600万画素の男

10年前までは最底辺のコンピュータプログラマ。 1年前までシーケンサ制御盤の盤組屋だ…

600万画素の男

10年前までは最底辺のコンピュータプログラマ。 1年前までシーケンサ制御盤の盤組屋だった現在無職の最低野郎。 50半ばで体のあちこちがぶっ壊れ始め、やむなくリタイヤ。 10年やってきてうだつが上がらなかったってどういう事? 取り組みが甘いだけだというご批判はごもっとも。

最近の記事

雨の日に写真を撮りに行く

普通は写真は晴れている時に撮るものですが、雨の日に撮ってみるとどうなるか?というお話です。 敢えて人とは違う行動で 普通は雨の日に外に出かけようという人は居ないと思いますが、普段はあまり出たがりではない分、出歩く人が少なくなっている雨の日に敢えて出かけて行って写真を撮るという事がたびたびあります。まあ、モノ好きな人の行動ではあます。 しかし以前にコロナ禍の京都や姫路城に行ってきた時のように敢えて人とは違う行動をするだけで人とは違う写真を撮ることが出来るのです。 自分が

    • 人生は美しいアルバムじゃない

      こういうカッコいいセリフを思いついたのは、もちろん自分ではなく、東京スカパラダイスオーケストラの一曲です。 東日本大震災からの復興途上にある被災地への応援歌として作られたとも言われているらしいのですが、そういう背景を踏まえたうえで現在試練に直面して破滅の瀬戸際にある人に聞いてみてほしい曲でもあります。振り返れば遠くに光る星がまだお前を守っている・・・ 撮れなかった写真の方がはるかに多い! 以前に自分には人が撮れないという事を書きました。そんな訳で自分にとってはまず「人」

      • 考察:正反対の特性になる白と黒

        白と黒で特性が正反対だなんて当たり前だろ何言ってんだと言われそうですが、それだけの話じゃなく、同じ白であってもメディアによって・・・つまりプリントとディスプレイに表示する場合で正反対の特性になるというお話です。 色がない。とは? 以前に写真をディスプレイで見る・・・直接光。つまりRGBで写真を表現する場合と、プリントした写真・・・反射光。つまりMCYで写真を表現する場合とで、同じカメラの同じシャッターを切った時の写真であっても色々違ってきてしまうという事を話しました。

        • 誰でも偉大な写真家になれる・・・のかも

          写真と言う趣味は極論を言うとカメラさえ持っていれば誰でも出来る趣味です。 それでいて、時と場合によってはもしかしたら歴史に残る傑作・・・とまではいかなくても常人には撮れないような写真を撮る可能性が意外と多く存在します。 今回は実体験を例にそんな可能性についのお話をしてみたいと思います。 実体験その1。コロナ禍の京都と姫路城 自分は実は引きこもり気味な性格なので、人が大勢来るような有名観光地はなるべく避けて出来る限りあまり人が来ない穴場的な場所を狙って出かけるようにしていま

        雨の日に写真を撮りに行く

          手作りの味わい

          NOTEのクリエイターの皆さんで、家の中で家族への伝言メモなどを描くとき、上手い下手はひとまず置いて、伝言を書いた鉛筆なりサインペンなりでさらっと相手を気遣うイラストを添えたりすることが出来る方はいますでしょうか。自分はそんなことをそん事思いつきもしない不愛想な人間だったので、謹んで最大級の敬意を送りたいと思います。 今回は、そんな上手い下手はひとまず置いて世のため人のために役立とうという気持ちにあふれているものが存在した。そして消えてしまった。というお話です。 隅田駅の記

          手作りの味わい

          あじたま

          ミラー付きの一眼レフにしろ、ミラーレスにしろ、レンズ交換タイプのカメラ最大の利点。それがレンズを自由自在に変えることが出来ること。(当たり前) そんな訳で、ここぞというときにピンポイントで使ってみたい極端なレンズを(厳密にはノーマルなレンズに取り付けるアダプター)のご紹介です レンズ沼 個人的見解ではありますが、カメラ本体とレンズの取り付け部分を規格化し、(論理上は)様々な種類のレンズを自由自在に切り替えて使えるという一眼レフカメラのシステムを考え付いた人は天才だと思いま

          直接光と反射光

          今ではすっかりディスプレイで見るものとなっている写真ですが、歴史的には写真とはプリントして紙の上に焼き付けられたものでした。今回は特に色に関する部分でディスプレイの写真とプリントした写真での違いについて考えてみました。 プリントしないと写真じゃない!? 写真を撮ることがフィルムカメラで撮影するものであった時代。写真とはプリントしたもの。つまり印画紙に焼き付けたものでした。以前にも写真が時と光の結晶体なら紙の上に焼き付けたものの方がより写真の本質に近いのかも知れない。見た目

          直接光と反射光

          完成形は600万画素

          以前記事の中で取り上げたシャープVN-EZ1は、世界最初の実用的なデジタルカメラと言ってよいカシオQV-10のフォロアーと言うべき機種でした。 それでは、デジタルカメラというジャンルの最初の一台と言QV-10のその後。カシオQVシリーズはどのように発展していき、最終的にどうなったのでしょうか。 埋没していく先行者 初代QV-10の開発コンセプトは「カメラのついたTV」だったと言います。それまでプリントされた「印刷物」だった写真の常識を「ディスプレイで見るもの」に転換させて

          完成形は600万画素

          しまった。諸般の事情(主に天候不良)で取材できなかった。 という訳で申し訳ないですが次の投稿は一日延期させていただきます。

          しまった。諸般の事情(主に天候不良)で取材できなかった。 という訳で申し訳ないですが次の投稿は一日延期させていただきます。

          推し活

          少し前の投稿で取り上げたウジェーヌ・アジェですが、彼が写真家として認知される過程で同じ写真家であるベレニス・アボットの活動について取り上げないわけにはいかないと思ったので、今回はベレニス・アボットのお話を少し。 連邦美術計画 前回の記事で少し紹介した通り、ベレニス・アボットが写真家として実績を積み始めたのは1930年ごろはちょうど世界恐慌まっただ中で町中に失業者があふれていた時代でした。 この世界恐慌は日本も含めて国家財政が傾くほどのダメージを受け、生き残りのために産業

          JPEG以前。コンピューターグラフィックの歩み

          写真はデジタル化する以前に長らくフィルムで撮られてきた歴史がありました。 デジタル写真が広まる以前、ディスプレイ上に描画するグラフィック - コンピューターグラフィックが存在していました。そう、写真が現れる以前に絵が存在していたようにです。 今回はそんなコンピューターが描く。コンピューターで描く絵のお話です。 文字だけで絵を描く! 初期のコンピュータ - まだキーボードもディスプレイもついていなかった時代。入力装置はテープリーダーとか、カードリーダーとか、キーボードが

          JPEG以前。コンピューターグラフィックの歩み

          世界最初の写真家は誰か

          以前に写真とは、日本では「真実の記録の一種」という捉え方が強いが、photographと呼ぶ海外ではアートの一種として捉えられている傾向が強い。という事を書いたと思いますが、果たして最初から写真はアートだったのだろうか。つまり写真家は最初からアーティストだったのだろうか。と言うのを考えてみた話です。 発明家だった「写真家」 現存する世界で一番古い写真は1822年にフランスのジョゼフ・ニセフォール・ニエプスが撮影した「用意された食卓」という写真であるらしいです。"らしい"と

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          2つもある!ヒコーキの神社

          神社と言うと普通は昔からその地に祭られている神様のお社だと思うのですが、たまに想像もできないような神様がお祀りされてる神社があります。 最近発見した想像もできない神社は何と飛行機をお祀りしている神社。しかも一つや二つではない数の神社が飛行機をお祀りしているのです。 近畿地方だけで2箇所もあるのを見つけたので、ひとまず見てきました。 「飛行器」の神社・飛行神社 京都府八幡市にある飛行神社はライト兄弟とほぼ同時期に動力飛行を目指した日本の航空機研究者。二宮 忠八が設立した

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          10年前のカメラで十分な気がする

          600万画素機メインの写真生活になってからあまり最新機種を見なくなっていたのですが、とあるきっかけで最新ミラーレスの情報を集めてみる機会がありました。高けぇ。今どきの最新ミラーレスってこんなに高いの? いや、昔からプロ用の機種は高いものだったけど、今は一般向けの製品でも割と高価なんじゃないかと思います。 高価になった理由はまあ分かります。解像力やらAF精度やらがフィルム時代の一眼レフとは比べ物にならないレベルになっている。最大ISO感度が5万1200とか、3D動体予測AF

          10年前のカメラで十分な気がする

          画像仕上げ:ノイズ

          メーカーによって呼び名が違いますが、ピクチャーコントロールとか、ピクチャースタイルとか言われてるコントラストとか色あいとかのカスタム設定を使いこなして、自分だけの写真に仕上げる。というデジカメならではの機能がありますが、これを突き詰めすぎて後戻りできない領域まで行ってしまった。という話です。 気に入ったピクチャーコントロールが見つからない 皆さんは凝った設定のピクチャーコントロールを使ってらっしゃるでしょうか。自分はほとんど「リバーサル」か「風景」つまり解像感、コントラス

          画像仕上げ:ノイズ

          お城に咲く花

          何となくですが、桜にはお城に咲く花というイメージがあります。実際に撮りに行っている写真を見直してみるとお寺の桜か多いんですけど。 完全に個人的な思い込みなわけですが、どうしてそんな思い込みがあるのか考えてみました。 忠臣蔵の影響? 子供のころアニメっ子で現実感の薄い、空想物語が好きったからか、特撮物が苦手で、マジンガーZやガッチャマンは好きでもウルトラマンやゴレンジャーは苦手でした(嫌いなのではなく、「苦手」という微妙なニュアンスご了承くださいw) 同じ流れでアニメの

          お城に咲く花