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アポロの俳句帳

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有季定形俳句を馬酔木系講師より学ぶ。のち独学。 初級者に対して、楽しくやさしい俳句入口案内人たりたい。 過去にnote内外で発表した作品をここに置く。 ★どちら様もお気軽にお越… もっと読む
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2021年11月の記事一覧

【俳句】無季五句

【俳句】無季五句

ヘッダーはアポロの落描き、新作です。
落描きといえどもけっこう自分色を出そうと本気で頑張っていますw

遊びだけど本気ってゆーのは俳句の詠み方にも通ずる姿勢だと思います。
そんな訳で、本日は本気の俳句遊び。
季語なしの五句です。

無季俳句とは。
要するに五七五、十七音の「詩」です。
季節を感じさせてもいいし、季節感がなくても良し!
有季俳句より自由ですね😆

という訳で。
読者のみなさん、良い

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【俳句】一物仕立てと取り合わせの違いとは?(・ω・)「✒️

【俳句】一物仕立てと取り合わせの違いとは?(・ω・)「✒️

こんちは、アポロですっ!!

みんな仲良く俳句やってる?

今日はね.......

A 「一物仕立ての俳句」六句
B 「取り合わせの俳句」六句

それぞれ並べてみました。
ちがいの理解の参考にしてください。

‪✐☡ ⋆*A-1びいと啼く尻声悲し夜の鹿
(松尾芭蕉) ・一句の中で「鹿」のことのみを詠んでいます。

B-1古都の音はおやすみのうた夜の鹿
(宇谷風月)・一句の中で「古都の音(

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アポロの俳句(冬一句・懐炉)

アポロの俳句(冬一句・懐炉)

毳立つて捨て頃となる懐炉かな(けばだってすてごろとなるかいろかな)

どうも、アポロです。
無粋ですが詠者解説を少々。

この懐炉(かいろ)俳句は、一物仕立て(いちぶつじたて)です。

咲き満ちてこぼるゝ花もなかりけり   高濱虚子

 このように、季語の成分だけで一句が成り立っている句を一物仕立てと呼びます。

今回は何か別のテーマや素材と組み合わせるのではなく、懐炉そのものを詠みました。
ちょ

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