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夫婦のこと、生きること

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現在進行系で形を変えている、私達夫婦のこと。離婚調停中 (←NEW!)
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#離婚調停

旅立ちの日のその前に(不登校日記4&離婚調停3)

旅立ちの日のその前に(不登校日記4&離婚調停3)

山村留学が正式に決まった。

いや、実を言うとまだ夫からのクレームは続いているのだけれど、決まりましたよね、決まっていないと困りますよね、という今日はもう三月下旬。

三月の調停は、転出手続きをとらなければならない2週間前という日程で、ここで決まらなければ次の調停は四月以降、つまりもう新学期に間に合わない、という、かなり危ない橋を渡るスケジュールだった。

そしてその三月の調停から遡ること一週間前

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助走からガードレールを飛び越えて2車線向こうに着地できそう

助走からガードレールを飛び越えて2車線向こうに着地できそう

夫と別居して一年半が経ち、その間、とにかく問題が尽きなかった。

最初の数週間だけだったろうか、夫が平穏だったのは。

約束していた婚姻費用は、すぐに半分以下しか支払われなくなり、攻撃的なメールが日を置かず送られてくるようになった。

そして、夫は家の鍵を持っているので、留守中にあがった形跡があって、大切な書類は持ち去られるし、時には私の衣服だけが何着もクローゼットから放り出されていた。その他いろ

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おもちゃの指輪も、きらきらひかる。

おもちゃの指輪も、きらきらひかる。

何度も結婚離婚を繰り返し、更に披露宴も盛大に開くと、冗談半分で「ご祝儀返しなさいよ」などと言われると聞く。

本当にそんなことを言った、言われた人が居るのかどうか、お会いしたことがないのでこれは都市伝説なのかもしれない。

けれど、自分が離婚すると決めると、じわじわと私達の結婚を喜んでお祝いしてくれた人達の事が思い出される。

ご祝儀云々と言う友人や親戚がいる気はしないけれど、私達も自分たちの出来

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今年の夏は暑かったらしい

今年の夏は暑かったらしい

観測史上初の。異例の。災害級の。

そういう暑さだったという夏が、私には、ほとんど苦にならなかった。

もう酷暑が何年も続いていて、夏のふるまい方が身についてきたのかもしれない。冷房は欠かさないし、日中に長時間歩かない。水分は必ず備えて、命を守る行動をとる。こどもを遊ばせるのはプールばかり。

でも、それだけではなくて、私はこの夏とても元気だった。会いたい人に会い、気になる場所に出かけ、離婚調停の

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秩序があって安全(離婚調停①)

秩序があって安全(離婚調停①)

離婚調停なるものに通っている。

調停は、家庭裁判所内で行われる。そこは家からそう遠くなかったけれど、なにしろ最寄りの家庭裁判所がどこにあるのかということも知らずに生きてきて(そして大抵の人は、所在地を知らずに一生を終えるのだろうけれども)、私は計らずもそれを知ることになり、これから月に一回通うことになろうとは、人生というのは本当に思いもかけない事が起こるものよ、と他人事のように思う。

他人事の

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山村留学でまた揉める(離婚調停②)

山村留学でまた揉める(離婚調停②)

山村留学が正式決定し、私もこどもも喜び、そして学校やご近所さんまでも、みんなで応援してくださっていたのも束の間。

ここからちょっと雲行きが怪しくなる。最終決定した三日後、離婚調停があり、その場で転居を伝えると、夫の反対表明が始まった。それはもう、荒ぶらんばかりに。

もちろん夫には、事前にこどもを通じて山村留学の意向は伝えてあったけれど、特にアクションはなく、決定した瞬間から妨害しようと決めてい

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