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エッセイ

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これまでに書いたエッセイをまとめています。🍀
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#おいしいお店

ロイホであんみつに出会い直す。

ロイホであんみつに出会い直す。

以前、もはやわたしの作業部屋といっても過言ではない、愛しのコメダ珈琲についてつらつらと書いたが、比較的お客さんが少ない時間帯であれば、ファミリーレストランも作業場所として最高である。

なんたって、食べ物が充実している上に机が広い。その上ドリンクバーという、カフェオレも珈琲もメロンソーダも何でも飲み放題という神システムが存在するのだから。

そして意外と、時間を選べば、パソコンをカタカタしているサ

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コメダ珈琲のアレ。

コメダ珈琲のアレ。

「好きなチェーン系カフェは?」

そう誰かに聞かれたら、わたしは間髪入れず、何の曇りもない眼でこう答えるだろう。
ーそう、「コメダ珈琲。」だと。

わたしのエッセイを読まれて長い方々は、ご存じかもしれないが、ちらちらコメダ珈琲への愛を垣間見せてきたが、今日はその魅力を存分に語らせていただきたい。

わたしがコメダ珈琲が大好きになったのは、社会人数年目になってからである。
その当時一人暮らししていた

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いざゆかん、名古屋グルメ旅。

いざゆかん、名古屋グルメ旅。

今回の行き先は名古屋。

新幹線でも行けるけれど、近鉄の特急列車が好きなので、「ひのとり」で行くことにした。   

シックな赤色の車体がかっこいい〜。

車内は広々としていて、全座席に充電コンセントがついている。しかも机が頑丈なので読書したり、書き物したりするわたしにはとてもありがたい。

そして地味におおっと感動したのが、後ろの人に遠慮せず椅子が倒し放題の仕組み。

後ろに座席を倒すときってや

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齢30、ラーメンの奥深さを知る。

齢30、ラーメンの奥深さを知る。

〆のラーメン。

かつてそれは、まるで解散するまでの楽しい時間の延長のような、なんだか心躍る時間であった。

そんな〆のラーメンがわたしの生活の中から消えて久しい。主にその理由は、3つある。

まずこの流行病。言うまでもなく誰かとご飯に行ったり、集まったりという機会がほとんどなくなった。
2つ目。周りの友人たちも家庭を持ち、子どもが生まれるなどのライフステージの変化により、行くとしても晩ではなく、

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スイーツの瓶と種。

スイーツの瓶と種。

一目見て、これはアートだと思った。
以前とあるカフェのアートなスイーツについて書いたが、これはそれとは全く別物の芸術品だ。

そのケーキとの出会いはふいにやってきた。
京都のコンセプトホテル、「GOOD NATURE HOTEL※」に宿泊したわたしは、お部屋の全貌をチェックし終えた後の楽しみ、お茶菓子拝見タイムに取り掛かる。

(※素敵なホテルだったのでまたいつかこれについても書きたい所存...)

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カレー屋で気付いた、気遣いの方向性。

カレー屋で気付いた、気遣いの方向性。

今日のランチはカレー!!!

出先で、ネパール🇳🇵・インド🇮🇳料理の看板と、お得なランチセットの張り紙を目にした瞬間、今日何食べようか、、と悩んでいたのが嘘のように即決してしまった。

時刻は、お昼時のピークを過ぎている2時前。

おそらく店内は空いているだろう。

そう思いながら、がらりと扉を開ける。
しかし予想に反して、こじんまりとした店内はお客さんで埋まっていた。

「あ、すいません

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寄り道のカツサンドと結婚。

寄り道のカツサンドと結婚。

使い古したスニーカーは、上からも下からも嫌と言うほど水を吸い込み、歩くたびにぐじゅぐじゅと鳴いた。

幾度と経験してきても、この感覚は「不愉快」という三文字に集約される。

真っ直ぐお家に帰って晩御飯を作るべきなんだけど、ささやかなもやもやが、寄り道へと誘う。

せめて心に降る雨は晴らしたくて、少し冷えた身を気になっていたカフェに寄せようと思った。

帰宅途中にある、前から気になっていた、
かつサ

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