就活が気持ち悪い

こんにちは。大学4年生になりました、くろのしろです。だいぶ強気なタイトルかもしれませんが、私の本心でございます。

結構、そう思ってる就活生って多いんじゃないかなと思います。今回は、就活に対し、どのような点で気持ち悪いかと思っているか、ということを整理する、そして、同じ悩みを持っている人に届いてくれたら、という目的でnoteを書きます。

就活が気持ち悪い理由①:自己PR

就活で書かなければならないもの、と言ったらES(エントリーシート)ですね。そして、その中でもESで必ず書かないといけないものは、「自己PR」もしくは「自分の長所」です。

これの何が気持ち悪いか。それは、自分に自信がないのに、さも自信ありありで、「自分のこういうところがアピールポイントです!!☆」と書く・言わなければならないからです。

例えば、自分がとある商品を作り出す工程に参加していて、やっと出来上がって世に送り出す、とか、そういう場面だったら、それのPRとかはできるのでしょうけど、別に自分の性格とか、長所とか、作ってるわけじゃないですよね。

それに、自分の長所とかって他人に指摘されて初めて気づくことって多いと思うんですよね。そのぐらい自分では気づけないことを、自分の口から伝えるというのもなんかキモイ。

これはもう捉え方の問題かもしれませんが、自分の長所はこれかな、と見つかったとしても、「いや、自分よりすごい人いるかもしれないし…」「自分よりできる人がいるかもしれないのに、この程度をアピールしてもいいものか…」となってしまうわけです。

相対的なものなので、自分がそう感じるのならそれでいい、とアドバイスをする方もいらっしゃるかもしれませんが、(私も実際受けました)それはあくまでも面接やESのその場しのぎの話で、職場で実際に数年・数十年と働く、となってくると話違ってきませんかね?


就活が気持ち悪い理由②:媚び売ってる感

先ほどの①の理由もここに繋がってくるのですが、やはり面接官に対し「媚び売ってる感」がちょっと…となります。

本心ではどう思っているかわからないのに、口角をニヤリと上げてうんうんと頷くわけです。相手に拾ってほしくて、自分を高く見せようとしているわけです。

以前、Webでの会社説明会があり、そこではチャットが表示されていて、参加者のコメントが流れるようになっていたのですが、企業が「弊社はこういう活動をしています」と話しているとき、チャットに「感銘を受けました」というコメントが一斉に流れてきました。もうずらっと。正直引きました。みんな感受性豊かですね…?私はふーん、そんなことやってんだ。くらいにしか思わなかったので、何だか生きている世界線が違うな、と思いました。私は、嘘でも気に入られるようなことは言いたくないんですよね。

それに、バイト・サークル・部活などのこともよく聞かれますが、それをやろうと思ったときや、やっているとき、就活のことを考えていますか?少なくとも私は考えていませんでした。

私は部活やサークルに所属していませんでしたが、もし所属していたとしても、友達に誘われた、や、何となく楽しそうだから、とかそんな理由かと思います。バイトも、自分のお小遣いが欲しかったから始めました。特にこれといった高尚な理由はありません。

でも、就活というマジックにかかったとき、それらには不思議な価値が貼られます。これらの経験に意味や学びを見出さなければならないのです。なければ、無理やり作り出すなり、脚色しなければなりません。

バイトや部活を通して学んだことは、それなりにあります。でも就活でわざわざ話すほどのことではありませんし、話せないこともあります。だから、後付けの価値をペタペタと貼り付けているような気がしてならないのです。就活が終わったら、飛んでいって忘れてしまいそうな価値を。

そして、その学んだことさえも、志望動機や自己PRとかに絡めていけ、というからまたうんざり。そこまでする?みたいな。
経験をいちいちそういうのに絡めるのは、なんかくどいなぁと思ってしまいました。

スーツについて

前は就活するのにみんな同じ服装で怖い、キモイ、と思っていましたが、今はスーツでいいや、と思っています。その理由はこれ着とけば間違いないから。以上です。

自分なりの対処法

自己PRも志望動機も、自分が本当に役に立てるかわからないのに、自分のいいところをアピールしなければいけなかったり、役に立っている将来像を言わなければならないのです。

将来像は働き始めてから、少しずつ想像したい、というのが正直なところ。何に夢中になれるか・何にやりがいを見出すかは、実際に働いてみないとわからないのに、それをやる前に語るのはちょっときつい。

そんな自分なりの気持ち悪さに対する対処法ですが、「背伸びしない」と決めることで、どうにか保ってます。

大学側にESの添削依頼をしたとき、「素直に書きすぎ。少し背伸びして」と言われましたが、本当に無理だったので、結局書き直さずそのまま提出しました。(例えば、実際に働いてみないとわからないと思うところは、「実際に働いてみないとわからない」とそのまま書く)その企業の面接は今からなので、これが吉と出るかはわかりません。でも、自分としてはこれでいいと思っています。

みんな背伸びしいるのだったら、背伸びしないほうが逆に目立つかもしれません。そして、自分を繕って面接を受けた、と思わないという点で自分の精神衛生上良いです。

だから、私はESに書いたことも、面接で言うことも、本心に真摯でありたいと思っています。

最後に

そもそも、何年・何十年と会社の労働力になろうとしている段階で、自分を繕わなきゃいけないって何なんでしょう。面接って言ったもん勝ちゲーなんですかね。

人には向き不向きと言うものがあって、自分をアピールするのが得意な人もいれば、そうではない人もいる。そうではない人にとって、就活はきつくないですか?本当は能力持っているのに、面接でそれをアピールできなかったために、能力がなかったことにされてしまう。悲しいですね。

対処法とか言いましたが、この気持ち悪さに耐えられないかもしれません。正直誰か助けてほしい。

就職が嫌なのではない、就活が嫌。

どうにか、この気持ち悪い就活を面白がれる余裕を持てるようになりたい。

長々と失礼しました。こんな愚痴を最後までお読みいただき、ありがとうございます。もしどなたか、アドバイス等ありましたら、ぜひコメントよろしくお願いします。

では。

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