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30代に突入した社会人男性です。 日々のなかで感じたことや思い留めておきたいと思ったこ…

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30代に突入した社会人男性です。 日々のなかで感じたことや思い留めておきたいと思ったことなどを書きます。

最近の記事

書く理由

 何を書きたかったんだっけ、となることが多い。noteを始めて自分の心内を気にかけることが増えた。見たものや聞いたもの、感じたものに対して、もう少し深く考えたいとか気になることなどは携帯にメモしておき、ふとしたときにnoteでまとめている。  先日、電車に乗っていたとき、誰かの会話が聞こえた。その会話を聞いたとき、何かを思った。けど、それが何だったか思い出せない。その程度の記憶しか残っていない。でもそれに心が動かされたのは確かだった。  見たものも聞いたものも感じたものも

    • 山道にて

       山道を下っている。前の車は外国人が運転していて、その外国人は気性が荒いんだとぼくらの車の運転手は言う。運転手は続けて、後ろから衝突したらどうなると思うかとぼくらに問いかける。その問いに答える間もなく、運転手は前の車に衝突した。両車ともにスリップし、煙を上げて路肩に停まる。  ぼくらは急いで川沿いを走って逃げる。運転手らは川沿い入口の車両進入禁止のポールに寄っかかり、他人の振りをする。後ろから銃声が聞こえる。ぼくらも他人のふりをするために、ぼくは友人をおんぶし、川沿いを歩き始

      • 紙粘土の心に水を

         退屈な人間になってしまったなと最近おもう。  バラエティ番組を観ていて、次の流れを予想して当たることが増えた。当たると、「次どうなるの?」といった高ぶる気持ちが減ることに気付いた。それでも、そのまた次の流れは当てることができないから、結局は楽しんで観ている。  こうなる前、小さい頃は一つ一つの流れが予想できず、見入っていたことが多かったとおもう。期待する面持ちで予想して、その通りの流れになった場合は興奮する。反面、全く予想していなかった流れに進んでいって、かつ、それが胸糞悪

        • わたしがミニマリストになったら

           いつも荷物が多い。心配性で、必要になる可能性があるものは持っておきたい性分なので、常にバッグは中身がいっぱいだ。モバイルバッテリー、ティッシュ、ウエットティッシュ、ハンカチの替え、ペンケース(これにはペン類が詰まっている)、香水やボディスプレーなどがいつも入っている。日によっては、仕事が早く終わったらジムに行くかもしれないからそのための着替えや、サウナに行くかもしれないからサウナハットを入れている日もある。  一つ一つは大した荷物ではないけど、これを入れるために、パッキング

        書く理由

          ため息で幸せを逃がさない

           ため息をついている人をみて、「ため息をつくと幸せが逃げる」という言い伝えを思い出した。  大学生の頃、温泉施設でアルバイトをしていた。その施設は、宿泊のための客室が併設されていて、ぼくの仕事内容は施設管理という名目で、使用後の客室のベッドメイキングなどの清掃、温泉エリアの脱衣所や浴室の清掃が主だった。  繁盛していたのでいつも忙しかった。日によって温泉エリアもしくは客室エリアの担当が分かれるのだが、客室エリア担当の日は、ほとんどの客室がその日に宿泊予約が入っているので、チェ

          ため息で幸せを逃がさない

          対話を大切に

           よく人のことを蔑めるなとおもう。  「あいつは使えない」、「どうせ何もできない」と言って他人を見下すその人は、「だから俺がやってやってる」と続けて言い自分を棚に上げる。 終いには「あなたはどう思うの?そう思うでしょ?」と半ば強制の同意を求めてくる。答えにくさとその話に全く興味のなさにぼくが「そうですね~~~~~」と、その話を早く終えたくて相槌だけ打っていると、「否定しないってことはあなたもそう思っているんじゃない」と半笑いで勝手に自分と同意見ということにする。   ぼくは

          対話を大切に

          欲の在り方

           付き合う相手には、性欲が湧かないといけないのだろうか。  ぼくには、付き合って3年の彼女がいる。同棲もしていてもうすぐ2年経つが、いわゆるレスという状態で、1年半くらいはしていない。  職場の同僚や友人にこの話をすると、「そんなことあんの?」「相手のこと好きなの?」「やばいねー」「相手がかわいそう」といった具合に大抵ネガティブな反応が返ってくる。   この話を聞いて欲しくて自発的にしているわけではない。でも、ネガティブな反応が返ってくると、付き合うには相手に対して性欲が湧

          欲の在り方

          脳内の平子さん

           納豆ご飯が大好き。「白米と乗せるもの」ランキングがあるのだとすれば、納豆が断トツの1位だ。食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておいて、冷えた状態で白米に乗せる。白米の熱と相まった状態で食べた瞬間、つい顔をあげて唸ってしまう。  今日も納豆を食べた。日によっては一度の食事でご飯を2杯おかわりして、納豆も2パック消費することもあるが、少し太ってしまったのでご飯を1杯に制限している。  白米そのものの味も大好きなので、1杯とは言いつつも、少し多めに白米を盛って、納豆を乗せる前に白米を

          脳内の平子さん

          お父さん、ちょっとお茶しようよ

           先日、久しぶりに実家に帰省した。久しぶりといっても、年末年始に帰ったので2か月ぶりくらい。帰省といっても、実家は今住んでいるところから車で1時間30分くらいで行き来することができる距離。そのため、なにか用事があったときには、そのついでに実家に寄ることが多い。その日は、実家近くのスーパー銭湯に行く予定があったので、ついでに寄ることにした。  スーパー銭湯での入浴を済ませて、父親にラインで家に居るか確認の連絡をする。父親とのラインはなぜかずっと敬語。「います( ◠‿◠ )」と顔

          お父さん、ちょっとお茶しようよ

          トゥースな一日

           『オードリーのオールナイトニッポン』が東京ドームでイベントを開催した。ラジオが始まって15周年を記念したイベントで、東京ドームの現地のほか、全国各地の映画館などでのライブビューイングやインターネット上での配信でも観ることができた。東京ドームのチケットは数回の抽選がおこなわれたが、その抽選に全て落選。  5年前に日本武道館で開催された10周年記念のイベントは、最後の最後で解放席が当選し現地で観ることができた。その件があったため余計に意気消沈していたところ、友人が映画館でのライ

          トゥースな一日

          冷蔵

           街で道を訊かれることが多い。先日も、荻窪駅で電車を待っていたら女性から「ミサキまではどうやって行けばいいですか?」と声を掛けられた。  ミサキがどこにあるかわからなかったので詳しく聞くと、千葉県の三咲駅であることが判った。僕は、携帯で乗換案内のアプリを開き、荻窪駅から三咲駅までの経路を調べる。調べている最中に、僕が乗る予定の電車がホームに到着した。その電車がホームに到着したとき、ちょうど三咲駅まで行く経路の調べもつき、三咲駅に行くのもひとまずその総武線に乗れば良いことが判っ

          よんなーよんなー

           沖縄にいる会社の同期に会いに行った。  彼は、昨年の4月から転勤で沖縄に異動となった。彼に会いに行くのは2回目。前回は、昨年の9月の連休に合わせて行った。  今回の旅行が決まってなにをするか話し合ったとき、僕は「いつも通りのことをしたい」と伝えた。彼の異動前、僕たちはよくサウナに行ったり、飲みに行ったりしていた。沖縄に限らず、旅行に行くと、朝早く起きて海や観光地に行く予定を詰める、旅行満喫プランを組みがち。でも、今回の旅行は、普段通りのことをしたかった。東京で過ごすような普

          よんなーよんなー

          探している

           鉄塔が等間隔でいくつも建ち並ぶ。周りに、それ以外の建物は見当たらない。日中だが、曇り空で建物が見当たらず不自然な様子は不気味さを醸し出していた。  小さい頃、母と母の妹と弟と僕は、母の妹の車でそこに居た。4人で会話を交わした覚えはない。  ふとした時にあの場所を思い出す。不自然で不気味な情景は、実在する場所なのかすら僕を疑わせる。僕は,本当にそこに行ったのだろうか。もし行っていないのであれば、夢でそこに行ったのだろうか。そうだとすれば、たまに思い出すのはなぜなのだろうか。

          探している

          呼吸に集中する

           私生活で思い通りに事が進まなかったり、仕事でミスをしたり、急に問い詰められたりすると、心臓が縮まるような感覚になって、視界が狭くなり、時には苛々して自分をコントロールできなくなるときがある。きっと、ストレスが溜まりに溜まるとこの状態になるのだと思う。  思考も停止して、なにも身に入らない。周りの喋り声の音量がいきなり上がった感じがする。大衆居酒屋に居るようなガヤガヤした雰囲気と似て、そわそわしてしまう。  そんなとき、僕は深呼吸をしている。  僕が深呼吸と出会ったのは、数

          呼吸に集中する

          字を綺麗に書きたい

           ノートなど紙に文字を書くとき、文字が緩やかに傾斜を描いたり、文字のサイズがバラバラになったりする。  誰かが見るわけでもないものでも、少しでも綺麗に書きたいと思ってしまう。  綺麗に書けたとき、それがノートの1ページだとしたら、そのページをめくって真っ白な一面をみて、また綺麗に書けたそのページに戻って「めっちゃ見やすいなあ〜」と心の中で自惚れることを何回か繰り返す。  字を綺麗に書きたいと思う気持ちは小さい頃からあった。学生時代、字が上手な人を見つけると、その人の字を真似

          字を綺麗に書きたい

          愚痴と不満を吸い込む

           愚痴や不満であふれる会話が苦手だ。会社の昼休みや飲み会などで、絶えず愚痴を言い合う場に遭遇してしまうと、とてもつらく感じる。そして、疲れてしまう。だから、僕発信での愚痴や不満を漏らすことは極力ないようにしている。それでも、たまに、その場の雰囲気に乗っかって愚痴や不満を垂らしてしまうこともある。そうすると、その後、少しして、どっと疲れがくる。  僕も、昔は愚痴や不満をずっと吐き出す人だった。口を開けば部活や学校生活の愚痴を言うような人だった。でも、高校生のとき、友人から「気分

          愚痴と不満を吸い込む