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少しのアルコールは健康によい、は真実なのか?

こんにちは!
動ける&健康な身体をつくるトレーナー、坂下です。
今回のテーマはアルコールと健康についてです。よろしくお願い致します。


はじめに

皆さんお酒は好きですか?!
お酒の飲みすぎが健康に悪いのは、皆さんもよくご存知だと思います。

とはいえお酒は楽しい場をつくるために有効でもあり、好きな方にとっては人生に欠かせないものになっているのではないでしょうか?
私も、酒も場の雰囲気も好きなので飲むときはほどほどに飲んでいます。
(若いころはガブ飲みしてましたが(^_^;))

さて、アルコールを飲める方にとって、全く飲まないより、
少しなら、飲んだほうが健康によい
という話を聞いたことはないでしょうか?
また、酒は百薬の長ともいわれることも。

今回はこの真偽をテーマに書きたいと思います。

なぜ少しのアルコールが健康によいと言われるようになったのか?

『フレンチ・パラドックス』とは

フレンチ・パラドックスとは、高脂肪な食事や高い喫煙率があるにもかかわらず、フランス人の心筋梗塞での死亡率が低かったことを表す言葉です。
フランス人はワインの摂取率が高く、これがよい効果をもたらしているのではないかと、お酒自体の健康効果も注目を浴びるようになりました。
(ワインにはブドウに含まれる『レスベラトロール』という抗酸化作用の強い栄養素も多い)

少量の飲酒が、もっとも健康!?


その後の『メタアナリシス』(複数の信頼度の高い研究を解析したもの)では、
アルコールを全く飲まないより、少量飲んでいるほうが『心筋梗塞』になるリスクが低い(男性0.83杯/日、女性0.92杯/日)
という発表もあり、

アルコールは少し飲んだほうが動脈硬化が原因の病気を減らすので健康によい、と考えられていたようです。

0.83杯とは、、、酒好きにとっては何とも無念な量ではありますが、
まぁカブ飲みは悪いとしても、酒は1杯弱飲んだほうが健康にいいとオヤジたちは勇気をもらったかもしれません。

しかし、、、そうは問屋がおろしません(-_-;)

たとえ少量でも、、、

2018年8月、世界的権威のある医学雑誌『ランセット』により、その後の大規模な信頼度の高い研究結果から『アルコールはたとえ少量でも健康に悪い』と発表されてしまったのです(T_T)

『アルコールは少量なら動脈硬化による心疾患などのリスクを少し下げるものの、

がんに関しては少量でもリスクを高めてしまうため、結局全体としての死亡率は1杯目から高まってしまう』

となり、これが有力です。
よって結論としては、

お酒は少しでも健康に悪い

となります(T_T)

国際がん研究機関(IARC)の見解

さらに、世界保健機関(WHO)の外部組織である『国際がん研究機関(IARC)』も、世界の数々の研究結果から、
アルコールは加工肉と並び最も発がんリスクのある食品として最高ランクのグループ1にランク付けしています😨

というわけで、アルコールを制限しなくてよいのは、
健康を無くしても仕方ないとの覚悟がある『死ぬほど酒好きな人』か『酔拳の使い手』のみ。

はじめにも書きましたとおり、楽しい場をつくるなどお酒には良い面もあると思います。
しかし!いくら良い面があっても『少量でも健康に悪い』と答えが出てしまっている以上、対策も必要!!

アルコール対策

★お酒の種類を選ぶ

ビールや日本酒、ワインなどの醸造酒はアルコール分解に時間がかかり、体内に長時間アルコールが残るためカラダに負担が大きい。
➜焼酎やハイボールなど蒸留酒にする

★アルコールを解毒、代謝させる

亜鉛(牡蠣)
マグネシウム(海藻・アーモンド)
ビタミンB群(カツオ・たらこ・きのこ類)
タウリン(牡蠣・ホタテ・イカ・タコ)
オルニチン(しめじ、シジミ)
などの栄養素をしっかりとる

★飲みすぎない!

★頑張ったときだけ、自分へのご褒美にする

などの対策をしっかりとりましょう!!

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

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