橘助千代のヤマトごころ倶楽部

頭を丸めて静かに暮らしているが、神仏を念じ成仏を待つ、などとは考えてもいない。 世の役…

橘助千代のヤマトごころ倶楽部

頭を丸めて静かに暮らしているが、神仏を念じ成仏を待つ、などとは考えてもいない。 世の役に立ちたい、迷える若者、懊悩する中高年の力になりたい、その思いが五体に満 ちている。 日本文化、神社仏閣、歴史、世相など、よもやま噺、日々想ふことを発信していきたい。

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自己紹介です

経営コンサルタント・文筆家 橘 助千代(たちばな すけちよ) 東京生まれ 早稲田大学卒業 生い立ち 父は帝国海軍航空隊の生き残りから日本国有鉄道職員 母は教師という厳格ながらも何不自由ない家庭に育ち 幼少の頃より運動、学業は優秀であった。 父親の鉄拳制裁に対抗するため、高校大学と空手の修行に 没頭。完全な肉体派、体育会系のコンサルタントである。 歌舞伎町で大活躍 空手の才能があると慢心していまい、大学卒業後プロを 目指すが力及ばずドロップアウト。 もはや就職口などなく、

    • 旧かなづかひはエレガントで美しい  書いてゐて楽しくなるよ

      旧かなづかひ(歴史的仮名づかひ)とは…「思ふ」「言ふ」「ゐる」「お使ひ」「するだらう」「このやうに」などの仮名づかひはきっと古文の授業以外でも目にしたことがあるだらう。 昭和21年まで日本人が使っていた仮名づかひだ。 理由は自分でもよくわからないが、私はなぜかこの旧かなづかい(歴史的かなづかひ)に惹かれる。 はじめて旧かなづかひで書かれた小説を読んだのは高校生の頃、三島由紀夫の「豊饒の海」だ。 なんて美しく、日本語の美しさを味わへる文章だ、と感動した覚えがある。 そして、旧

      • しっとりとした美しい大人の恋愛関係を育てるために・・・まずやること

        結論から述べると、まずは、寝てみることだ。 寝てみないことには、濃厚で現実的な本当の大人の恋愛関係が育たない、ということである。 ここでの寝るということは睡眠をとるということではないよ。セックスをするという意味だ。 そして、寝てから付き合うかどうか決める、というのではなく、付き合いが始まっているという前提だ。 これは、結婚三回、目の前で薬を大量に飲まれたことや、夜中に目が覚めたらネクタイで首を絞められていたこと、包丁を持って突進されたこと、霊感女に「呪ってやる」と叫ばれ、

        • 正月の過ごし方・娘と過ごしたお正月 なぜ初詣にいくの?

          今年は元旦から能登半島地震が発生し大変な被害をもたらした。 犠牲になった人たちへ謹んで哀悼の意を表するとともに、被災者の方々には心からお見舞い申し上げる。 天災に負けず、少しでも明るく、希望が持てる一年でありますように。 年末年始を大阪で過ごす 私の例年の年末年始の過ごし方は、まず近所の氏神様に詣で、昨年無事に過ごすことができたことへのお礼と本年もよろしくお願いいたします、とご挨拶し、そしてご先祖が眠る菩提寺にお参り。ここでも感謝と今年も引き続き見守ってくれるように

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          祝日は日本文化だ・・・          知っておきたい本来の意味

          先日の勤労感謝の日、国民の祝日だ。学校も会社も休みで、一部の人を除き、皆さん有り難く休んだことであろう。 祭日と休日の違い ところで祭日と祝日の違いはおわかりだろうか。 この違いが重要なポイントになるので、しっかり理解しておこう。 「祭日」は賀茂祭、祇園祭、天神祭など、神社で祭祀が行われる日のこと。そして元始祭、神武天皇祭、新嘗祭など皇室の祭典が催される日のこと。 明治時代から大東亜戦争に負けるまで皇室の祭典が催される祭日と、紀元節、明治節などの祝日の両方があり、

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          倭姫ラブ・・・二千年の時空を越えて

          伊勢の神宮のはじまり伊勢の神宮が好きだ。 ほぼ毎年参拝しているが、境内に足を踏み入れたとたんに空気が変わる。 おごそかな空気に包まれた神域。 静寂な、神々しい、凛とした緊張感がある。 それでいてふっと心がおだやかに温かくなる。 そよぐ風、木々のざわめきに神々を感じる。 悪行三昧だった私でもやさしく包んでくれる。 天照大神という女神様だからであろうか、癒されるとはまさにこういう感覚に違いない。 この伊勢の神宮のかたちを作った人が倭姫命(やまとひめのみこと)なのだ。 斎宮の伝説上

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          郷愁の新宿そして歌舞伎町

          歌舞伎町を歩く先日用事ができ、どうしても新宿に行かなければならくなった。 新宿は私が社会人としてスタートを切った街であり黒歴史の始まりの街なので、普段はなるたけ近寄らないようにしている。 用事が終わり、せっかくなので少し散歩をしてみようという気になり、新宿通りから靖国通りへの緩やかな坂を下った。 なんと「桂花ラーメン」がまだある。あるどころか店舗数が拡大しているらしい。 私は当時この店の太肉麺(ターローメン)が大好きで、業界で唯一の友と呼べるウリセンホモバーのマネージャーM君

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          谷根千は山の手だ!「根津・千駄木下町まつり」で下町とは何かを考えてみた 2

          下町/山の手 定義と歴史 下町というのは元々、江戸の初期の都市計画に由来する。 徳川家康が江戸に幕府を開く以前、江戸は片田舎だった。 太田道灌が築城した江戸城を家康が手に入れたのだ。 都市計画は地の利を活かすことが重要であることを熟知していた家康は、江戸城の東の方から隅田川、東京湾にかけての低地に運河を築き、物の行き来がしやすいようにし、そこを町人に割り当てた。これが低い町、つまり「下町」の起源である。 一方、武士たちは高台の地盤の安定した場所に住む。これが「山の

          谷根千は山の手だ!「根津・千駄木下町まつり」で下町とは何かを考えてみた 2

          谷根千は下町か?「根津・千駄木下町まつり」で下町とは何かを考えてみた 1

          はじめに 昨日、令和5年10月14日と15日に行われる、根津・千駄木下町まつりの「下町イラストまっぷ」というチラシがポストに入っていた。 根津、千駄木地区の名所や商店をイラスト地図にした、自分の住む地域なのに知らないところ満載のとても楽しい「まっぷ」である。 私は新宿区四谷付近で生まれ育った生粋の山の手ジジイで、何回かの引っ越しの後、いわゆる「谷根千」と言われる地域に住んでもう十年になる。 東京メトロ千代田線の「千駄木」駅・「根津」駅の東側、「日暮里」駅の西側に広

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          そうだ、投票にいこう

          10日は投票日 7月10日の参院選も終盤戦に入った。 大手マスコミの調査ではなんと与党が早くも過半数を制するとの予想されている。まだまだ予断は許さないとはいえ、日本人は変わらないな、という感が否めない。情けない・・・ 配布された選挙公報を読んでいるとまず、日本にこんなに多くの政党があることにおどろかされた。 各党さまざまな政策を主張している。 生活安全保障、がんこに平和 くらしが一番、給料をあげる、国を守る、改革そして成長、日本を前へ、消費税廃止、家計を豊かに、国防費増

          「おたからや」からゴールドコーストへ、バブル末期の思ひ出

          朝の散歩の途中で派手な看板を見つけ立ち止まった。 「おたからや」であった。 「おたからや」とは、どのようなお品物でも買い取ります、という中古品の買取専門店である。買取品目は実に多彩。 ダイヤモンド、宝石、金、貴金属をはじめ、時計、バッグ、切手、着物、おもちゃ、鉄道模型、勲章、メダル、金貨、小判、携帯電話、ギターなど、リユース可能な物のほぼすべてと記してある。。 この歳になると家中いらないものだらけになっている。特にケチで物を捨てられない私の部屋は不急不要の物だらけである

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