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独身だけど子育てサロンに行ってきた。

私は一生独身だと思う。
アラサーになっても、誰かを好きになったことはないし、誰かと一緒にいたいとも思わない。
なんなら家族や他人と時間を共にすることが苦になることもある。

そんな私は、今回初めて子育てサロンに行ってきました。
友達の付き添いです。
正確に言うと、6ヶ月の子どもがいる友達を私から誘って、一緒に行ってきました。

独身であることに焦りはないけれど、ライフステージが変わっていく友達と経験の差ができていくことに悔しさというか、不平等さを感じていました。
結婚や出産など独身だと通らない道で、一生経験しない出来事がたくさんある状態で人生を終えることがもったいないなと。

あとは、もっと知りたいという気持ちが強かったのかもしれません。
周りの友達はどんどん子どもが産まれていて、久しぶりに話してもおそらく1番関心度の高い話題は子どもの話だと思うんですよね。
初めての子育てで不安や悩みが尽きないだろうけど、私にはたとえ想像することができたとしても理解することはできない。
むしろ想像にたやすくないと思っています。
それでも、何かしら力になりたいという想いから、まずは状況を知るということで、少しだけでも共感することができるのではと考えました。

もうひとつの理由としては、最近社会教育について学んでいることにあります。
まだまだ詳しくはないのですが、社会教育は学校・家庭で行われる教育、いわゆる学校教育と家庭教育以外のものを指すようです。
そして、家庭教育の支援も社会教育が担う部分になるそうです。

最近では、家庭内暴力や育児放棄等のDVの問題もよく聞かれますが、正直仕方ないのではないのかと、個人的に思うこともあります。
初めて迎えた新しい命と日々向き合うプレッシャーに私は耐えられる自信がないからです。
そのために、たくさんの支援があると思うのですが、その支援にたどり着かないというのが、1番の課題のように推測しています。

さて、今の私に何ができるのでしょうか。
そもそも子育てサロンって、どこにあって、どんな役割で、どんな場所なんだろうか?
まずは現場を見てみたい。
でもさすがに独身が気軽に立ち寄れる場所ではないので、子連れのお友達をお誘いしたのでした。

今回お邪魔したのは、自治体が運営している公立の認可保育園の一角でやっている子育てサロン。
おそらく、そこの保育園の先生が出迎えてくれ、サロンの利用方法について説明した後、お母さんの悩みをヒアリング。
お母さんにとっては、先生が何者かわからないようでしたが、話を聞いていると先輩お母さんであることを知ったり、アドバイスをくれたり、頼りになる方々だと認識しているようでした。

友達が悩み相談をしている姿を見て、誘って良かったなと思いました。
特に、睡眠と生育についての話をしていたのですが、他の子どもとの比較で悩んでいたようです。
人それぞれだとわかってはいても、やはり気になってしまいますよね。
この点に関しては、ママ友や先輩ママさんがたくさんいてもなかなか回避できる内容ではないと思うので、プロの力を借りられて良かったです。

それと同時に、誘った時は友達が悩んでいることは知らなかったのですが、結果的に専門機関に繋げることができ、これが「社会教育」というものなのではないかと感じることができました。

これは、あくまでも副産物です。
副産物の方が意外と大事なのでは、と最近思っていたところですが、まさしくですね。
副次的に得られるものの方が価値が高いと思いつつ、それを主としてしまえば副次的ではなくなってしまうというジレンマがあります。
それでも副産物を得るために、今はいろんなことをやってみたいと思っています。

いつか、何かを得ることがあると信じて…


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