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都内で働く20代 ただのジャニオタOL 誰かに向けて発信したいというよりは、私の「好き…

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都内で働く20代 ただのジャニオタOL 誰かに向けて発信したいというよりは、私の「好き」を整理したり、勝手に分析したりする完全なる自己満ツール

最近の記事

最後の夢が続きますように

彗星の空 歳をとると涙脆くなる。 子供の頃から聞いてはいたけど若干疑っていた事象を、悲しきかな最近は実体験として痛感している。少し気になって理由を調べてみたら、大脳の機能低下が原因らしい。あまりに趣がないので、積み重ねてきた経験によって共感力が磨かれたのだということにしておこうと思う。 閑話休題、私が書き留めておきたいのはSixTONESの9枚目シングルABAREROに収録されている「彗星の空」について。 YouTubeで1サビが公開された時点で自分でも面白いくらいに泣

    • 生涯何があっても愛する“はずだった”人へ

      3年と少し前、人生で初めて、推しの結婚というものを経験しました。 その日からしばらく、私は泣き暮らしていました。これは誇張でもなんでもなく、本当によく泣きました。テレビで彼を見る度に、彼らの曲を聞く度に、それはそれは辛い気持ちになって、涙をこらえることができませんでした。自分がなぜ泣いているのかもよくわかっていなかった。とにかく情緒が不安定で、ただの風邪を2ヶ月くらい拗らせました。大袈裟だと笑われるかもしれないけれど、でもそれくらい、彼の存在は私の人生の一部でした。 事あ

      • 変わらないもの(silent #4)

        今回の放送で印象深かったのは、「変わっていない」という言葉。 変わらないために、変わる 高校卒業ぶりに再会した同級生たちは、湊斗も含めて、「想はなんにも変わってない」「佐倉くん変わらないね」と評した。外見はもちろん、サッカーが大好きなところも、仲間たちに囲まれて楽しそうにしているのも、たまに見せる悪戯っ子な面も、彼らの思い出の中の佐倉想のままだった。 事前に想の病気について聞かされていた彼らはきっと、その残酷な現実に際して、多少なりとも性格が変わってしまったのではないか

        • 聡明な人(silent #3)

          ドラマ「silent」3話で描かれたのは、紬の現在の恋人であり、想の親友だった湊斗の苦悩。 彼は、恐ろしく聡明な人だった。誰よりも視野が広く、思慮深く、とても優しい人だった。そしてその素晴らしい人間性が、図らずも自分を苦しめてしまうような、不器用なまでに誠実で、どこまでも愛情深い人だった。 このドラマの世界で描かれる戸川湊斗という人物は、一貫して自分以外の誰かのために生きていた。そして、自分の幸せを求める内なる自分に気が付く度に、狭量な自分を責めるのだ。 好きな人が恋に

        最後の夢が続きますように

          魔法のコトバ(silent #1/#2)

          フジテレビの秋クール木10ドラマ「silent」が始まった。私が今クール1番楽しみにしていたドラマだ。 期待通り、というかそれ以上に、このドラマは私の琴線に触れるものが多かった。まだ2話までしか見ていないのでこれからどうなっていくのかわからないが、特に結論があるわけでもない感想をつらつらとまとめておきたい。 (※以下、ネタバレを含みます) 想いを紡ぐもの 「言葉は何のためにあるのか。何故生まれ、存在し続けるのか。何故この一つの星に、複数の言語が存在するのか。」 これ

          魔法のコトバ(silent #1/#2)

          距離が生む価値

          ステージと客席の隔たり 約一年ほど前に流行った「推し、燃ゆ」という作品を覚えているだろうか。 男性アイドルのオタクをしている少女が主人公というだけあって、私の周りのオタクたちもこぞって読んでいた記憶がある。 もちろん私もしっかり読み、同著に対しての感想まで簡単にアウトプットした。共感できるか否かは置いておいて、あの物語はアイドルとオタクの精神的関係性とビジネスモデルにおけるそれぞれの価値について非常に興味深い表現が多く、私個人としても自分のオタクとしてのスタンスを再度客観視

          距離が生む価値

          10歳になったSnowManと、私

          ※はじめに※ この記事では、メンバーの加入について触れているため、この件について触れられたくない方、加入組担当の方は閲覧を控えていただくことを推奨します。もちろん彼らを傷つける意図は全くありませんが、私の素直な気持ちを記録するという都合上、一部不快と思われる表現があります。「それなら書くな」という意見もあるかと思いますが、言語化するという行為は私の中で必要な行為なので、その点に関してのご意見は受容しかねます。大変恐縮ですが、ご自身で自衛ください。よろしくお願い致します。

          10歳になったSnowManと、私

          夢を見せてくれた彼らへ、今までの感謝を

          ※はじめに※ これは私が私の気持ちの整理のために書き残したものであり、他者を傷つける意図はありません。 デビュー後初の有観客ライブとなるSnow Mania 長年応援してきた彼らの、そして無念にもデビューツアーは有観客での開催が出来なかった彼らの、一年越しの晴れ舞台。これを逃す手はないと思った。長い間積み重ねてきた努力と涙がどんな風に実を結んだのか、どうしてもこの目で見届けたかった。いつの間にか“プレミアチケット”になってしまった彼らのライブへの参加権を得るのはそう簡単

          夢を見せてくれた彼らへ、今までの感謝を

          ラウールという“完全な”少年

          少年性という魅力 SnowManの愛すべき末っ子、ラウールが本日6月27日、18歳の誕生日を迎えた。 18歳。 この年齢をどう捉えるかは人それぞれだが、私にとっては、少年性の消失が始まる年齢だ。18歳といえば、高校を卒業する年。大学という比較的自由度の高い場所へ進学をしたり、就職したりする者も出てくるだろう。車の運転が許され、参政権も与えられる。大人に与えられる権利の一部は、18歳から既に付与され始めるのだ。つまり18歳は、世間からある程度の自己判断能力を認められ

          ラウールという“完全な”少年

          アイドルは希望か、それとも呪いか(『推し、燃ゆ』を読んで)

          「推しを解釈することに心血を注ぐ主人公」という設定に親近感を覚えてこの本を手に取った。読み始めてすぐ、主人公である彼女とは分かり合えないことに気が付いた。 私たちは、特定の著名人や作品を熱心に応援する人々のことを「オタク」と呼ぶ。しかし、その中にはたった一つの呼称では一括りにできないほど多様な考えを持つ人間がいる。 そんな広い枠組の中、確かに彼女と私はどちらかといえば近しい感性を持っている類だと思う。認知が欲しいわけでも、繋がりたいわけでもない。できれば有象無象の一部

          アイドルは希望か、それとも呪いか(『推し、燃ゆ』を読んで)

          6歳になったSixTONESと、私

          今でも夢を見ているように思う。 私がジャニオタであることをどこからか聞いてきた職場の先輩や後輩から「誰が好きなんですか?」と聞かれる度に、「知ってるかなぁ、、ジャニーズJrの、、」と口走ってしまうし、名前を伝えて「あぁ!あの人ね!」という反応が返ってくると、未だに少しだけ動揺してしまう。誰もが知っているようなバラエティ番組で、司会者に1番近い位置に座っている彼らの姿は、この1年で何度も見たはずなのに、見慣れることはなかった。 “ジャニーズJr”という意識がここまで染み付い

          6歳になったSixTONESと、私