやりたかったこと、あのときやらなくて本当によかったね」なんて声をかける人はいない。
大学在学中、約2年間の休学中にオーストラリアでのワーキングホリデーを経験したことがあります。語学学校に通うのではなく生きた英語を働きながら吸収したい、誰も知り合いがいない異国で言葉も通じない環境でどれだけ自分がやっていけるのか試してみたいという冒険心だけで単身オーストラリアに飛び込みました。ワーホリ前はお金を貯めるためにずっと働いてみたかった京都の老舗旅館で2ヶ月半の住み込みバイト。その後は比較的安く英語を学べるのが人気で当時広がり始めていたフィリピン留学を1ヶ月半経験。そしてエージェントを通さず自力で見つけたステイ先の家族と降り立ったブリスベン空港で初対面。実際に現地で過ごせた時間は6ヶ月と想定より短い期間でしたが人生の価値観を大きく大きく変えてくれて、チャレンジを達成した自分に自信も与えてくれた刺激的で濃厚な180日間でした。
大学のまわりには休学やワーホリを選択する人はいなく、社会人としての新たなスタートをきる同級生を横目に、学生生活を続けることに負い目を感じることもありました。予定通り4年で卒業をして数年働いてからワーホリに挑戦する選択肢もありました。でも当時の私は「今だからやりたいと思えること」を大事に“一般レール”から外れる選択をしました。未来の自分が今と同じ熱量で今やりたいことを挑戦したいと思えていないかも知れない。だから今の気持ちを大事にしよう、と。
結果的に、行きたいときにいつでも海外に行ける時代ではなくなった今、あのとき休学ワーホリを決断した自分の選択は正しく当時の気持ちを大切にした自分を本当によく褒めてあげたいと思います。走っている時、挑戦しようとしている時にその道が正解かどうかなんてわからない。選択が正しかったのかどうかを決めるのは未来の自分や未来の社会。人生っておもしろい。大人になるのって楽しいな〜と学べた大学時代でもありました。
基本的には何事も“石の上にも3年”な考え方の私ですが、やりたいことはやりたいうちに(できるうちに)の価値を学生時代に肌で感じてきたので、ずっと思い描いていた人生設計「就職後、Uターンして地元のまちづくりに携わる」のもと、新卒で入社した会社を2年弱で辞めることにしました。
やりたいことの見つけ方
誰にも夢中になれる大好きなことが1つ、2つあると思います。好きなアイドル、歌手、車、スポーツ観戦、、、他人からするとなんでそんなに夢中になれるか不思議で理解し難いようなこと、けれども仕事終わりの楽しみであり、寝る間も惜しんで時間を費やしてしまうようなこと、休みの日に進んで考えたくなること、、人それぞれ好きなことが違うなかで私にとって自然と考えてしまうことが Localに関わることであり、地元の田舎町。
元々大学でもまちづくりや地方創生を専門に学んでいたので興味があることだとは自分でもわかっていたけど、何でこんなにも地元や他の地域のまちづくりの取り組みについて興味があるのか自分でもよく分かりませんでした。地方出身で人より地元への愛着があるからなのかな〜とふんわりとした答え。周囲にまちづくりや地元のために活動したいと話すと「えらいね〜!」と言われることも多く自分の中ではそれが違和感であったり、、きっとその違和感は他の人が、好きなアイドルを追いかける感覚と同じように自分は地元や他の地域のおもしろいまちづくり事例を追いかけているのになんだか違うフィールドとして捉えられていたり私自身もどこかそう捉えてしまっていたから。
これまで言葉に出来なかったこの違和感の原因が、最近になってようやく人に説明できたり発信できるようになりました。自分のやりたいことがわからない、特別やりたいことがないことが1つの悩みである20代が意外にも多いことを知り、これまでもこれからも明確なやりたいことに向かって過ごしてきた自分が実体験から言えることが1つ。やりたいことは自分が今好きなこと、はまっていること、休みの日に夢中になれること、お金を費やしていること、昔はまっていたことなどなど、、意外と身近にあるのかもしれない ということ。そして少しでも興味を持ったらとりあえず始めてみる、少しでも会いたいと思ったら人に会いにいく、やりたいことが見つかったらそれをすでに始めている人を追いかけてみる。とりあえず始めてみて続かなかったことでも数年経ってまた興味が湧いてきたらやってみればいい。そんないくつもの “とりあえず” の積み重ねが自分がやりたいこと、好きなこと得意なことの見つけ方への近道なんじゃないかなと私は思います。
Work as life をめざして
『Work & Lifestyle』という言葉がありますが私がこれから目指すのは『Work as life』
好きを仕事に、遊ぶように仕事する、、楽観的な私が言葉にするとより楽観的に聞こえますが(笑)、仕事と暮らしの明確な区切りがないような生き方が今の私の理想のライフスタイル。これからこの理想を現実にしていくことができるのか?茨城県の秘境、奥久慈の地でなんの肩書きもない20代女子がこれから、『地方で仕事をつくる』ことに挑戦しながら実験をしていきたいと思います。
自分設定の〝幸せ基準〟
少し前まで社会全体で共有されていた物質主義的な “幸せ” の基準。それが今ではモノやお金にとらわれない 自分で設定した “幸せ” の基準をもとに走り始める人が増えている。社会全体のものさしではなく、自分のものさしで居心地のいい暮らしや働き方を今まさに探しているという人が増えているように感じます。場所や時間にとらわれず生きていくためのスキルを身につけたり、やりたいことをみつけるための第一歩でもある“自分と向き合う”オンラインスクールなどが注目されていることも納得。
そんな社会全体の流れに私も身を任せて、ステイホームでおうち時間が増えた昨年出会った本、ニュージーランドの湖畔で生活をする四角大輔さんの【自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと】の言葉をお借りするとすれば、決断を自分の力で『正解にしていく』という作業をはじめてみたいと思います。
より選択肢に溢れた時代に生かされていることに感謝しながら。
26歳Uターン女子のnew chapter はじまり、はじまり。
記念すべき初note、最後までお読み頂きありがとうございました!
私のこれまでの人生ストーリーと今後の決意表明のような初投稿となりましたが、今回は触れられなかった地域やまちづくりについて思うこと、地域でこれから始めたいことについて今後ゆっくりシェアしていけたらと思います。地方やまちづくりに限らず、何か新しいことに挑戦している方の励みになれたり、逆に励ましてもらったり繋がれる場所にもできたらいいなと思っているので、これからどうぞよろしくお願いしまーす!!!
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