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アポロの俳句 夏 一

チョコバナナ売る姉ちゃんの声高し
流星の沈めるプール開かるる
回心の朝の青ぞら青葡萄
廃棄物処理場の庭めぐる薔薇
階段に大蟷螂の待ち構え

(自己解説)
①夜店の句でありますが、夜店 と バナナ が季語季語なので、どちらを主役に使うべきか。バナナが勝ちました。
➁こちらは季重なりです。ただし、プールに沈んでいますから、流星の季感もここでは沈んでいると捉えてください。プール開きが主役です。読み方次第で朝明けの空気も感じられましょう。流れ星は秋の季語です。
③回心するからには、立ち直らねばなりません。少し厳しい語感のする回心に、あさ、あおぞら、あおぶどう、と優しき印象の単語をリズミカルにつなげました。 あ がぽんぽんぽんと続く、気持ちいい作品です。
➃なんということでしょう(笑)クリーンセンターの中庭に、すっと咲く赤薔薇です。昭和の歌謡曲っぽいノスタルジックなムードがでていますね!でてないかな?
⑤実体験です。小学生のとき、マンションの階段にでかいのがいました。迂回しようかと思うほど威嚇されました。おおかまきり。
だいとうろう、とよめばなんかどっかの焼き肉屋さんみたいですな(笑)

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