ディズニーシーの年パスを買って、小6息子と15回行った話
小6の息子が「僕もそろそろ塾に行ったほうが良いかなあ?」
と言い出しました。
待てよ待てよ~
「行きたい」とは言ってないんです。
ってことは?
友達が通っているので、
そこに一緒に是非通いたいとかではないんですよ。
その頃、我が家の近所では、だいたい、
6年生の冬に塾に入る感じでした。
公立の中学に入る人たちが、
中学に入ってから恥をかかないようにってことですね。
保護者の深い愛情が塾代になるわけです。
皆愛されているんです。
幸せな子供たちです。
月に2~3万でしょうか?
まあまあ大きいお金です。
結構使い出のある金額ですよ。
さて、どうしましょうか?
実は
告白しますと、
私はケチなんです。
ケチですからね、
「僕もそろそろ塾に行ったほうが良いかなあ?」
そんな事のために、そうそう出しませんよ。
だって、そうでしょう?
「どうしても行きたいので行かせてください」
じゃないんですよ!!
勉強に遅れないようにお金を出すのも深い愛情ですが、
「世の中はそんなに甘くない」
そういうことを教えるのも、保護者の仕事です。
お金の使い方を一緒に考えるのも重要な教育です。
「何で行くと良いと思うの?」
「なんか、みんな冬から行くって言っているから、
僕も行ったほうが良いのかなと思って」
やっぱり、そんなことだ。
勿体ない。
「遅れちゃってる教科とか無いでしょう?」
「別に無いよ」
勿体ない。
「じゃあさあ、中学の勉強をこれから自分でする自信が無いの?」
「う~ん、大丈夫だと思う」
そんな、
ちょっとした保険のためにお金を使うなんて~
私は力を込めて言いましたよ。
「お母さんはねえ、会ったこともない塾のおじさんに、
何となくお金を使うのは嫌なのよね~」
「そうだね」
「それならば、そのおじさんにあげる分のお金を、
あなたにあげるほうが、ずっと良い。自分で勉強するならばね」
「そうなの?」
「そりゃ~そうよ。知らないおじさんにあげるよりは~」
その時、ピカッとひらめいたんです💛
「ねえ、そのお金で年パス買ったら?」
「年パスって、ランドの?」
「だって、あなたは自分で勉強するから塾代を使わないんだよ」
「うん」
「みんなは塾で使うんだから、うちは、その分を年パスに使えばいいじゃん?総理も消費を拡大してくださいって言っているんだから」
「良いの?」
「良いよ~」
「でも、片道2時間かかるよ。1年で何回行けるかなあ?」
「それでも月に1回は行くでしょう?1年で12回は行けるよ」
一緒に行く友達がいないとつまらないから、
半年小学校の友人と行って、
残りの半年は中学の友達を呼べるようにと考えて、
(中学で新しい友達と話すきっかけになると思いました)
で、10/16スタートにしました。
丁度半年で4月になります。
買いました。
これ。
インディジョーンズ目当てで、
今回はディズニーシーにしました。
毎月、子供をぞ~ろぞろ連れて行きました。
お爺ちゃんお婆ちゃんを誘う日もありで、
1年間で15回行きました。
最高の思い出です。
で、最初のセリフはは、
「僕もそろそろ塾に行ったほうが良いかなあ?」
でした。
私は最初から見抜いていましたよ。
やっぱり、息子の本心は「もっと遊びたい」でしたね~
それ、私の本心と一緒です。
今年も💛楽しかった~
という事で、
書きあがったので、28歳になった息子に読んでもらいました。
そうしましたら、
「こんな牧歌的な話だったっけ?小6の本心の部分はそれでいいけど、お母さんが何故塾ではなく、ディズニーの年パスを選んだかの判断をキッチリ書いたほうが良いよ」
「確かに」
そう言えば、
その頃の息子は、よく勉強をしていました。
小2から数学だけは一年先を教えていましたが、
他の教科は自分でやっていました。
一番仲良しの友人が中学受験するために塾で忙しかったので、あまり遊べなくなっていました。なので、5時までは毎日遊んでいましたが、夜は勝手に勉強していました。
「○○君が勉強してるから僕もする」と言ってましたね。
一年先の数学を、問題集読みながら一人で勉強していましたし、理社も一年先をやってました。
それに、小学校に行けるのがあと少しだから、今のうちに図書室の本を全部読むと言って、毎日1冊以上読んでました。
こんなに本を読んでいるのに、お金払って塾で国語やる意味あるのかな?
と思ってましたし、
これ、塾にお金払わなくても早慶のどれかには入れるんじゃないか?
と考えたら、「その分のお金でディズニーで遊んでしまえ」という決断になりました。
そんなわけで、息子が自分でちゃんと勉強をしてくれたおかげで
塾用の予算を年パスにまわして、お母さんも一緒に楽しく遊べました💛
というお話です。
それから、余談ですが、
連れていく友人には「ゲーム機を持ってこないように」という条件を付けました。
「携帯電話も鞄にしまったまま、出さない事!」
そのルールを守らせました。
30~40分、列に並ぶ時に、どんな楽しい会話ができるかが醍醐味なのに、
手元を見ている子が一人でもいたら興ざめですからね。
皆で、しりとりをしたり、マジカルバナナ…
飴を舐めさせたり、だましだまし並ばせなくても、
子供は自分たちで楽しむ方法を見つける力あるんだから!
最後までお読みいただきありがとうございました。
2021/5/24にnoteを始めました。
NO.15
ディズニーシーの年パスを買って、小6息子と15回行った話
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