秋雨.

開演までが長く終演後も長い、私情ダダ漏れ(ついでに愛もダダ漏れ)の自己満ライブレポ…

秋雨.

開演までが長く終演後も長い、私情ダダ漏れ(ついでに愛もダダ漏れ)の自己満ライブレポ(的ななにか)😌 ※思想がけっこう濃いめ。

最近の記事

すべてが今、ここにある。

もの悲しさを感じる秋。 そんな10月の秋の夜、まるで呼ばれるかのように河口湖まで行ってきた。 もともとこのライブは、行けないつもりでいた。のだけど、生きていると不思議なことも起こるもので、絶対なくならないはずの予定が別の日に変更になって、ぽっかり時間ができてしまった。 それに合わせるかのように始まったチケットの一般発売。人気公演だからどうせ取れないと思っていたチケットが、なんと拾えてしまった。 親族を亡くしたり振られたり。いろいろな「失う」を味わった先月。同時に、周りの

    • さよならだけが、人生だ。

      2023.02.25(sat) indigo la End oneman live "蒼き花束 vol.3" @パシフィコ横浜 バンドの13歳のお誕生日…の翌日までライブをやるなんて、仕事熱心だなぁと思った。2022年11月1日、まだ記憶に新しい武道館公演の続き(だと勝手に思ってる)のワンマンライブ。とうとうこの日がやってきた。「願わくば、すべての季節で会いましょう」という2022年indigo la Endの約束(もう年跨いでるのは触れないでおこう)。春ツアーHelple

      • 待ち望んだライブが帰ってきた

        27回目のバンドのお誕生日。こんなめでたい日に、全国ツアーがスタートした。27年間バンド活動を続けていると考えると気が遠くなる。わたしが生きてきた年月そのまんまだもん。 ガイドライン緩和で、ライブ中の声援がOKになった。お客さんとのかけ合いが多いBUMPのライブで声を出して良いというルールに変わったのは純粋に嬉しい。 ただ、誰も仲間はずれにしたくないBUMPが、ライブ中にどう伝えるのかもとても興味があった。 「好きな時に歌っていいよ。歌いたくない人はじっと曲を聞いててもいい

        • 3on3のぶつかりあい

          2022.12.28(wed) My Hair is Bad presents "アルティメットホームランツアー" w/UNISON SQUARE GARDEN @ Zepp Haneda 圧倒的技術で音で殴りにくるユニゾンと、心を掴みにくるマイヘアだった。以前ユニゾンの自主企画に対バン相手として参加したマイヘアが、ユニゾンを呼び戻す形で実現した今回の対バン。 斎藤さんいわく、「昔から良いバンドだな、と意識し合う仲だったけど、なかなかきっかけもなく。意識してるけど話し

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          たった一晩で、人生なんて変わるわけないと思ってた。

          2022.11.01(Tue) indigo la End oneman live "藍" @ 日本武道館 売れるだとか大きいキャパを目指すとか、そういうの、興味ないもんだと思ってた。いや、いまでも興味はないのかもしれない。自分たちのペースで、自分たちのやりたい音楽を、かモットーのバンドだと思ってたから。そうやってコツコツとやってきた結果、indigo la Endという独自のジャンルを生み出していると思ったから。 だから、武道館でワンマンをやりますと聞いた時は、めちゃく

          たった一晩で、人生なんて変わるわけないと思ってた。

          必ずまた、僕らは出会うだろう

          2022.10.31(Mon) BUMP OF CHICKEN tour "Silver Jubilee" @ Zepp Sapporo day1 BUMPを聞き始めてはや十数年。全国いろいろな会場でたくさんのライブを見て来たけど、ライブハウスでBUMPを見るのは今日が初めてだ。7月のライブを蹴っちゃって、ものすごく後悔していたところにライブハウスツアーのお知らせが来た。意地と執念と、そんなわたしを見た神さまの情で当たったチケットだと勝手に思ってる。 SEは久しぶりに

          必ずまた、僕らは出会うだろう

          絶望と不安と後悔

          2022.02.17(thu) THE ORAL CIGARETTES Hall Tour 2022 "SUCK MY WORLD" @神奈川県民ホール ※そこまでガッツリではないけど、普通に曲名出してるのでネタバレ要素ありかと。 泉大津フェニックスでの野外イベントぶり。 だから実に約2年半ぶり…? かなり久しぶりにオーラルのワンマンに行くことができた。 前回見たのがJAPANJAM、その前が泉大津と、かなり広い会場で見ていたこともあり、ホールの1階はかなり近く感じた。

          絶望と不安と後悔

          永遠のチャレンジャー

          「真央ちゃんがやってるスケートは失敗したらダメなスポーツだけど、バスケはいくら失敗しても大丈夫だぞ!」 中学生の頃、こんなことを言われたことがある。 バスケの試合中だった。 ミニバスで監督をしていた、ひとつ上の先輩の父兄さんだったと思う。 採点競技は残酷だ。 あくまで他人が評価するものだから。 点数の付けようがない「美しさ」を競うものだから。 「失敗しても大丈夫」なスポーツしかやったことがなかったからこそ、わたしはフィギュアスケートというスポーツを見るのが好きだった。

          永遠のチャレンジャー

          USELESS

          2021.12.16(thu) XIIX oneman tour"USELESS+" @ ガーデンシアター東京 念願のXIIXワンマン。やっとワンマンで見れた。 「アルバム作るためにせっせこせっせこ作った曲たちを、ライブで演奏するために一度パァン!と壊してまた作り直した」と言っていた通り、全曲見事に化けてた。 やはり生の音は何にも変えられない良さがある。 ライブに行くと、知ってるはずの曲の中に実は知らない色んなリズムがあることを教えてくれる。 特にXIIXのライブはそうだ

          夜の公園のムード

          霞ヶ関駅のC3出口を抜けて地上に出ると、そばを通る車の音に混じってドラムの音が聞こえてきた。 横断歩道を渡ると、それが大好きな「花傘」の演奏だと気づいて足を早めた。 この日は心待ちにしていたindigo la Endの日比谷野音公演。 オフィスビルの立ち並ぶ街に、大好きなindigo la Endの演奏が響いていることが、なぜか誇らしかった。 秋の高い空が気持ち良くて、心を躍らせながら会場へ向かった。 雨バンドと呼ばれるくらいなので、念の為にカッパを忍ばせてきたが、出番は

          夜の公園のムード

          在り方、判断基準、人生観と、後悔

          これは小説「夜行秘密」のトレーラーに出てくる一文。 なぜか、この文章が頭から離れない。 というか最近、在り方とか人生観とか、後悔のことばかり考えている気がする。 先日、渋谷パルコで催されている「夜行秘密」の展示に行ってきた。 小説の中の文章が散りばめられている展示だった。 いくつも文章がある中で、真っ先に目に入ってきたのは「いくつもの後悔を抱えたまま、それでも前に進んでいくしかないと思った」「おれが思い出すのは大抵、楽しかった記憶とかじゃなくて、後悔の記憶だ」というもの。

          在り方、判断基準、人生観と、後悔

          それぞれの夜行秘密。「夜行秘密」初読の感想

          大好きなバンドと、ちょっと気になっていた作家さんがコラボして小説を出した。 発売日は7月2日なので、厳密にいうと「発売する」の方が良いのかもしれない。 あなたの後悔がよみがえる 激情の恋愛譚 決断をしては傷つけ合う 「それは、彼女と僕だけの秘密です」 なんか、いかにもindigo la Endっぽい感じだな、と思った。 後悔、喪失、思い出、雨、美、朱、蒼、そして夜。 わたしの中のindigo la End像と一致する部分がかなり多かった。 indigo la Endの曲を

          それぞれの夜行秘密。「夜行秘密」初読の感想

          春は、溶けて。

          感性でご飯食べてる人ってすごいと思う。 最近すごく思う。 バンドマンしかり、小説家しかり、コピーライターしかり。 他でもない「自分だけの感性」を武器にしてる姿はかっこいい。 唯一無二ってかっこいい。 その中でも、あぁこの人はセンスの塊だな、歌を書くために生まれてきたんだなと個人的に思う人が何人かいる。 大好きなバンドのindigo la Endのフロントマン・川谷絵音さんもそのうちの一人だ。 ゲスの極み乙女。、indigo la End、ジェニーハイ、DADARAYなど

          春は、溶けて。

          BUMP OF CHICKENの「SONGS」を見た

          わたしがここまで音楽に、ロックバンドにハマるきっかけをくれたのは、間違いなくBUMP OF CHICKENだ。 中学生の頃からかれこれ10年ちょっと聞いている。 落ち葉で道が埋め尽くされる季節は「Title of Mine」を聞いて登校した。 試合の朝に絶対聞くのは「バトルクライ」だった。 「ギルド」を聞いて泣いた夜もあった。 学生時代に使っていたピンクのiPodには、BUMPの歴代の曲が全部と、その時に流行ったアーティストの曲がちらほら入っているくらい。 当時はサブスクな

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          何年経っても、だいすきなLIVE HOLIC

          大学3年の春、初めてLIVE HOLICというイベントに行った。 「総集編」と名付けられたこのイベントは2日間にわたって開催された。 本来LIVE HOLICは対バンイベントで、総集編では過去この対バンイベントに出演したバンドが一堂に会してイベントが行われた。 見たいバンドが1日にまとまるなんてことは起きず、「新しい出会いがあるかも」と2日間の通しチケットを迷いなく買った。 1日目は3月11日。 今でも覚えているのは、大好きなTHE ORAL CIGARETTESのステージ

          何年経っても、だいすきなLIVE HOLIC

          夜といえばindigo la End。「夜行秘密」リリースに寄せて01

          店着日とリリース日は心が落ち着かない。 まるで遠足の前の日の幼稚園児。 いくつになってもこれは直らなくて、でもいくつになっても心躍る瞬間があるというのはありがたいことでもあり嬉しくもあるなぁと思う。 リリース日の0時すぎ、indogo la Endの新アルバム「夜行秘密」の配信がスタートしてすぐにiPhoneの通知が鳴った。 ベースの後鳥さんのツイートだった。 「喜び」「悔しかった」「辛かった」「楽しかった」。 感情の羅列を見て、ふとライブで見た光景やindigo la

          夜といえばindigo la End。「夜行秘密」リリースに寄せて01