穴場スポットに来たと思っていたら、映えスポットに来ていた。な… 何を言ってるのか(ry
日の出岬・・・北海道雄武町にあるオホーツク海に突き出した岬。
岬を中心に海浜公園が整備され、展望台やキャンプ場も備えた観光地して知る人ぞ知る映えスポットである。
・・・というのが世間一般では名の知れた「日の出岬」であるらしいのですが、自分が行ったのは「紀伊日ノ御埼」和歌山県美浜町の灯台のある岬です。
にわかに灯台マイブーム
和歌山の灯台のある岬といいえば串本の潮岬が一番有名だと思うのですが、海に面した場所の多い和歌山は他にも灯台のある岬がたくさんあります。
そうなると中には全く有名じゃないけど、行ってみたらなかなかいい感じの場所ってのもあるわけで、そういう「俺だけが知ってる穴場スポット」を発掘するのが一つの楽しみになってきたりするんですよね。
紀伊日ノ御埼はそんな全国的には全く有名ではないけど、なかなかに見栄えのする灯台があって絵になる写真の撮れる「俺だけが知ってる穴場スポット」として自分の中では位置づけていた場所でした。
初めてこの場所を知ったのはGoogleマップで灯台が存在することを見つけたからで、「灯台を撮りに行こう」という単純な動機だけでとある夏の昼間にここに向かってみたのが始まりです。
道中アメリカやカナダへ移民した方が多かったといういわれからアメリカ村を名乗る地区を通ったり、カナダ資料館というものがあったり、風光明媚な場所であるには違いないので、国民宿舎があったり、観光資源としての開発に力を入れていた様子が伺えるのですが、残念ながらうまくいかなかったようで、今やいずれも廃墟と化しているといった有様。
そういううすら寂しい感じや、公共交通機関を使ったアクセス手段がないこともあって穴場感の高いスポットだと感じていたのですが、肝心の灯台の方は石造りの立派な絵になる灯台でいい写真が撮れたと満足して帰ってきたのでした。
〇〇日後・・・
その後幾年かが経過したある日、これまた思い付きで、「そういえばあの穴場にしばらく行ってないなあ。ちょっとまた行ってみようか」とふらりと行ってみることにしました。
たどり着いたのは冬至も間近に控えた12月の夕方。道中から想像していたよりすれ違う車の量が多いことに何か様子が変だとは思っていたのですが・・・
この場所、元々は国民宿舎のためで用意されたのであろう、不釣り合いなほどに広い駐車場があって普通はここに車を駐車する奴なんざ自分くらいなものなのですが、後から後から次々に車がやってきて、七割がたが埋まってしうほどになりました。
それだけでなく、降車してきた皆さん、自分の600万画素機など比べ物にならない程の超高性能ミラーレス一眼と巨大な高性能レンズで武装したガチの方が少なからずいらっしゃったのです。
ガチの方だけでなく、スマホ片手のカップルの皆さんも大勢いまして、それでどうやらここは皆さんに映えスポットとして認識されているらしいと気か付きました。おのれリア充どもめぇ。いや別に何の恨みもないんだが。
知らなかったヨ・・・
しばらく周辺をうろついていて分かったのですが、ここは和歌山県観光連盟が和歌山県の朝日・夕陽100選に指定した夕日スポットの場所であったらしいです。道理で日没が近づくにつれて車と人が増えてくるわけだ。
そんな訳で、勝手に穴場だと思っていた場所は、知る人ぞ知る映えスポットだったと言うお話でした。陰キャで人混みが苦手な自分は新しい穴場を見つけるしかなさそうね・・・
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