シジマと自分　シジマは自分

無邪気にまかせて運転させた体が
世界に溶けて
抵抗なく遊ぶ様を
自分のことのように
他人のように味わった日の記憶は
もう遠いきのう(過去)

独りぼっちだけれど
一人じゃないと感じさせる
胸の奥の確かな存在が
指差す道は
絶望の暗闇が住む未知の世界
そして元々は
希望と夢だらけの世界

思い込みの数だけ
世界を作り直したのは自分で
その世界の有り様を
誰かの責任には出来ないと知っているんだ
戦うべきは何なのか？
それは運命とか宿命じゃなく
自分だと気づくのは
世界の一部の鮮やかな場所に
生きるとは？を
聴いた時からだろう

今の自分は自分史上最強と信じ
ラストボスのきのう(過去)の自分に挑むこと
その難易度に嫌気がさし
いつか疲れる時はくるけど
やめられはしない
今の自分が背負ってるんだ
戦ったきのうまでの自分の想いを

夢を

無念を

打ち勝ったきのうの肩を抱きしめ
約束した今を懸命に運命と創りあげてく
明日の自分に
何もかも渡して
重たくならないように
平等に苦しみ
平等に楽しみ
幸せであるために

いつも君(過去)が観てた世界じゃない
そのままのカタチのセカイ
大人ってシールの貼りつけが眼をふさぎ
見えなくなってしまっていても
今ここから消えることなく
しじまで五感から侵入して
語りかけてくる

その情報に
頭静かに
胸澄まし
何色思考も着せずに
受け取り
駆け回れ

難しいけど
難しいことではないと
あの日の無邪気(君)が
夢にあらわれ語ってる

昨日に負けることは悪くない

負けるから
勝つための糸口が少しづつでも
見えてくるから

勝つべきを見失わず

大事なものはちゃんと握りしめて

荷物は必要なだけで

さぁ
今日もはじまった