わたしの居場所はどこ?#8月31日の夜に
この企画を知った時、学生時代を思い出して
少し心がざわついた。
もどかしいような、懐かしいような、
なんとも言えない感覚。
あの頃の思いを、今のわたしの目線から
書いてみようと思う。
わたしの学生生活はかなり平凡で
今思えば、もっともっとたくさんの経験と
思い出を作りたかった。
毎日、授業が嫌で眠ったり携帯見たり、
本読んだりして。
友達との人間関係はすごく恵まれていて
友達がいたから学校に行っていたと言っても
過言ではないくらい。
何かに熱中することなく
気づけば1日が終わって、1年が過ぎて
あっという間に卒業の日。
こんな平凡で順風満帆そうにみえる中でも
人間関係に悩んだ時期がある。
この経験をして、わたしは人間の奥深くに
隠れた感情や、闇を間近で感じた。
そしてそれは、わたしを強くした。
わたしの居場所はどこ?
ちょうど夏休み目前のこと。
その日は大雨。
湿気嫌だなと思いながら
いつもと同じように登校していた。
学校につき、隣のクラスの廊下の前を
通って、5、6人の女の子に「おはよう」と
声をかける。
「・・・」
(あれ?聞こえていないのかな?)
「おはよう!」
「・・・」
(あ、完全に無視だ)
それは前触れもなく、突然訪れた。
意味がわからない、何もしていないのに
なんで無視されないといけないの?
その日は1日そのことで頭がいっぱい。
もちろん授業なんて入ってこないし、
お昼ご飯を食べたかさえ覚えてないくらい。
いつも仲良くしているクラスメイトは
いつもと変わらないから唯一の救い。
そのくらい、わたしの中で友達という存在は
大きかったのかもしれない。
相手の顔色を伺い、相手の気持ちを察して。
本心よりも相手を優先するような。
そんな関係になっていたときもある。
今思えば、この頃のわたしは、
自分の気持ちを押し殺して生きていた。
嫌われないように、合わせる。
もはや、心から友達と言える関係性では
なかったかもしれない。
もちろん全員が全員ではないけれど。
そんな不安定な時期に、無視。
わたしの心に大ダメージ。
でもこれは、わたしにとって
大きな転機となった。
これを機にわたしは、
ありのままの自分、素の自分の存在に気付き、
自分と向き合うことができるようになった。
この無視は、1週間くらい続いた。
毎日毎日、エスカレート。
こっちをガン見してるくせに
振り返ったら目を逸らす。
むしろ、わたしのことを考えてる、
話している時間を作ってくれて
ありがとうってレベルまで達した。笑
わたしは無視を始めた当本人(以下A)に
直接話を持ちかけた。
今までだとこの行動は
考えられなかったかもしれない。
でもなぜか、素直にこれができたのだ。
原因は まさに嫉妬。
よくある恋愛トラブルだった。
Aには、恋人がいた。
その恋人が、わたしに好意を抱いていると
勘違いしたのが始まりだ。
本人同士で話し合えば、すぐおさまるものが
巡り巡って、噂は大きくなり
嘘が嘘を呼び、いつのまにか
全然違う作り話が生まれる。
学校という小さな社会の中で
人は、人と比べて上下関係を作りたくなる。
互いに嫉妬が生まれるからだ。
自分が他人より優れている点を見つけたがる。
本質はそうじゃない。
みんな違って当たり前。
みんな違ってみんないい。
人の数だけ、考え方や個性がある。
この小さなコミュニティにいると
ここしか見えていないから
このことに気づけない。
この狭い世界で、生きていくしかないと
なんとなく思ってしまう。
それは誰が悪いわけでもない。
その環境がそうさせてしまっている。
みんな違って当たり前。
他人と比べるものではない。
むしろ個性があるからこそ人は輝ける。
先生はこのことを教えてくれない。
むしろ、個性よりも集団の中で
生活していく術ばかりを教える先生が多い。
もちろんそうでない先生もいると思うけど。
例えば、なぜ髪の毛は染めてはいけないのか。
地毛が茶色の人もいる。
それをわざわざ黒にしないといけない。
その人にとっては、黒にすることが毛染めに
なってしまうのに。
そもそもなぜ黒髪にしないといけないのか。
それさえも深掘りすると明確な根拠がない。
統一感?学生らしさ?真面目にみえる?
話が逸れてしまいましたね。笑
失礼しました。
そう!
だから、社会に出て
個性や自己表現できない人が増えている。
育ってきた 環境 が影響している。
話を戻そう。
わたしにも非があったかもしれないが
その恋愛トラブルに巻き込まれたことで、
少数派からの無視。
結局、Aと話したことで誤解が解けた。
そのあとすぐ、
少数派からの無視は、ぱったりなくなった。
何もなかったかのように
普通に挨拶され、話しかけられるように
なったのだ。
あれはなんだったんだ。
その時に、わたしは人間不信に陥った。
上辺だけの情報で
話を盛り上げ、噂が生まれる。
だからわたしは
イメージだけで作られた話は信用しない。
それの本質は何か。
そこを追求する思考を持つようにした。
この頃に、こんな経験をしてよかった。
この経験をしたから、今のわたしがいる。
より一層、
相手の気持ちを考えられるようになり、
相手がなぜこれを伝えたいのか知りたいと
思うようになり、
相手が不快に思う表現はしないよう
考えて話せるようになった。
わたしは前より、自己成長でき強くなれた。
今では、笑い話として話すことができている。
わたしの場合は、
このことを相談できる人がいた。
だからそのときは、そこまで苦痛にならず
むしろ負けないし、自信を持って
毎日学校にいっていた。
ずっと近くで支えてくれた子には
本当に感謝しかない。今でも大親友だ。
★
今、何か辛いこと苦しいことを
抱えている学生さん。
大丈夫。時間は止まらない。
その辛さは一生なんて続かない。
今は暗いトンネルの中で、出口が見えない
かもしれないけど、
絶対に一筋の光がみえます。
でもそれは、あなたが行動したときです。
ずっとその場に立ち止まっていては
何も変わらないし始まらない。
少しきつい言い方になってしまったかもしれません。
でも、あなたなら必ず行動できます。
変われます。
だって、あなたはその辛い経験をしたから。
本当に強いです。
ほんの少しずつでいいのです。
一歩、いや0.5歩でもいいから
前に進んでみてください。
下を向いていては、道は見えません。
例えすぐそこに、光がみえていたとしても。
顔を上げてみてください。
今日の空は何色ですか?
変わろうと思い始めるだけでも、
あなたはもう、変化しています。
とってもすごいことです。
ゴミばかり見えていた視界も
いつの間にか、道端に咲いた綺麗なお花に
目がいくようになっているかも。
あなたは、決して1人ではありません。
必ずあなたを想ってくれてる人がいます。
今いないと思っていても
行動した先に、必ず現れます。
わたしはそう信じています。
信じましょう。まずは自分を。
あなたは、とっても素敵な人です。
あなたの未来を変えるのは
あなた自身ですよ。
自分次第で、未来は180度変化します。
頑張らなくていい。
あなたは十分頑張っているから。
自分の気持ちと素直に向き合って、
深呼吸して、さあ動いてみましょう。
あなたの未来が、
あなたにとって幸せであることを
心より願っております。
わたしはいつでもここにいます。
また下を向きそうになったときは
いつでもここへ帰ってきてください。
お待ちしています。
最後までご覧いただき
ありがとうございました。
素敵なあなたに読んでいただけて幸いです。
りあん
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